育毛に良いといわれる食べ物はたくさんあります。
ですが”食べない”事もまた育毛にとっては大事なようです。
現代社会に生きる私たちは、豊富な食料に囲まれていて”食べ過ぎ”の傾向があります。
食べ過ぎは肥満や血糖値上昇などを招き、生活習慣病の原因になります。その結果として薄毛の原因にもなるのです。
食べ過ぎによる薄毛を予防するための効果的な方法を紹介します。
断食の育毛効果について
空腹状態になると、胃でグレリンという物質が作られる。グレリンは知覚神経を刺激し、IGF‐1を増やすが、その増える量は空腹時間の長さに比例する。刺激を受け、活発になった知覚神経からはCGRPと言われる物質が放出される。CGRPには血管拡張などの作用があり、頭皮の血流をよくし、また毛母細胞を刺激するので発毛を促進するというのだ。
参照元:毛を増やしたければ週に一度の断食をすべし!(アサ芸プラス)
この様な記事が紹介されていました。
断食が薄毛・脱毛の予防に効果的。その根拠となるふたつの説を紹介します。
①断食でサーチュイン遺伝子が増える。
サーチュイン遺伝子はたびたびテレビでも紹介されているので知っている方も多いかもしれません。
長寿遺伝子として有名なサーチュイン遺伝子は、育毛効果や白髪の改善効果もあります。サーチュイン遺伝子がは断食によって増えます。
食事制限をした猿やマウスの方が、平均よりも遥かに長寿になったという実験結果もたくさんあります。
しかし何も食べない断食は素人には健康管理が難しく、筋肉量が減ったり、基礎代謝が減ったりしてしまいます。その結果、健康に悪い影響を与えてしまう場合があります。
オススメなのはいつも食べている量を3割減らす事。そうすることで、最も効果的にサーチュイン遺伝子を増やすことが出来ます
サーチュイン遺伝子には下記の効果があると言われています。
- 美肌効果
- 動脈硬化予防
- 免疫力上昇
- 認知症予防
- 白髪の改善
- 発毛効果
つまり、昔からいわれている「腹八分目に医者いらず」を実践することが、最も有効にサーチュイン遺伝子を増やす方法になるわけです。
正確には「腹7分目に医者いらず」ですね。
②断食でIGF-1が増える
胃の中に何もない空腹状態には、グレリンという物質が放出されます。このグレリンは空腹感を刺激して食欲を増進する効果があります。
それと同時にグレリンは知覚神経を刺激してIGF-1を増やします。
このIGF-1には育毛効果があり、これを利用した育毛剤も発売されています。
断食によってIGF-1が増える、これが「断食が育毛に効果的」といわれる根拠ですね。
育毛に最適!IGF-1とはどういった物質なのか!?IGF-1育毛理論を紹介。
育毛に効果的な断食法
「ともかく、現代人は食べ過ぎ、栄養の摂りすぎで内臓を酷使し、代謝を悪くしている。できれば週に一度の断食を行い、体調を整えるといい。見違えるほど体調は良くなります」
そう東洋医学研究家の玄哲夫氏は説明しています。
本格的な断食は健康管理が難しく危険です。断食を止めるときも、消化の良いものから徐々に慣らしていかないといけません。その点、一週間に1度程度の断食であれば、健康にも効果的なようですね。
ですが、もっとオススメなのが「腹八分目に医者いらず」を実践することです。
1日断食するよりも、すべての食事の量を少しだけ減らす方が効果的です。そうすれば夕ご飯から朝食まで、丸12時間絶食状態になり、断食しなくても十分に空腹感を感じることができます。サーチュイン遺伝子もIGF-1も増えます。
食べ過ぎは薄毛はもとより、あらゆる生活習慣病の原因になります。是非とも摂取カロリーを、いつもの量の2割~3割減らしてみてください。
少なくとも「満腹まで食べる」という悪習は、薄毛予防のためにもいますぐに止めた方が良いでしょうね。
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