コロナ抜け毛とは、新型コロナウイルスに影響で生活習慣が不規則になり、その悪影響で抜け毛が増えてしまうこと。
新型コロナウイルスの蔓延を防ぐための緊急事態宣言。
不要不急の外出をしないようにということで、店舗や飲食店も店を閉めるところが多く、子どもたちは公園で遊ぶこともままならない。
そんな新型コロナウイルスの影響によってストレスが溜まったり、生活習慣が急激に変化してしまった人も多いだろう。
栄養の偏り。
運動不足。
生活リズムの乱れ。
これらの悪影響による「コロナ抜け毛」に悩んでいる人が増えていると、ニュース番組で紹介されてSNSなどで話題になりました。
しかしコロナ抜け毛とは、なかなかのパワーワード!!
この変な面白さが話題になった理由でしょう。
そもそも外出自粛が推奨されるようになってからそれほど時間は経過していません。
生活習慣の乱れで抜け毛の量が増えるっていっても、それはもうちょっと先な気がします。
コロナと抜け毛、本当に関係があるのでしょうか?
調べてみると、「コロナ抜け毛」というワードを作ったのは某頭皮ケアサロンみたい。
そのサロンではコロナ抜け毛の無料相談を承っていて、専門家に気軽に相談できると宣伝しているとか。
そうして顧客を増やして収益も増やしちゃおう、ってわけですね。
よく考えればわかると思いますが、新型コロナウイルスによる生活習慣の変化で抜け毛が増えることはほぼないでしょう。
少しくらい頭皮を不潔にしていても、睡眠不足や運動不足でも、そんなに薄毛は進行しません。
かりに不摂生な生活が原因で薄毛になるとしても、数年、数十年とかけて、少しずつ進行していきます。
万が一、コロナによる生活習慣の乱れで抜け毛が増えるとしても、それはもうちょっと先だと思います。
とにかく、ゆっくりと休み、しっかりとバランスの良い食事を心がけ、外出自粛でも家の中でできることをやってストレスを解消する。
そうすれば、コロナ抜け毛なんて簡単に予防できるのではないでしょうか。
一方で、新型コロナウイルスに感染すると血管がダメージを受け、心筋梗塞のリクスが上がるという報告もあります。
血管が炎症を起こしたり傷ついたりした場合、その影響をいちばん受けるのは毛細血管です。
そして毛細血管は頭皮の毛根に栄養を運ぶ、とっても大切な役割があります。
新型コロナウイルスに感染→毛細血管がダメージを受ける→毛根が栄養不足なる→抜け毛が増える。
なんてことが起きる可能性もあるにはあります。
実際、国立国際医療研究センターの研究チームはが調査した結果、新型コロナウイルスの後遺症によって抜け毛が増えた患者は脱毛は全体の約24%に上ったとのこと。
脱毛は、エボラ出血熱やデング熱のような他のウイルス感染症でも、よく後遺症としてみられるという。
研究グループの同センター国際感染症センターの森岡慎一郎医師は、「新型コロナウイルス感染症の患者の約4人に1人に晩期症状として脱毛が起きるとの結果は驚きだった。
はっきりした原因は不明だが、ストレスが関係している可能性が考えられるのではないか」と話す。
新型コロナウイルスによる脱毛は、日本だけでなく海外からも報告があります。
アメリカの女優がコロナ感染後の脱毛を衝撃告白!
新型コロナウイルスはまだわからないこどだらけ。
治療法はもちろん、その症状も、後遺症についてもくわしくはわかっていません。
そんな中、アメリカの女優アリッサ・ミラノさんが、コロナ感染の影響で髪が抜け落ちる症状を明らかにしました。
米女優で活動家のアリッサ・ミラノさんは12日までに、新型コロナウイルスの抗体検査で陽性反応が出た後、頭髪が抜け落ちる状況が発生していることを明らかにした。
ミラノさんは3月に発熱や頭痛を感じて以降、新型コロナの症状に悩まされている。9日に自身のツイッターへ「新型コロナで頭髪がどうなるかを見てもらおうと思った」「どうか深刻に受けとめて」と投稿した。
添付された動画の中でミラノさんは濡れた髪にブラシをかけ、大量の頭髪が抜ける様子を説明。「一度のブラッシングでこれだけの髪が抜ける。新型コロナのせい」としたうえで、マスクを着用して感染抑止に取り組むよう呼び掛けた。
参照元:米女優アリッサ・ミラノ、頭髪抜ける動画を投稿 「コロナのせい」(CNN)
新型コロナウイルスは血管を攻撃するといわれています。
そのため、もともと血管が弱い糖尿病患者は重篤になることがおおいとか。
たとえ完治したとしても心筋炎の後遺症が残ることもあるとか。
血管に深刻なダメージを受けるとしたら、頭皮の毛細血管がボロボロになった結果として抜け毛がひどくなる可能性もあります。
新型コロナウイルスで運動不足とか、生活習慣が乱れたから、なんてのんきな理由ではなく、ダイレクトな症状として抜け毛が発生する可能性があるんですね。
新型コロナウイルスは致死率はそれほど高くありませんが、しっかりと予防しておいた方がよさそうです。