以前「育毛・薄毛と低体温の関係。低体温を改善してハゲにくい体質を手に入れよう!」という記事で低体温の悪影響を紹介しました。
低体温と同様、もしくはそれ以上に頭皮に悪影響を及ぼすのが「高血圧」です。
高血圧が髪の毛に及ぼす影響と、改善方法を紹介します。
ハゲの原因になる!?意外と知らない高血圧の恐ろしさ!
「わたし高血圧気味で~」
「そうなんだ~」
周りでそんな会話を聞いたことがないでしょうか。
危機感ゼロ!
高血圧という症状は、けっこうありふれてますし、自覚症状がなく、急激に悪化するわけではないのであまり深刻に受け止められていない側面があります。
少しくらいの高血圧は普通だと感じている方も多いでしょう。
ですが、高血圧とは、知れば知るほど恐ろしい生活習慣病である事がわかります。
どういった悪影響があるのでしょうか?
高血圧の悪影響とは?
高血圧はその字義通り、血圧が高い状態を意味します。これは、大げさに言えば常に血管にダメージを与えているという状況なんです。
高血圧の血液はドロドロの状態である場合が多いです。ドロドロであるが故に強い力で押し出さないと、全身をめぐることが出来ない、結果として高血圧の一因になります。
ドロドロの血液が強い圧力で血管を巡る事により、血管自体にダメージが蓄積していきます。ダメージの蓄積された血管は弾力を失い硬くなってしまう。そうして脳卒中や心臓病、動脈瘤の原因になったりします。
事実、血圧が長ければ高いほど脳卒中のリスクも高いことは、大規模な追跡調査でも判明しています。
高血圧は死亡リスクを高める生活習慣病なんですね。
高血圧を予防する生活の9つのコツ
高血圧の改善や予防には生活習慣の改善が最も重要です。高血圧って生活習慣病のひとつと言われていますからね。
そこで、高血圧を予防するための生活のコツをまとめて紹介します。
高血圧を予防する生活の9つのコツ
- 塩分を控える
- 肥満を改善する
- 過度の飲酒を控える
- 喫煙をやめる
- 適度な運動をする
- ストレスを溜めない
- 痩せる
- 急に熱いお風呂に入らない
- しっかりと睡眠をとる
これらの健康的な生活習慣を取り入れれば、高血圧を改善・予防できるでしょう。
特に塩分を控える事が大事です。塩分の摂取が少ないと、高血圧になる確率がグンと減ります。日本人は世界と比べても塩分摂取量が多いとされています。味噌汁とか漬物とか、日本料理ってあっさりしているイメージですが、意外と塩分が多いんですよね。
1日に味噌汁を2杯飲んでしまったら、塩分過多になる可能性があります。高血圧気味の方は、味噌汁は1日1杯までにしましょう。
味噌汁を減らした分ラーメンを食べるなんて、もっと最悪!日本人なら大好きであろうラーメンも、スープまで飲んでしまったら塩分過多です。もちろんスナック菓子にジャンクフードも危険。
高血圧対策にまず第一に取り組むべきは、塩分を控えることではないでしょうか。
育毛・薄毛と塩分の関係。塩分過多でハゲるのか?塩が抜け毛・薄毛を促進する理由。
血圧と薄毛の関係
実のところ、高血圧が抜け毛や薄毛の直接的な原因になるということはありません。
周りを見ればわかると思いますが、高血圧の人でもフサフサもいれば、低血圧で薄毛の人もいるでしょう。
ですが、高血圧の原因となる生活習慣が、薄毛の原因と重なることは確か。
高血圧状態が血流悪化や血管へのダメージになることから、薄毛の原因になる可能性もあります。
高血圧という状態は、頭皮を含めた全身を少しずつ蝕んでいきます。自覚症状がないからといって侮らず、地道に生活習慣の改善を心がけましょう。
高血圧は生活習慣で改善する!
もし健康診断で高血圧ぎみと指摘しているのなら特に注意が必要ですし、重症の場合はしっかりと治療を受けるのが大切です。
薄毛や抜け毛のリスクを上げるどころではすみません。高血圧はいろんな合併症を引き起こしますし、心筋梗塞、脳梗塞などの死亡リスクも上昇させてしまいます。
高血圧は加齢が原因で起きる側面もあるので、とてもありふれているといえばありふれています。
ですが、誰でも高血圧ぎみだから…と侮っていると命を縮める結果になりかねません。
高血圧は生活習慣病とも呼ばれています。これは、逆に言えば生活習慣を改善すれば高血圧も良くなるということなのではないでしょうか。
今回紹介した「高血圧を予防する生活のコツ」を参考にして、高血圧にならない生活習慣を実践してみてください。