- IGF-1(インスリン様成長因子)には毛乳頭を活性化させる作用がある
- 体内のIGF-1濃度を上昇させるには唐辛子(カプサイシン)と大豆製品(イソフラボン)を同時に食べるのがオススメ。
- たんぱく質や炭水化物も大事なので、炭水化物抜きダイエットは絶対NG!!
今「IGF-1」という物質が育毛に効果的と注目を集めています。
今回はIGF-1とはどういう物質で、どんな効果があるのか?
どうすれば育毛に効果的なのか?
この記事では成長因子IGF-1について紹介します。
IGF-1(インスリン様成長因子)とは何なのか?
IGF-1はインスリン様成長因子という名称があります。
「インスリン様」という名前の通り、インシュリンととても似た構造を持っています。
IGF-1の育毛への影響
IGF-1はジヒドロテストステロンによって脱毛した毛乳頭に働きかけ、止まっていた髪の成長を復活させることが出来ます。
ヘアサイクルの成長期を長く、退行期を短くする効果があり、発毛と薄毛の予防に効果を発揮します。
IGF-1は、薄毛部分から新しく髪の毛が生えてくる、細くて腰のない髪の毛が太くしっかりとした髪の毛に替わる、といった効果をもっています。
一般的には30歳を過ぎるころから体内のIGF-1は減り続けていきます、
だからこそ、30歳を過ぎたらIGF-1を体内で増やせるような食生活を送ることで、ハゲを防止できるわけですね。
IGF-1の効果は育毛のほかにも様々な効果があります。
- アンチエイジング効果
- 内臓機能を健康に保つ
- 高血圧・糖尿病の予防
- 免疫力の向上
IGF-1は体内で様々な役割を担っていて、これを体内でたくさん増やすことはイコール健康的な生活を手に入れるといっても過言ではないのかもしれません。
IGF-1の副作用
IGF-1は筋疾患や糖尿病などに対するホルモン治療で使われる場合があります。
その際にまれに副作用があらわれる時もあるようです。
浮腫、関節痛、顎関節痛、頭痛、ベル麻痺、視神経鞘浮腫などです。
この副作用はホルモン療法で多量のIGF-1を投与された場合です。
また、体内のIGF-1が増えすぎると、細胞分裂や細胞の成長が活性化するので、がんのリスクが上がる可能性もあります。
体内のIGF-1をに増やす食べ物
IGF-1を安全に増やす方法を、名古屋Kクリニック院長岡嶋研二博士の研究グループが発見しました。
それが「IGF-1育毛理論」と呼ばれるものです。
これはIGF-1を増やすには知覚神経を刺激すればいい、という内容。
ではどうすればいいか?
研究発表によると辛い物を食べるといいらしいです。
辛いカレーとか、ワサビの効いた寿司とか、そういった食品が胃腸の知覚神経を刺激し、毛根でのIGF-1を増加させるのです。
そこでもっとも効果的に毛根でのIGF-1を増加させる組み合わせがあります。
それはカプサイシンとイソフラボンを同時に取るということ。
カプサイシンがIGF-1を増加させ、イソフラボンがそれをサポート。この組み合わせで相乗効果的にIGF-1が増えます。
カプサイシンは唐辛子にたくさん含まれています。
イソフラボンがたくさん含まれいるのは大豆。
これらを同時にとれる料理っていうと…
豆腐に七味唐辛子をふりかけたものとか、レンズ豆のインドカレーなど。その他にもたくさんの組み合わせが考えられそうですね。
動物性たんぱく質や炭水化物も積極的に食べよう!
辛いモノを食べて知覚神経を刺激するのもいいですが、動物性たんぱく質も体内のIGF-1を増やしてくれます。
肉。
魚。
牛乳やチーズ。
これらのたんぱく質を積極的ン位食べると血中のIGF-1濃度が上昇します。
動物性たんぱく質は髪の毛の原料ともなるので一石二鳥ですね。
また、炭水化物をしっかり食べるのも大切。
最近では炭水化物抜きダイエットなんてのが流行し、すっかり炭水化物は悪者になっています。
炭水化物=太る、そんなイメージを持っている方も多いでしょう。
ですが、炭水化物はエネルギー源としてとても大切で、健康な体を維持するのにも必要不可欠です。
炭水化物をしっかり食べれば血糖値が上がり、体内のIGF-1濃度も上昇します。
もちろん食べ過ぎは禁物ですが…。
日常にピリッとした刺激を…
IGF-1は育毛はもとより、いつまでも若々しく生きる為にとっても大切な物質です。
でもあまりのも刺激の強いものを食べすぎると、逆にIGF-1が減ってしまうので注しましょう。
日常生活に少しだけ刺激を…精神的にも肉体的にも平凡な日常の中にピリッとした刺激は大切なようです。