育毛対策

[季節性脱毛症]夏から秋にかけて抜け毛が増える3つの原因とオススメの薄毛対策

通常1日に抜ける髪の毛の数は平均で50~100本くらいと言われています。

ですが、季節の変わり目である秋は誰もが抜け毛が増える傾向があり、1日に200本以上も抜ける人もいるようです。

 

1年を通してみると、一番抜け毛が多い月は、9月~10月です。

逆に一番抜け毛が少ないのは、3月~4月。

抜け毛の量の差は2倍以上といわれています。

 

このように季節の変わり目に増える抜け毛のことを「季節性脱毛症」なんて呼ぶこともあります。

 

お風呂でシャンプーした後に自分の手を見ると、絡みついた抜け毛の量にゾッとする!!

…そんな経験を持っている方も多いでしょう。

 

一年の内、一番抜け毛が増えるといわれている季節である秋に、どういった薄毛対策が考えられるのでしょうか。

[実体験]確実に1日200本以上抜けている…

私は毎朝、育毛を塗布して頭皮マッサージをする習慣がありあります。

猛暑がひと段落してだんだん涼しくなってきた9月の中旬、いつものように頭皮マッサージしていると、なんだか抜け毛がムチャクチャ多い!!

洗面台の広範囲にわたって、すっごく抜け毛が落ちてます。

「そろそろ秋だから抜け毛が増えるのはわかるけど…これって抜けすぎじゃないか?」

そう不安に思い、わざわざ抜けた髪の毛の本数を数えてみました。

結果、合計で126本が抜けていました。

朝だけで。

 

日中や、夜のシャンプーのときも普通に抜けていたので、おそらく1日で200本以上は抜けていると思います。

 

普通は1日に100本くらいの抜け毛なのに…。

なぜ秋はこんなにも抜け毛が増えるのでしょうか?

なぜ秋に抜け毛が増えるの?その3つの原因

なぜ秋は急に抜け毛が増えるのでしょうか?

その理由は大きく2つあります。

原因1:頭皮に蓄積したダメージや疲労が秋の抜け毛を引き起こす

秋に抜け毛が増える原因のひとつに、夏に蓄積した頭皮へのダメージがあります。

苛烈な日差しによる紫外線、吹き出す汗による雑菌の繁殖、体温の上昇による熱、効きすぎるエアコンによる外気との温度差…。

夏はいろんな意味で身体に、そして頭皮に負担をかけてしまいます。特に猛暑の夏は頭皮へのダメージも大きくなりがち。

秋の抜け毛を予防するには、暑い夏にしっかりと頭皮を守ることが大切。日頃から帽子をかぶったり、丁寧にシャンプーをするなどを心がけるのが大切です。

原因2:季節の変わり目の自然な脱毛

イヌやネコも季節の変わり目には抜け毛が増えますし、鳥にも換羽期があります。

動物には”抜け毛が増えて新しい体毛が生えてくる時期”というのがあるのです。

それはもちろん、人間にも当てはまります。

 

秋に抜け毛が増えるのは、紫外線量の多い夏に頭皮を守るために髪の毛が増え、それが役割を終えて自然に抜けるから。

夏に頑張った頭髪が抜け落ち、寒い冬に向けて生え変わるためであり、ごく自然なことなんですね。

女性でも男性でも、薄毛に悩んでいる人もそうでない人も、人間なら誰しもが秋に抜け毛が増えることを感じると思います。

自然なことなので、クヨクヨと思い悩まないようにしましょう。

原因3:急激な環境の変化

秋特有の環境の変化も抜け毛の原因になります。

特に10月は1年のうちでも最も気温差が激しい季節で、急激に暑くなったり寒くなったりを繰り返しがち。

そうなると頭皮の水分量が減少して乾燥してしまったり、頭皮の炎症や荒れの原因にもなります。

乾燥や気温の変化もまた、秋の抜け毛の一因でしょう。

激しい環境の変化は自律神経にも負担をかけるので、交感神経が優位になってストレスを感じやすくなることも。

秋は過ごしやすい気候と思われがちですが、実は身体的、精神的に負担の多い季節なんですね。

秋の抜け毛原因

①夏に蓄積した頭皮ダメージ

②季節の変わり目の自然な抜け毛

③秋特有の急激な気温差や空気の乾燥

季節と抜け毛に関するジョンズホプキンズ大学の研究

ジョンズホプキンズ大学の研究者はGoogle検索のワードを調査することで、脱毛と季節の影響について明確にしようと試みました。

着眼点が面白いですね。

抜け毛が増える季節はシャンプーをしたり、ブラッシングするとたくさん髪の毛が目につきます。手にびっしりと付いた抜け毛を見ると「ハゲるかも!?」と不安になり、Google検索で薄毛について調べちゃいます。

「薄毛 対策」

「秋 ハゲる 予防」

「シャンプー 抜け毛 減らす方法」

なんてワードをGoogle検索するわけですね。

 

つまり抜け毛の季節には薄毛関連のワードの検索数が急上昇します。

ジョンズホプキンズ大学の研究者は2004年~2016年の期間、Google検索で脱毛・脱毛関係のワード検索数と季節との関連性を調査しました。

国によって気候が違うを考慮し、南半球と北半球の英語圏の国8か国を調査しました。

すると以外にも、薄毛関連ワードの検索数は春に最も少なかったのです。

 

この研究の結果、1年間で一番抜け毛が少ない季節は春であり、抜け毛が一番多い季節は夏から秋ということがわかりました。

 

先ほども説明した通り、日差しの強い夏には、紫外線から頭皮を守るために髪が増えます。

ですが、猛暑が過ぎると紫外線から頭皮を守る必要がなくなり、余計な髪の毛が抜け落ちます。そのため秋は抜け毛が多くなります。

…が、夏に比べて日差しの弱い冬には、毛髪も夏ほどは増えません。頭皮への紫外線のダメージも秋ほどは蓄積されていません。

そのため、春に突然抜け毛が増えることもないようです。

 

「季節の変わり目には抜け毛が増える」という俗説は秋には当てはまりますが、春には抜け毛が増えることはないようですね。

 

このことからわかる通り、夏から秋にかけては、年間で最も抜け毛が増える時期。

もちろん、普通なら秋に自然に抜けた毛髪は、すぐに生えてきます。

ですが、薄毛が進行している場合、抜けた髪がもとに戻らないで抜けたまま…なんてこともあり得ます。

 

秋の育毛にはどういった対策が考えられるでしょうか?

季節性脱毛症への6つの抜け毛対策

秋は最も抜け毛が増える季節、という事は逆に言えばもっとも育毛活動が効果的な季節といえます。

秋の抜け毛を防ぐための方法を紹介します。

毎日育毛剤と頭皮マッサージをしよう!

基本的に育毛剤は毎日塗布しなければ、十分な効果が得られることが出来ません。

だけど、ついつい忘れてしまったり、サボってしまう事も多いのではないでしょうか?

育毛剤には頭皮環境をよくするためのアプローチ成分がたくさん含まれています。

育毛剤をうまく利用すれば、乱れがちな頭皮環境を整えて抜け毛を予防吸うことができるでしょう。

 

また、先ほど私が「育毛剤をつけて頭皮マッサージをしたら、100本以上抜けた!!」という実体験を紹介しましたが、「髪が抜けるから頭皮マッサージをしない」という方もいるかもしれません。

それはNGです。

頭皮マッサージで抜ける髪は、頭皮マッサージしなくてもどうせ自然に抜けるものです。

抜け毛の量にびっくりして頭皮マッサージをおろそかにするのは、長い目で見ても逆効果!

頭皮マッサージは科学的に見ても発毛を促すことが、最新の研究でわかっています。

 

髪の毛が抜けるからといって気後れせず、毎日の育毛剤と頭皮マッサージを心掛けましょう。

秋は意識してよく寝よう

睡眠は育毛にとっても大切です。睡眠中に分泌される成長ホルモンが、育毛を促進する効果があるからです。

頭皮の新陳代謝を活性化させたり、疲れた自律神経を休ませたり、その他にも睡眠には様々な効果があり、抜け毛を予防します。

逆に秋に睡眠不足が続いたら、脱毛を促進してしまうでしょう。

「読書の秋」なんて言いますが、暑い夏が過ぎて過ごしやすくなった夜に、ついつい読書やネットで夜更ししがちになっているかもしれません。

むしろ「睡眠の秋」を心がけることで、髪の毛を守ることが出来るのではないでしょうか。

髪と頭皮にいつもより優しく接する

髪と頭皮に優しくしましょう。

具体的には、シャンプーのときにゴシゴシと力を入れてこすらない。

優しくマッサージするように洗う。

頭髪を脱色したり染めたり、パーマをかけたり縮毛矯正するのは、秋にはやめておく。

 

秋は髪が抜けやすい季節です。頭髪や頭皮に、いつもより優しく接してあげましょう。

頭皮に優しいスカルプシャンプーを使うのも有効です。

知覚神経を刺激しよう!

育毛に最適!IGF-1とはどういった物質なのか!?IGF-1育毛理論を紹介」という記事でも紹介していますが、成長因子のIGF-1は育毛にとってもとても大切。

抜け毛が増えがちな秋は、意識してIGF-1の分泌を促しましょう。

IGF-1を増やすためにもっとも効果的なのは、唐辛子に含まれるカプサイシンと大豆のイソフラボンの同時摂取と言われています。

豆腐に一味唐辛子をかけて食べる、なんかも有効だと思います。

自律神経の乱れを整えよう

秋は自律神経が乱れがちな季節。自律神経を落ち着かせれば、身体的にも精神的にも落ち着き、抜け毛の予防につながります。

もし自律神経の乱れを実感しているのなら、1日に1回でも2回でもいいので、数分間だけ深呼吸してみましょう。

ゆっくりとお腹と胸がいっぱいになるまで空気を吸い込む。

そうして吸うよりも長い時間をかけて、ゆっくりと吐く。

これを何度か繰り返すことで、興奮した交感神経が落ち着き、副交感神経が優位になってきます。

参照元:自律神経の乱れで抜け毛が増えてハゲる理由と簡単にできる改善方法

自律神経の乱れを実感しているのなら、ゆっくりと深呼吸するのがオススメ。

好きな音楽を聴いたり、お風呂にゆっくりつかるのも効果的です。

夏の過ごし方を改善しよう

1年を通して秋口にもっとも抜け毛が多い最大の原因は、紫外線量が多くて暑い夏のダメージの蓄積です。

日差しの強い日にはしっかりと帽子をかぶる。

長時間、外に出ることを避ける。

夏バテになって食事のバランスが崩れないように、体調管理に気を付ける。

夏を健康的に過ごすことが、その次の季節である秋の抜け毛予防にとても大切になってきます。

秋になって抜け毛が増えてから慌てて頭皮マッサージをしても、夏に無茶苦茶やっていたら、その効果は半減してしまうでしょう。

抜け毛の質を確認して薄毛リスクを判断する方法

夏から秋にかけては、いろんな意味で抜け毛が増えます。

ですが、その多くは自然に抜けるべくして抜ける髪の毛。

それほど気にする必要はありません。

 

ただ、気を付けて欲しいこともあります。

 

抜け毛を確認してみて、もし細くて柔らかくて短い髪の毛が多かったら…

それは薄毛が進行しているサインかもしれません。

 

薄毛は健康なヘアサイクルが阻害されて始まります。

ヘアサイクルが乱れると髪が成長しきらないまま抜けてしまい、細くて短い抜け毛が増えます。

逆に抜けても気にしなくていい健康な抜け毛は、太くて黒くてしっかりしています。

 

ちなみに私自身の抜け毛の質を見てみると、わりとしっかりした髪の毛が多いことがわかります。

こういった抜け毛の状態であれば、それほど心配する必要はないでしょう。

 

もし細い髪が多いようであれば、今回紹介した「秋の育毛対策」を実践してみてください。

秋の育毛対策まとめ

秋は抜け毛の季節。

それはある程度仕方のないことかもしれませんが、何も対策をしていないと抜け毛が増えたまま冬を過ごすことになってしまうかもしれません。

秋は抜け毛を少しでも減らすため、髪の毛に気を使って過ごしましょう。

 

ただ、心配のし過ぎもいけません。

ストレスで毛細血管が収縮して、ホントに薄毛になっちゃうかもしれません。

少しくらい多く抜けても「季節のせいだ!」と気にしないで、ストレスを溜めないのも大事ですね!

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