育毛対策

必修科目!育毛の基礎知識。髪の毛が生える仕組みについて

2015年4月16日

髪の毛は毛根から生える、なんていう知識は誰だってあると思います。

では毛根からどうやって髪の毛が生えてくるのか?髪の毛って何で出来てるの??

そこらへんの仕組みについて詳しく解説します。

髪の毛の仕組み

頭皮というのは皮膚です。そして皮膚というのは二重構造になっています。

皮膚の表面が「表皮層」、その下には「真皮層」という名前がついています。さらにその下は「脂肪層」となりますが、脂肪層は皮膚とは呼びません。

髪の生える元である「毛乳頭」と「毛母細胞」は真皮層の下である脂肪層にあります。毛乳頭って意外と頭皮の奥深くあるんですね。

 

皮膚の奥にある毛母細胞はケラチンというたんぱく質を基に細胞分裂を繰り返して、せっせと髪の毛を作り続けます。

髪の毛はたんぱく質から出来ています。世の中にはたくさん育毛に良いといわれる食材はあるけれども、一番大事なのは肉や魚などのたんぱく質であるといえますね。

 

髪の毛は個人差もありますが、1日平均0.35mm、1か月で約1cmも伸びるようです。

多くの育毛剤がこの毛母細胞に働きかける成分を配合していますが、肝心の毛母細胞は真皮層の下の脂肪層にあるのです。育毛剤を使う場合はその育毛剤の浸透力や、マッサージによるサポートが大事となってくるでしょう。

ヘアサイクルのしくみ

髪の毛は伸びて抜けてを繰り返しています。これをヘアサイクルと呼びます。

ヘアサイクルをもっと細かく見ていくと、成長期→退行期→休止期をいう3つのサイクルを経ていることがわかります。

 

今現在生えている頭髪は全部成長期のもの。成長期はおおよそ2~5年になります。

成長期が終わると、次は退行期。だんだん髪の毛が伸びるスピードが遅くなっていきます。退行期の期間はおおよそ2~3週間と言われています。

退行期が終わると休止期に入ります。完全に毛母細胞の細胞分裂が終了し、髪の毛は抜けるのを待つだけ、といった状態になります。休止期はだいたい2~3か月と言われています。

 

髪の毛全体を見ると、成長期の髪の毛が100本だとしたら、退行期が1本、休止期が10本程度の割合になります。

休止期が全体の10%程を占めるんですね。

 

AGA(男性型脱毛症)の場合、このヘアサイクルがだんだんと乱れてきて、それが結果的に薄毛を引き起こします。

髪の成長期が短くなる。

退行期が長くなる。

休止期のままになってしまう。

その原因は毛根の中に発生するジヒドロテストステロンという物質になります。

こちらの記事で詳しく書いています。

毛深い人はハゲやすいというのは嘘!?薄毛と男性ホルモンの関係について。

 

また若ハゲの原因に多い頭皮の油分が原因の脱毛も、正常なヘアサイクルの乱れを引き起こすことが原因です。

 

髪の毛にはヘアサイクルがあり、髪の毛は必ず抜けます。1日で平均100本は抜けるとの事。

髪を洗っていて抜ける髪の毛や、枕についている髪の毛たちは、休止期にあった髪の毛なんだと割り切ってあまり気にしないようにしましょう。

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