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最新研究で判明!マックのフライドポテトに薄毛改善効果があるってホント!?

日本の科学者がマクドナルドのフライドポテトを作るときに使われている化学物質によって新しい薄毛治療法を発見したかもしれない!!

そんなとんでもないニュースがNewWeekで報道されました。

その化学物質はジメチルポリシロキサンという名前。

はたしてマックのフライドポテトを食べれば髪の毛は生えてくるのでしょうか??

ジメチルポリシロキサンの育毛効果とは!?

この画期的な研究を行ったのは、横浜国立大学の福田淳二教授の研究チーム。

まず結論から申し上げると、福田教授の研究チームはジメチルポリシロキサンを利用することで毛包原基を大量に作成することに生成しました。

毛包は毛根の奥にある、髪の毛を作り出すための器官です。中には毛母細胞などがあり、細胞分裂を繰り返しながら24時間体制で新しい髪の毛を作り出しています。

毛包原基は髪の毛の工場である毛包の基となる、まだ器官としての機能を備えていない段階の細胞群の事。

毛包原基が増えれば、それが育って毛包になり、髪の毛も増えるというわけですね。

2月1日付けで学術誌バイオマテリアルで発表されたこの研究によると、研究者らは、全く新しい方法で「毛包原基(HFG)」の大量作製をするというブレークスルーに成功した。

毛包原基は、毛包(毛を産生する器官。毛包のうち、皮膚表面から見ることのできる部分は一般に毛穴と呼ばれている)の発達を促す細胞であり、脱毛研究の重要なカギだ。研究者たちによれば、ジメチルポリシロキサンを使用したことが今回の成果を決定づけたという。

参照元:マックフライに使う物質で毛髪再生に大成功(ニューズウィーク日本版)

研究では毛包原基を大量生産するのに、ジメチルポリシロキサンを使用したとのこと。

ジメチルポリシロキサンはシリコーンの一種。

まずは、ジメチルポリシロキサンがどんな化学物質なのかを少し説明します。

ジメチルポリシロキサンにはガス気泡を消し去る作用があります。

マクドナルドではフライドポテトを揚げる際に油に添加することで、油が泡立つのを防いでいるようです。

このジメチルポリシロキサンは医薬品の成分としても使用されています。

ガスが溜まって張ったお腹がつらいときにジメチルポリシロキサンを摂取すれば、腸内に溜まったガスをとして体外に排出する作用があります。

 

研究では培養器にジメチルポリシロキサンを使うことで、毛包原基を大量に作成することに成功したようです。

マックのフライドポテトで育毛になる!!?

つまり、ジメチルポリシロキサンは毛包原基を培養するために利用された化学物質ということ。

マックのフライドポテトを揚げる油には、たしかにジメチルポリシロキサンが配合されているのかもしれません。

ですが、たとえマックフライを大量に食べてもまったく育毛にはならないでしょう。

むしろ栄養のバランスが悪くなってしまい、髪の毛にとって悪影響を及ぼす可能性すらあります。

もちろん、ジメチルポリシロキサンが含まれた揚げ油を手に入れて薄毛部分に塗布したとしても、頭がベタベタになるだけで育毛効果は得られません。

 

育毛のためにフライドポテトをたくさん食べるのはやめておいた方が良さそうですね。

まとめ

福田教授の研究については過去にも取り上げています。

横浜国立大学ではいろんなアプローチで薄毛改善のための研究を進めています。

マクドナルドのフライドポテトをたくさん食べるのはやめておいて、こういった新技術が実用化されるのを待っていた方が良さそうですね。

 

ちなみにニューズウィークの記事の最後にはこんな記載がありました。

研究が発表された当時、本誌はマクドナルドにコメントを求めたが、回答は得られていない。

「マクドナルドのフライドポテトが全世界の薄毛を改善させる可能性を秘めていることを嬉しく思います」なんてコメントはできないでしょう。

なんて言っていいのか困惑したでしょうね…。

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