ハゲの雑学

薄毛・ハゲの前兆で髪質が変わる!くせ毛が直毛になってきたら注意しなければ理由

2016年8月12日

薄毛やハゲになるかもしれない前兆として、例えば「頭皮が赤く炎症を起こす」「髪が細くなる」というものがありますが、「クセ毛が直毛になる」という前兆現象もあるようです。

クセ毛が直毛になる?

しかもそれが薄毛につながる??

なんだかよくわかりませんね。

今回は薄毛の前兆として、クセ毛のクセが弱まる理由を説明します。

くせ毛になってしまう仕組みとは?

まずはくせ毛が何でクネクネとパーマをかけたようになっているのか、その仕組みを簡単に説明します。

くせ毛の原因は、髪の毛の芯にあるたんぱく質が歪んでいるからです。

髪の毛というのは真っすぐに切って断面を見ると、中身が年輪のように”層”を形成しています。

髪のいちばん表面の部分にはキューティクルがあり、髪の毛を保護しています。

ですが中心である芯の部分に歪みが形成されていると、どれだけスタイリングしても直毛のようにまっすぐにならないことがあります。

これがクセ毛の原因。

直毛の髪の毛の芯にあるたんぱく質は”円形”をしていますが、くせ毛のたんぱく質は”楕円形”をしているんですね。

ヘアアイロンで熱を加えてまっすぐにしても、髪の毛の芯が歪んでいるために、まっすぐになるのは一時的で、時間がたつとクセが戻ってしまいます。

美容院で行う縮毛矯正は、専用の薬剤で歪んだたんぱく質を一度破壊し、その後にヘアアイロンでまっすぐにクセをつけることで、永続的な直毛を実現しています。

 

クセ髪は遺伝的な要素が強く、その”歪み”は毛根から髪の毛が生えてくるときにつくといわれています。

毛根が頭皮の奥にちょっと引っ込んでいたりすると、生えてくる段階でクセがつくことが多いようです。

薄毛の前兆現象とは?

薄毛やハゲになり始める初期段階では、少しずつヘアサイクルが乱れてきます。

ヘアサイクルが乱れるとどうなるか?

通常であれば十分に育った後に抜けるはずの髪の毛が、まだ十分に育っていない段階で抜けてしまいます。

抜け毛を観察して、長い髪ではなく短い髪が増えて来たら、ちょっと危険信号です。

 

それが繰り返されることで、細くて柔らかい髪の毛が増えてきます。

これは50代以上に発症する壮年性脱毛症でも同様で、薄毛になる前兆として髪の毛が細くなり、ハリとコシが失われます。

 

髪が細くなる結果、毛根でも歪みが緩和され、髪のクセが軽減される場合があります。(もちろんすべての人がそうなるとは限りませんし、薄毛が進行しても強いクセ毛のままの人もたくさんいます)

もし今まで強いクセ毛で悩んでいたのに、なんとなくクセが弱くなったり、髪が細くなってきたりしたら…それは薄毛やハゲの兆候かもしれません。

放っておいたら次第に頭皮が露わになってしまうかも…。

でも、初期の段階で適切な対処をすれば、薄毛にならずに済む可能性も高くなります。

初期段階の薄毛にオススメの対策

まだ本格的に薄毛になっていない段階での薄毛対策を紹介します。

まず、育毛クリニックに行く必要はありません。もし育毛クリニックに行って相談しようものなら、「早い段階でやっておいたほうが効果的ですよ!!」と美人スタッフに熱心に進められて、高い発毛コースをやることになってしまうかもしれません…。

また、高い育毛剤を使う必要もありません。もちろん、初期段階から使ったほうが育毛剤で発毛する確率は高くなるのですが、その前にもっと大切なことがあります。

 

もっとも優先するべきは頭皮環境を整えることです。

そのためには、頭皮にやさしいアミノ酸シャンプーを使ったり、生活習慣を改善させなければいけません。

暴飲暴食や寝不足、運動不足を止め、健康的な生活をしましょう。タバコや飲酒もほどほどに。そして毎日スカルプシャンプーを使って、頭皮を清潔に保ちます。毎日頭皮をマッサージするのも有効です。

そのような育毛の基本をきちんと行うのが、薄毛の初期段階で最も大事なのです。

 

もし薄毛になるのが心配であるのなら、自分の髪質を日々チェックしておくのが有効ですね。

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