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[危険]メタボリックシンドロームがハゲ・薄毛の原因になる3つの原因と今すぐできる効果的な対策

メタボリックシンドロームは薄毛や抜け毛を引き起こす原因になります。

でも、そもそもメタボリックシンドロームってなんなのでしょうか??

だたのデブと何が違うの?

今回はメタボリックシンドロームの特徴と、メタボ体型が引き起こす薄毛の原因について詳しく説明します。

メタボ体型でハゲる理由とは!!?

まずはメタボリックシンドロームについて簡単に説明します。

いわゆるデブ(肥満)という状態は、食べ過ぎと運動不足が原因で脂肪細胞が増えすぎた状態を指します。

この脂肪細胞ですが、体内の存在する場所によって2種類に分かれます。

主に皮膚の下につく「皮下脂肪」と、内蔵の周りにつく「内臓脂肪」です。

メタボリックシンドロームは皮下脂肪ではなく、内臓脂肪の付き過ぎによって引き起こされた肥満体型のことを指します。

 

皮下脂肪はどれだけ多くついたとしても、健康への害はあまりないのが特徴。

皮下脂肪には皮膚の下について体温を保持したり、外からの衝撃を守ったりする効果があります。男性よりも女性に付きやすい特徴を持っていて、女性特有のふっくらとした体型は皮下脂肪のおかげです。

対して内臓脂肪は、内蔵の周りにつく脂肪であり、付き過ぎると健康への悪影響が指摘されています。

内臓脂肪が多くつくとお腹周りがでっぷりと太くなり、いわゆるビール腹のような体型になります。

全体としては痩せていても、内臓脂肪がついてお腹だけが飛び出すような不自然な体型になることもあります。

体重は標準的だったとしても、メタボリックな体型になる可能性は十分にあるのです。

内臓の周りに脂肪が付き過ぎると、内蔵の機能が低下してしまい、さまざまな悪影響が現れます。

  • 糖尿病
  • 高血圧
  • 脂質異常症
  • 脳卒中
  • 心筋梗塞
  • 動脈硬化
  • 薄毛・抜け毛

メタボリックシンドロームになるとすい臓などの内臓の働きがわくるなり、糖の代謝異常が生じます。血液中の糖分が正常に代謝できなくなり、慢性的に高血糖の状態に!そのため、糖尿病になってしまうリスクが上がります。

血液の高血糖状態が続いたり、糖尿病になってしまうと、毛細血管が傷つけられてしまい、毛根へのダメージも増えてしまうでしょう。

オススメ記事:育毛・薄毛と血糖値の関係。糖尿病や高血糖がハゲの原因になる!?

内臓脂肪が増えすぎると、血液中の中性脂肪が増加します。つまり血液が脂っぽいドロドロした状態になるってこと!

こうなると過剰なコレステロールが血管の内壁にこびりついてしまい、血液の通り道が狭くなってしまいます。ただでさえ、ドロドロで詰まりやすい状態の血液なので、血管が詰まってしまうリスクが高くなります。

動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などのリスクが上がるのはこのためです。

また、ドロドロで血流の悪くなった状態では、毛細血管まで健康な血液を送り届けるのは難しいでしょう。

毛母細胞は毛細血管から栄養を得て、新しい髪の毛を作ります。

もし、ドロドロで詰まりやすい血液だったとしたら、当然髪の毛も細く、抜けやすくなるリスクが増大するでしょう。

メタボリックシンドロームでは高血圧のリスクも上昇する

メタボリックシンドロームの症状のひとつに高血圧があります。

実は、高血圧になってしまう原因は正確にはわかっていません。ですが塩分の摂りすぎ、加齢、体質、肥満体形などがその原因として考えられています。

メタボ体型になると高血圧リスクが上昇するのは、インシュリンの働きが原因。

先ほどメタボリックシンドロームになると糖の代謝異常が発生すると説明しました。その理由はメタボ体型になると内臓脂肪からアディポサイトカインという物質が放出され、インシュリンの働きを弱めてしまうから。

インシュリンの働きが弱くなると、すい臓はさらに大量のインシュリンを放出して、血糖値を正常に戻そうとします。

この大量に放出されたインシュリンには、血圧を上昇させる作用もあるのです。

もし普段から高血圧ぎみであるのなら、特にメタボリックシンドロームには気を付ける必要があるでしょう。

メタボリックシンドロームの改善方法

メタボリックシンドロームを改善する方法はとてもシンプルです。

つまり痩せればいいのです。

皮下脂肪は”付きにくく落ちにくい”という特徴を持っています。

いちど皮下脂肪がついてしまうと、ダイエットをしてもなかなか減らないんですね。

ですが、内臓脂肪はまったくの逆。

内臓脂肪は付きやすく落ちやすいという特徴を持っているのです。

 

つまり、食事制限や運動などを行えば、皮下脂肪や筋肉よりも先に内臓脂肪が減っていくということ。

 

内臓脂肪が減れば、たとえ皮下脂肪がたくさんついていたとしてもメタボリックシンドロームの症状は改善されます。

厚生労働省ではメタボ体型の改善のために下記のような対策を推奨しています。

  1. 朝食を抜くなど不規則な食事 → 1日3食規則正しく
  2. おなかいっぱい満足するまで食べる → 腹八分目といわず腹七分目で切り上げる
  3. 早食いである → よく噛んで、ゆっくり食べる
  4. 寝る前に食事や飲酒をする → 床につく前3時間は飲食をしない
  5. よく間食をする → おやつは時間と量をきちんと決める

また、ウォーキングや軽いジョギング、サイクリング、水泳などでカロリーを消費することもいいですし、基礎代謝を高めるためにスクワットをすることも推奨されています。

特にスクワットは薄毛対策としてもオススメの筋トレなので、メタボ体型改善のひとつとして取り入れてみましょう。

関連記事:育毛・薄毛と筋肉の関係。筋トレしてムキムキの肉体を手に入れることは育毛に良いのか?

メタボと薄毛の関係まとめ

①メタボリックシンドロームとは内臓脂肪による肥満のことである

②内臓脂肪が増えすぎると内臓の機能が低下し、様々な疾患の原因になる

③メタボリックシンドロームの悪影響は、薄毛を引き起こす可能性もある

④内臓脂肪は落ちやすいので、食事制限や運動を心がける

 

特に中年期以降の男性は、ちょっと食べ過ぎただけでもすぐにメタボ体型になりやすくなるといわれています。

「最近、お腹がでてきたなぁ~」

なんて思い当たるのなら、ずっと健康でいるためにも少しずつ運動を始めてみるのがいいかもしれませんね。

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