「自分で髪をカットしたら切りすぎてしまった!」
「美容室で変な髪型にされた!」
「早くロングにしたい!」
そんな悩みを解決するためには、髪の毛が伸びるスピードを遅くする悪習慣を止める必要があります。
この記事では、健康でキレイな髪の毛を早く伸ばすため7つの方法を紹介したいとおもいます。
目次
髪の毛の成長を早くする7つのルール
正直なところ、「ニョキニョキと新しい髪の毛が生えてくる画期的な方法」は存在しません。
髪の毛は毛根にある毛母細胞が細胞分裂を繰り返し、少しずつ作られて伸びていきます。そのスピードを外的な要因で早めることは困難です。
ですが、健康な髪の毛を作り出すサイクルを邪魔する要素を排除し、健康な髪の毛を作るサポートをすることはできます。
例えば食べ物。
髪の毛は99%がケラチンというたんぱく質の一種でできていて、その生成には必須アミノ酸やビタミン類が必要不可欠。
もしそれらの栄養素が決定的に不足していたとしたら、髪の毛が生えてくるスピードも遅くなるでしょうし、生えてきたとしても細くてツヤのない不健康な髪の毛になってしまうでしょう。
健康な髪の毛を作り出すサイクルを邪魔する生活習慣
- バランスの悪い食生活
- 頭皮の血行不良
- 強い直射日光
- 睡眠不足
- 運動不足
- 使っているシャンプー
- 飲酒や喫煙の習慣
これらの悪習慣を改善すれば、髪の毛が生えてくるスピードを早めるのは難しいですが、毛根の新陳代謝を促して髪の毛を正常なスピードで生やすことができるでしょう。
それぞれの生活習慣のリスクと改善方法を順番に紹介します。
①髪を育てる食事や栄養素
健康な髪の毛を育てるにはバランスのとれた食事をするのが大切。
痩せていて栄養不足の人って、髪も細くてパサパサですよね。
それは栄養不足の影響で健康な髪の毛が育っていないから。
一番重要なのは、やっぱり髪の直接的な原料となるたんぱく質。
皮膚を健康に保つビタミンAや、髪の毛の生成に欠かせないビタミンB群、血行促進に繋がるビタミンE。
それに亜鉛などのミネラルも髪の毛を育てる作用があります。
これらの栄養素をバランスよく摂取すれば、髪の新陳代謝も活性化するでしょうし、髪の成長スピードも正常化するでしょう。
具体的には、牛肉、鶏肉、豚肉などの肉類や、サバやイワシもいいですね。
発酵食品の納豆に豆腐なんかもオススメです。
これらの良質のたんぱくを含んだ食べ物を、毎食必ず一品は食べましょう。
ビタミンやミネラルを摂取するために、野菜や果物も一緒に食べれば最高ですね。
それにたんぱく質は脂質や炭水化物と比べても消化吸収にカロリーを必要とするので、太らないし、ダイエットにもなります。
たんぱく質中心の生活が、髪を早く伸ばすポイントですね。
*ちなみにイワシの缶詰は良質のたんぱく質やEPAが豊富で、髪の毛を伸ばすのに最適の食べ物です。
②頭皮の血行を良くする
頭皮の”冷え”や”血行不良”は毛根の代謝機能を低下させる原因になります。
毛根は毛細血管から栄養をもらい、新しい髪の毛を作り出します。
頭皮の血流が悪くなったら、髪の毛が成長するスピードにも悪影響を及ぼす可能性があります。
頭皮の血行を促進させるには、主に2つの方法が考えられます。
ひとつめは頭皮マッサージ。
軽い力でマッサージを続けると、頭皮がポカポカしてきて血行が良くなることが実感できます。
頭皮に軽い刺激を与えることで、新陳代謝を活性化させる作用もあります。
正しい頭皮マッサージの方法についてはこちらの記事を参照していてください→育毛効果がある正しい頭皮マッサージとは!?花王の研究が導き出した意外な方法を紹介!
もうひとつは、育毛剤を使うってこと。
育毛剤には抗炎症成分や血行促進を促す成分が含まれていて、薄毛を予防することが期待できます。
もちろん、健康な髪の毛を育てる効果も期待できます。
育毛剤は頭皮マッサージの効果を上げてくれますし、太くて健康な髪の毛を育てるサポートをしてくれるでしょう。
③強い紫外線に当たらないよう注意する
頭皮に強い紫外線があたり続けると、毛根へのダメージが蓄積されます。
その結果、抜け毛が増えたり、正常なヘアサイクルが阻害する可能性があります。
そもそも頭皮を紫外線のダメージから守るために髪の毛があるともいわれています。
一定量の髪の毛があるのならある程度は大丈夫でしょうが、もし頭皮が薄くなって露出している部分があるのなら要注意。
とくの頭頂部は、薄毛に悩んでいる方でなくても肌が露出していることが多いもの。
長時間、直射日光にさらされるような機会があるのなら、帽子をかぶるなどして頭皮に紫外線があたるのを防ぐ必要がありますね。
④寝る子の髪は育つ
「寝る子は育つ」
ということわざがありますが、これはホントで「寝る子の髪は育つ」と言い換えてもいいでしょう。
睡眠中は1日でもっとも成長ホルモンが分泌されます。
成長ホルモンは体中の細胞を修復して、事前にがんを予防したり、新陳代謝を活性化させる作用があります。
慢性的な睡眠不足状態だと、成長ホルモンの分泌が低下して、体中にさまざまな弊害があらわれてしまうでしょう。
肌がくすんでシワやシミが増えたり、風邪をひきやすくなったり、集中力が低下したり、イライラしたり。
毛根の新陳代謝も低下して、発毛のスピードも遅くなってしまうかもしれません。
必要な睡眠時間には個人差がありますが、ほとんどの人が7~8時間必要。ロングスリーパーやショートスリーパーは稀にしか存在しません。
「睡眠時間短くても平気だよ!?」
なんて思っている方も、知らないうちに身体は悲鳴を上げているかも?
健康な髪の毛を育てるためにも、最低でも1日に7時間は眠りたいですね。
⑤毎日ちゃんとシャンプーしよう
頭皮や毛根に汚れが残っていると、肌や毛母細胞の新陳代謝を邪魔してしまう可能性があります。
正常なヘアサイクルを保持するためにも、頭皮を清潔に保つのは大切です。
とはいえ、洗浄力の強いシャンプーを使うと、皮脂を落とし過ぎるため頭皮にとっては悪影響。
しっかりと髪の成長をサポートする、刺激の少ないシャンプーを使うのがおすすめです。
⑥運動不足は新陳代謝を低下させる
適度な運動は体中の細胞を活性化し、新陳代謝を活性化させる必要があります。
必要なのは筋トレなどの強い負荷のかかる運動ではなく、汗をかいて全身がポカポカする有酸素運動です。
有酸素運動をすると全身の血流がよくなり、肌も、内蔵も、髪の毛も元気になります。
毎日ま~ったく運動をしていないのなら要注意!
1日に30分くらいは歩く習慣をつけるのが大切です。
また座り仕事で1日中座っている方も優位が必要です。
30分に1度ほど立つだけでも、血の巡りは改善します。座りすぎには特に注意しましょう。
⑦喫煙や飲酒は髪の毛にとって百害あって一利なし
喫煙や飲酒の習慣は細胞を劣化させ、老化を促進させてしまいます。新陳代謝に必要不可欠なビタミン類も、体内でたくさん消費されてしまうでしょう。
髪の毛を早く伸ばしたいのなら、タバコを吸ったりお酒を飲むのは控えた方がいいでしょう。
「お酒は適量なら健康にいい」
という説がありますが、最新の研究でお酒の健康効果は否定されています。
髪の毛のことを思うのなら、一滴も飲まない方がいいのを知っておいた方がいいでしょう。
髪の毛を早く伸ばすような劇的な方法はありません。
ですが、髪の成長を阻害する悪習慣を改善することで、正常なヘアサイクルを維持し、健康な髪の毛を育てることはできます。
髪の毛を早く伸ばしたいのなら、まずは今回紹介した改善策を実践してみることをお勧めします。
そうすれば、強くて美しい髪の毛が育ってくるのではないでしょうか。
髪の早く伸ばすために7つのルールまとめ
では、短くなった髪の毛を早く伸ばすための7つの方法をまとめてみましょう。
- 髪の良い食生活
- 頭皮の血行を良くする
- 紫外線があたらないようにする
- しっかりと睡眠をとる
- 毎日でシャンプーで頭皮を清潔にたもつ
- 適度な運動を心がける
- 喫煙や飲酒をやめる
これらを心がければ、健康な髪の毛が早く伸びてくるでしょう。
とくに一番気をつけたいのが”食事”です。
髪の成長に必要不可欠なたんぱく質を中心に、ビタミンやミネラルも摂取する必要があります。
肉や魚、大豆製品などが重要ですね。
お菓子やジャンクフードでは、ほとんどたんぱく質を摂取することはできません。
意識してしっかりと食べるようにしましょう。