ハゲに効く食べ物

ゼロカロリーのジュースや食品を食べると薄毛リスクが上昇する理由とは?

ゼロカロリーの食品で髪の毛が抜ける!!

そんなショッキングなタイトルの記事を読みました。

ゼロカロリーなんて健康に良さそうですが…ホントに薄毛リスクが高まるのでしょうか?

その記事の内容と、ゼロカロリーで引き起こされる薄毛の予防の方法を紹介します。

ゼロカロリー!カロリーゼロ!!に騙されるな!!

ではまず、「ゼロカロリー食品が薄毛リスクを上昇させる」という記事の内容を少し紹介します。

「厚生労働省の栄養成分表示のルールでは、100ミリリットル(グラム)あたりの糖質が0.5グラム未満の食品は「ゼロ」「フリー」「レス」「ノン」などの表現が許されています。しかし、ゼロカロリーの清涼飲料水500ミリリットルには24キロカロリー程度が含まれていると思えばいい。ガブ飲みしていると、多量のカロリーを摂取することになります」

(中略)

現在、日本で使われている人工甘味料は「アスパルテーム」「アセスルファムカリウム」「スクラロース」「ネオテーム」などがあるが、いずれも比較的新しく商品化されたもので、そのすべてが解明されているわけではなく、問題も多く指摘されているという。

さて問題は、前述した「頭髪にも影響を与える」という点である。ヘアコンサルタントの五十嵐洋子氏が言う。

「血糖値が高いと細胞が炎症を起こしてしまい、それが薄毛の原因にもなるんです」

簡単に言えば、血液がドロドロになることで血流が悪くなり、頭皮などの毛細血管に送るべき栄養が十分に届きにくくなるからだというのだ。自己責任とはいえ、口にする物には細心の注意を払いたいものだ。

参照元:薄毛予備軍にショック!「カロリーゼロ」食品で毛が抜けるって!?(アサ芸プラス)

記事を最後まで読んでみてわかったことは、ゼロカロリー食品が直接的に薄毛を引き起こすというわけじゃないこと。

ゼロカロリー食品に使われる人工甘味料も薄毛の原因になるわけではありません。

この記事によると、「人工甘味料を摂取しすぎることによる血糖値の上昇が薄毛の原因になる」ということらしいです。

人工甘味料は危険なのか?

確かに甘いものの食べ過ぎで血液中に糖分が多いと、血液がドロドロになります。

血糖値を正常値に下げるためにすい臓から多量のインシュリンが分泌されますが、インシュリンは糖を脂肪として溜め込む作用があります。糖を脂肪細胞に移動させるため、結果的に血糖値が下がるのです。

脂肪細胞にエネルギーが溜まると…もちろん肥満になります。肥満になれば血液中のコレステロールも増えるので、これもまた血液ドロドロの原因になります。

血液がドロドロになれば、その結果全身の血流が悪くなり、高血圧や糖尿病の原因になります。毛細血管まで栄養が行き渡らなくなり、毛根が栄養不足になります。そのため薄毛の原因になるかもしれません。

完全なる悪循環ですね。

 

ゼロカロリー食品だからといって、完ぺきにゼロカロリーではありません。ゼロカロリー清涼飲料水のペットボトルを確認しても、ちゃんとカロリー表記がしてあります。

ゼロカロリーだからといって飲みすぎたり、食べ過ぎたりしたら、血糖値が上がって薄毛の原因になるよ」というわけですね。

 

ですが個人的には、人工甘味料の摂取で薄毛リスクが上昇することはほとんど無いと思います。

 

「人工甘味料は比較的新しく、人工的に作られた原料であり、完全に安全とは言い切れない」

確かにそうかもしれませんが、今のところ健康被害は出ていません。ビタミンであれミネラルであれ、過剰に摂取するとなんらかの健康被害が発生します。

人工甘味料のリスクは、それらの通常の栄養素と同程度といえるのではないでしょうか。

人工甘味料が添加されたジュースを、1日に10リットルも20リットルも毎日飲み続けない限り、人工甘味料が原因の健康被害は発生しないでしょう。

 

また、多くの人工甘味料は「胃や腸で吸収されにくい」という特徴を持っています。

そのため多量に摂取しても、血糖値の上昇がゆるやかになります。インシュリンの分泌も抑えられるので、普通の糖分よりも太りにくいと考えられます。

 

記事では甘いものの食べ過ぎで「甘み依存症」になってしまうというリスクも指摘もされていますが、これはカロリーゼロ食品に限ったことではありませんし、むしろ通常のお菓子やジュースの方が遥かに危険でしょう。

その理由は「異性化糖」にあります。

人工甘味料よりも異性化糖(いせいかとう)の方が遥かに危険!!

ジュースのラベルに記載された成分表示をみると、そこには「果糖ブドウ糖液糖」あるいは「ブドウ糖化糖液糖」と書いてあります。

ほとんどの清涼飲料水には、このふたつの内のどちらかがたくさん配合されています。

これらの甘味料は、穀物のでんぷんを化学合成してつくられた「異性化糖」と呼ばれています。冷たい状態でも強い甘みを感じるという特徴を持つため、ほとんどのジュースにたっぷりと入っています。

異性化糖は、大量に摂取すると急激に血糖値を上げてしまいます。

その結果、肥満・高血圧・糖尿病、そしてもちろん薄毛の原因にもなってしまいます。その健康への悪影響は、ゼロカロリーの人工甘味料とは比べ物にならないでしょう。

ゼロカロリーで引き起こされる薄毛の予防の方法

確かにゼロカロリー食品は完全に安全とは言い切れないでしょう。

食べ過ぎたら太るし、血糖値も上がるし、薄毛リスクだって上昇するのかもしれません。

しかしだからと言って、ゼロカロリー食品を選ばずに、普通に糖分がたっぷりと使われた食品を選んだ方がいいのかというと…それはそれで問題です。

異性化糖はもちろん、ショ糖が主成分である砂糖も、とっても血糖値を上げやすい糖類だからです。

 

ゼロカロリーが原因でで引き起こされる薄毛には、「ゼロカロリー食品を食べない」という方法以外に予防の方法はないでしょう。

ですが、ゼロカロリー食品で薄毛リスクが上昇する可能性はほとんどないと考えられます。

むしろ、普通に甘い食べ物を食べるくらいなら、積極的にゼロカロリー食品を選んだ方が薄毛になりにくい体質になるのではないでしょうか?

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