ハゲに効く食べ物

コーヒーの飲みすぎでハゲる!?正しい「コーヒー育毛法」のやり方

「コーヒーを1日に4杯以上飲む人は長寿な傾向にある」

「コーヒーには認知症や糖尿病を予防する効果がある」

「コーヒーの脂肪燃焼効果はダイエットに繋がる」

などなど、コーヒーにはいろんな健康効果があることで知られています。

 

日本は世界的に見てもコーヒーの消費量が多い国。

日常的に珈琲を楽しんでいる人たちも多いでしょう。

 

このコーヒー、確かに適量を飲み続ければ健康効果を得られそうですが、薄毛やハゲを改善ようなメリットはあるのでしょうか?

それともコーヒーを飲み過ぎると、薄毛やハゲのリスクは上がる??

 

今回はコーヒーと育毛や抜け毛の関係について詳しく説明したいと思います。

コーヒーの育毛に対するデメリット

コーヒーにはクロロゲン酸というポリフェノールの一種や、覚醒作用を持ったカフェインが多く含まれています。

確かに健康に良い作用もありますが、健康に悪影響を与えるという説や研究結果も存在します。

まずは、コーヒーが育毛に悪影響を及ぼすかもしれないデメリットを紹介します。

珈琲は亜鉛の吸収を阻害する

亜鉛は育毛に効果があるミネラルとして知られていて、多くの育毛サプリメントにも含まれている、髪の毛にとってとても大切な栄養素です。

実はコーヒーに含まれるタンニンには亜鉛の吸収を阻害する作用があります。

もし毎日コーヒーを愛飲しているとしたら、結果日常的に亜鉛が不足してしまう可能性があるでしょう。

慢性的な亜鉛不足が薄毛を引き起こす可能性も否定できません。

 

コーヒー好きな人は、育毛サプリメントなどで意識的に亜鉛を摂取するといいかもしれませんね。

珈琲は身体を冷やす

コーヒーはもともとは南国の飲み物で、身体を冷やす効果があります。

そのため、冷え性の方は飲まない方がいいともいわれています。

 

また、コーヒーに含まれるカフェインには、覚醒作用だけでなく血管の収縮作用もあります。

 

血管が収縮すれば血流が滞るので冷え性の原因になりますし、頭皮の毛細血管が収縮すれば薄毛や抜け毛の要因にもなるでしょう。

特にアイスコーヒーは飲み過ぎない方が良さそうですね。

就寝前の珈琲は眠りを浅くする

コーヒーを眠る前に飲むと、髪の毛の健康によくありません。

就寝前のカフェイン摂取により眠れなくなる、あるいは眠りが浅くなるといった悪影響があります。

それが成長ホルモンが分泌される睡眠の質を悪くし、結果的に薄毛につながる可能性もあります。

 

同じ理由で就寝前のお酒も厳禁。

お酒を飲むとよく眠れるなんて聞くけれども、実際の影響は真逆。

たとえ眠ったとしても、体内ではアルコールの分解でフル活用状態。これじゃあ、深い眠りなんて出来るわけない。

 

なのでコーヒーやアルコールは就寝前には飲まないようにしよう。

どうしても飲みたいのなら、夕方以降は飲まないように気をつけることが大切。

最低でも眠る3時間以上前に飲むようにしましょう。

砂糖入りのコーヒーは抜け毛を引き起こす

砂糖の摂りすぎは育毛に良くありません。

砂糖を摂りすぎると、体内で育毛に大切なビタミンやミネラルが消費されてしまうからです。

特に注意が必要なのが、手軽に飲める自動販売機の缶コーヒーです。

缶コーヒーには砂糖がめっちゃ入っています。平均すると190mlの小さ目の缶で、角砂糖3個以上!!

もし仕事の合間に缶コーヒーを飲む習慣があるとしたら、ブラックを選ぶのがオススメですね。

コーヒーの育毛に対するメリット

珈琲は血行を良くする

コーヒーに含まれるクロロゲン酸というポリフェノールが血行を良くする作用があります。

またカフェインも血管の拡張作用があり、抹消血行を促進する作用があります。

 

頭皮の血行がよくなれば、健康な髪の毛を作り出す助けとなるでしょう。

先ほどカフェインには身体が冷えて血行が悪くなる作用がある、と紹介しましたが、それと同様に血行を促進する作用も持っているのです。

脱毛ホルモンを体内に排出

コーヒーを飲むとすぐにトイレに行きたくなっちゃいますよね。

それは珈琲に強い利尿作用があるからです。

 

AGA(男性型脱毛症)の原因であるジヒドロテストステロンという悪玉ホルモンは、尿と一緒に体外に排出される特徴を持っています。

 

なのでコーヒーの強力な利尿作用は、ジヒドロテストステロンを体外に排出するのを手助けしてくれる効果があるでしょう。

頭皮のジヒドロテストステロンに対して、コーヒーの利尿作用がどれほど効果的なのかはわかりません。

ですが、飲まないよりはマシだと思います。

クロロゲン酸が肌老化を予防する

コーヒーに多く含まれるポリフェノールのクロロゲン酸には、強い抗酸化作用があり、頭皮を保護する作用もあります。

細胞の活性酸素を除去してくれるので、頭皮の細胞を健康に保ってくれるでしょう。

頭皮の皮脂が参加するのを防ぐ作用も持っているので、脂漏性皮膚炎による薄毛・抜け毛にもいいかもしれません。

カフェインにはジヒドロテストステロンの作用を抑える効果がある

カフェインにはAGA(男性型脱毛症)の原因であるジヒドロテストステロンの作用を抑える効果があるといわれています。

その効果から、薄毛予防のためのカフェイン入りシャンプーなんかも作られています。

ただし、カフェインによるジヒドロテストステロンの抑制作用は、人間による実験で確かめられたわけではありません。

基本的に抽出されたカフェインを脱毛部分に塗布することで発毛効果が認められたわけですが、抽出されたカフェインと同じ効果をコーヒーを飲んで得られるわけではありません。

もし飲んで発毛効果を得ようとした場合、その必要量は1日コーヒー9リットル!!

明らかにカフェインの過剰摂取になってしまいますし、おそらく薄毛改善の前に体調がおかしくなってしまうでしょう。

コーヒー育毛法のコツ

ドイツの研究者の発表ではコーヒーに含まれるカフェインの血管収縮作用により毛母細胞が活性化!!

それにより血行が促進され、育毛効果が期待できるとか。

とはいえ、その効果を享受するには1日に60~80杯ものコーヒーを飲まなければならないそう。

それだけ大量に飲むのは無理ですし、実際に飲んだら違う意味で体調を崩してしまうでしょう。

 

とはいえ、コーヒーそのものにはポリフェノールも含まれており、さまざまなメリットがあることは紹介しました。

 

では、薄毛・抜け毛とコーヒーの関係についてまとめてみましょう。

コーヒーのデメリット

  • 亜鉛の吸収を阻害する
  • 冷え性の原因になる
  • 睡眠の質を悪くする
  • 多量の砂糖が抜け毛の原因になる

コーヒーのメリット

  • 血行を良くする効果もある
  • ジヒドロテストステロンを体外に排出する助けとなる
  • 頭皮の老化(酸化)を予防する
  • ジヒドロテストステロンの作用を抑える効果がある

全体としてのメリット・デメリットを考えると、特に育毛に強い影響はない考えられますね。

「コーヒーを飲むと育毛になる!」

とは言えないかもしれませんが、習慣として飲み続ければ頭皮や髪の毛に良い影響は与えそうです。

もちろん「過ぎたるは猶及ばざるが如し」で、1日に何リットルもコーヒーを飲んだら身体に悪いでしょう。適量を楽しむのが大切です。

 

では最後に、コーヒー愛好家のために家庭でできるインスタントコーヒーを使った育毛コーヒーのレシピを紹介します。

インスタントコーヒーで作る、美味しい育毛珈琲のレシピを紹介!

育毛効果のあるオススメの珈琲は「シナモンミルクコーヒー」です。

といっても、レシピはカンタン!!

コーヒーカップにインスタントコーヒーを適量、そしてシナモンパウダーを一振り。

熱湯を注いだ後に牛乳を少々。これで完成です。

 

シナモンの香りが好きな方は、けっこうたくさん入れてもOKです。

粉末のコーヒーミルクではなく”牛乳”を入れるのがポイント。

シナモンパウダーは近所のスーパーの塩コショウが陳列されたスパイスコーナーで、100円程度で売っていると思います。

コーヒーにシナモンを振りかけると、香りがすっごく良くなって美味しくなるんですよね。

シナモンコーヒーのレシピ

①ドリップコーヒーやインスタントコーヒーを用意する

②シナモンを適量振りかける

③牛乳を適量入れる

シナモンミルクコーヒーの育毛効果

先ほども紹介した通り、コーヒーそれ自体がすっごい育毛効果を持っているわけではありません。

ですがコーヒーにも確かに育毛効果はあります。

珈琲に含まれるクロロゲン酸が頭皮の血行を良くしてくれるし、珈琲の利尿作用が脱毛ホルモンであるジヒドロテストステロンを体外に排出する手助けをしてくれます。

さらにコーヒーに加える牛乳は、動物性タンパク質やビタミンB1が豊富です。

これも発毛に大事な栄養素。

 

そしてシナモンは毛細血管を拡張して、頭皮の血行を促進させる効果があります。

以前シナモンは育毛に効果的という記事を紹介しましたが、中々シナモンを使った料理やスイーツを毎日食べるなんて難しいです。

その点、このシナモンミルクコーヒーであれば、毎日でも大丈夫!!

しかも、コーヒーが美味しくなります。

シナモンミルクコーヒーを飲むときの注意点

シナモンミルクコーヒーを飲むときには、育毛効果を存分に発揮するために3つの注意点があります。

①寝る前に飲まない

コーヒーのカフェインは交感神経を刺激して、目を冴えさせる効果があります。もし就寝前に飲んでしまうと、寝つきが悪くなったり、睡眠が浅くなったする可能性があります。

睡眠中は成長ホルモンの分泌が盛んになり、育毛にとっても大事な時間です。

睡眠の質の低下は薄毛の原因になるので、眠る前の珈琲は控えましょう。

眠る前にオススメなのは、シナモンを振りかけたホットミルクです。牛乳に含まれるカルシウムやトリプトファンによって精神が落ち着き、安眠効果が高まるでしょう。

②亜鉛と一緒に摂取しない

亜鉛は育毛や発毛にとって、もっとも大切なミネラルのひとつです。

亜鉛の育毛効果についてはこちらの記事で→AGA(男性型脱毛症)抜群の育毛効果がある栄養素は亜鉛だった!その効果とは?

実はコーヒーに含まれるタンニンや、牛乳に含まれるカルシウムは亜鉛の吸収を阻害してしまいます。

なのでシナモンミルクコーヒーを飲む時は、同時に亜鉛を含んだ食事や亜鉛サプリを摂取すると、その吸収を阻害してもったいない事になっていしまいます。

③砂糖は入れない

シナモンミルクコーヒーに基本、砂糖は入れません。

砂糖を入れなくても牛乳とシナモンで、まろやかで美味しいコーヒーになっていると思います。

砂糖の摂り過ぎは育毛にとって悪影響。

特に精製された砂糖が悪いので、どうしても甘くして飲みたい場合は天然の砂糖ハチミツをいれるのがいいでしょう。

関連記事:育毛・薄毛と砂糖の関係。砂糖の摂り過ぎは抜け毛・ハゲの原因になる!?

 

シナモンミルクコーヒーは私も好きでよく飲んでいます。

特に育毛のためでなくても、普通に美味しいのでお勧めです。

 

というわけで最後にコーヒーのメリット・デメリットを踏まえたうえで、育毛に良いコーヒーの飲み方をまとめます。

髪の毛のためのコーヒーの飲み方

  • コーヒーに砂糖はいれない
  • 亜鉛を積極的に摂取する(育毛サプリメントがオススメ)
  • 寝る前には飲まない
  • 飲み過ぎず、適量を楽しむ
  • シナモンや牛乳が育毛効果を高める!

これらの注意点を守れば、コーヒーを飲み過ぎても薄毛にならず、健康的なメリットだけを享受できるのではないでしょうか。

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