ハゲに効く食べ物

イワシ缶詰にスゴイ育毛効果が!医師が薄毛予防で実践していることとは?

2018年12月4日

先日、TBSで放送された「名医のTHE太鼓判!」という番組では、薄毛や白髪の改善がテーマとして取り上げられていました。

番組では名医が実際に行っている薄毛や白髪の予防方法が紹介されたのですが、そこで注目を集めた発言がこちら。

 

若々しい髪を保つために、毎日イワシを食べています

 

なんとイワシを食べることが薄毛改善に繋がるとか。

その理由とともに、薄毛改善にオススメのイワシの食べ方を紹介したいと思います。

テレビで話題!EPAが持つ薄毛改善効果とは!?

まず結論を申し上げると、イワシにはDHAやEPAは豊富なため、薄毛予防に効果的とのこと。

 

イワシに限らず、多くの青魚には脂の一種であるDHAやEPAが豊富に含まれています。

EPAには血管をしなやかにして血液をサラサラにしてくれる効果があり、薄毛の予防にもとてもオススメ。

特に回遊魚であるイワシはその脂に良質のEPAが豊富に含まれています。

 

そのためか、イワシを毎日食べるイワシ漁師に薄毛の方は少ないとか。

その噂を検証するために、番組では実際に三重県鈴鹿市の白子漁港を取材に!

 

すると驚くべきことがわかりました。

 

たくさんの漁師さんを取材すると、確かにイワシをメインに扱う漁師にはほどんど薄毛はいなかったのです。

中には薄毛の方もいましたが、詳しく聞くと「イワシ嫌いなんだよね~」と、ほとんどイワシを食べていないことが判明。

すごいのは60代はもちろん、70代や80代の高齢者であっても、薄毛になっていないということです。

高齢になれば、ほどんどの方が程度の差こそあれ、薄毛になっているもの

ですが漁師さんたちは70代80代でも元気そのもので、髪の毛もフサフサでした。

 

漁師さん全体を調べたところ、なんと30人中26人が薄毛ではないことがわかったのです。

(まあ、結果ありきで取材に行った番組スタッフの作為があるかもしれませんが…)

 

番組ではEPAの効果を確かめるために、漁師さんの協力を得て血液検査を実施。

すると、髪がフサフサの漁師さんは実年齢と比べて血管年齢が若いことがわかりました。

最高齢89歳の漁師さんは、なんと血管年齢が48歳!!

イワシの血管を健康にする効果って、すごいですね。

 

ちなみに当サイトでは以前「漁師に薄毛が少ない」というテーマの記事を紹介しています。

その記事ではイワシにはDNA(デオキシリボ核酸)とRNA(リボ核酸)という栄養素が豊富で、そのために薄毛予防効果があると解説しました。

DNA・RNAに強いアンチエイジング効果があり、薄毛の予防にも効果を発揮するとのこと。

DNA・RNAは魚に多く含まれていて、中でもイワシが育毛にオススメ

イワシにはDNA・RNAだけではなく、メチオニン・亜鉛・EPAやDHA・エコンザイム・タウリンなどが含まれていて、それぞれが薄毛予防に有効な栄養素です。

参照元:漁師にハゲが少ない理由と食べるとハゲる魚、育毛になる魚とは?

イワシに含まれる良質のEPAは血管を若返らせ、血液をサラサラにしてくれます。

その結果、頭皮の血行が良くなり、毛根に栄養が行き届く。

それが薄毛や白髪の改善に役立つわけですね。

番組では紹介されませんでしたが、イワシにはEPAだけでなく、育毛に効果的なDNAやRNA、メチオニン・亜鉛・DHA・エコンザイム・タウリンなどの栄養が豊富に含まれています。

イワシは頭皮ケアに最高の食材のひとつですね。

イワシにはDHAやEPAをはじめとして、髪の毛に大切な栄養素が豊富に含まれています。

育毛のためのイワシの食べ方の2つのポイント

EPAは血中の中性脂肪やコレステロールを減らし、血液をサラサラにしてくれる効果があります。

そんなEPAは熱に弱いという特徴を持っています。

なので、焼き魚にすると脂も落ちてしまいますし、EPAの量も減ってしまうでしょう。

生魚を100とすると、焼き魚はEPAが12%減ってしまい、揚げ魚ともなると51%も減ってしまうとか。

しっかりと青魚のEPAを摂取するには、熱を通さない刺身や寿司で食べたりするのがオススメ。

また、イワシのつみれ汁であれば、魚脂であるEPAも汁に溶けだして失われないので良いでしょう。

 

食生活全体としてのバランスも大切です。

イワシばっかり食べていたら、全体の栄養バランスが崩れてしまうので逆効果。

また、植物油や肉脂を取り過ぎると、せっかくEPAを摂取しても効果が半減してしまうので注意が必要です。

 

刺身や寿司で青魚を食べるのもいいですが、毎日となると難しいですし、それよりももっといい方法があります。

それが缶詰。

育毛効果がもっとも期待できるのが、イワシの缶詰を丸ごと食べちゃうことなんです。

イワシの缶詰は生のイワシを入れた後に熱処理をするので、EPAが失われずにギュッと詰まっています。

同じ量のイワシを比べると、缶詰のほうが3倍以上のEPAが含まれているとか。

 

厚生労働省が定める1日のEPA摂取量は1,000mgですが、1缶200グラムのイワシの缶詰にはEPAが5,000mg以上も含まれています。

これは実に5日分のEPAですね。

イワシの缶詰は漁獲量が多くて安価な時期に、安く仕入れて大量に製造します。つまり脂ののった”旬”の時期のイワシということ。

さらに新鮮なイワシを使うので血合い処理をしないことが多く、そのため魚屋さんで売っているイワシよりも含まれるDHA・EPAが段違いに多いのです。

なので、缶詰のイワシの”身”だけでなく、そのまわりの水分もいっしょに食べるのが大切。

骨までやわらかく、丸ごと食べれるので、カルシウムも豊富です。

 

まとめると、缶詰を汁まで丸ごと食べるのが最も薄毛改善効果が期待できる最高の食べ方というわけですね。

 

ただし塩分の摂りすぎには注意が必要。

イワシ缶詰(200g)にはおおよそ2~3gの塩分が入っています。

世界保健機関(WHO)はの食塩摂取目標を1日5グラムとしています。厚生労働省では1日の塩分摂取量を成人男性が8g未満、成人女性が7g未満としています。

普段の食事にプラスアルファでイワシ缶詰を食べると、”塩分の摂りすぎ”になってしまうかもしれないので注意が必要です。

  • 1日のEPA摂取量は1,000mg
  • EPAは熱に弱いので加熱調理は避ける
  • バランスの悪い食生活はEPAの効果を弱める
  • イワシの缶詰めがオススメ

ハゲ芸人坪倉がイワシ缶詰で発毛!?

番組ではハゲ芸人のひとり、我が家の坪倉氏に1日1缶、2週間イワシの缶詰を食べてもらう実験を行いました。

坪倉氏は26歳くらいから頭頂部が薄くなっていることを感じ始め、ずっと隠し続けていたとのこと。

実験前の坪倉氏の血中EPA濃度は27㎍/mL

実年齢は41歳だけど、調べてみると血管年齢は54歳でした。

これじゃあ、薄毛になるのもうなずける結果です。

 

そんな坪倉氏に毎日イワシの缶詰を食べてもらうと、驚くべき変化が!!

 

2週間後に再度、血液検査をしてみると…

なんと血管年齢が36歳にまで若返ったのです。

血中のEPA濃度に至っては、以前は27㎍/mLだったのが、622㎍/mLに大幅改善!!

実験後のインタビューで坪倉氏は、その変化を語っています。

「けっこう増えた感じはするんすよ

髪質も、すこし、前よりは健康的になってきた感じはするんですよ

自分でも続けていこうかなって、思っているんすよ」

1日1缶のイワシ缶詰を続ければ、イワシ漁師のみなさんのように、高齢者になっても元気でフサフサが維持できるかもしれませんね。

EPAの取り過ぎによる副作用は?

EPAは確かに薄毛予防にとってもよい効果があるでしょう。

ですが食べ過ぎは注意が必要です。

 

EPAの摂取量に明確な制限はないものの、欧州食品安全機関では1日5,000mg、アメリカでは3,000mg以内の摂取において安全とされ、それ以上の過剰摂取はしないほうがいいとされています

 

日本では1日1,000mgの摂取が良しとされているだけで、摂取制限はありません。

ですが、厚生労働省の策定を守り、EPAは1日1,000mgくらいの摂取にとどめておいた方が良さそうです。

毎日イワシ缶詰1缶(EPA5,000mg)はちょっと取り過ぎな気がしますね。

 

特に高血圧や低血圧で何らかの薬を服用しているのなら要注意。

EPAを摂取すると血液がサラサラになり過ぎて、何らかの悪影響を及ぼす可能性はゼロではありません。

特にイワシの缶詰やEPAサプリメントは、一度に大量のEPAを摂取できるので注意が必要です。

 

血も固まりづらくなるので、手術や歯科治療の前にもEPAの摂取を控えたほうが良さそうです。

もし心配であれば、念のため主治医に相談してみるのがいいですね。

*ちなみに同じ魚でもマグロの食べ過ぎは薄毛リスクを上げてしまうので注意が必要です。

関連記事:マグロを食べ過ぎると危険!薄毛・脱毛を引き起こす原因と対策について。

血中濃度を効率的に上げるEPAサプリメントの使い方

イワシの缶詰が薄毛に良い!!

…とはいっても、中にはイワシや青魚が嫌いな人もいるでしょうし、毎日イワシ料理ばっかりでは飽きてしまうという方もいるでしょう。

そんな時にオススメなのが、EPAを手軽に摂取できるサプリメントです。

 

実はEPAは、その”摂取時間”によって効果が変わります。

時間栄養学の研究によると、昼や夜よりも朝にEPAを摂取したほうが血中EPA濃度が高まることがわかっているのです。

 

つまり、薄毛予防のために効率的にEPAを摂取するには朝にイワシの料理を食べるのがよいってこと。

だけど朝にギリギリまで寝ていて時間がなかったり、「毎朝イワシ料理はイヤァ!!」という方もいるでしょう。

 

そんな時には、手軽に使えるEPAサプリメントがオススメです。

EPAを摂取するのにオススメのサプリメント

世の中にはたくさんのDHAやEPAを配合したサプリメントが販売されています。

その中でもオススメのDHA・EPAサプリメントをまとめて比較、紹介したいと思います。

商品名EPA・DHA含有量価格/1月分公式サイト
ルックルックDHAEPA387mg2160円DHA EPAプレミアム
DHA&EPAオメガプラス780mg1481円~DHA&EPAオメガプラス

それぞれ、EPA以外にもいろんな栄養素が含まれたサプリメントなので、自分にあったものを選んで使ってみましょう。

 

毎日イワシの缶詰ばっかりだと飽きてしまいますし、イワシの缶詰は1缶400~500円くらいします。(最近値上がりが続いてますね…)

イワシの缶詰を食べつつも、こういったEPA配合サプリメントを利用すれば、より手軽に、経済的にEPAを摂取できるでしょう。

DHA・EPAのサプリメントはたくさん販売されています。手軽に高濃度のDHA・EPAが摂取でき、いわしを買って食べるよりも割安です。

イワシの育毛効果まとめ

現役の医師が薄毛や白髪予防のために実践しているのは、毎日イワシを食べるってこと!!

特にイワシの缶詰がEPAを効率よく摂取できるのでオススメです。(ただし塩分の摂りすぎには注意です)

 

また番組では紹介されませんでしたが、EPAの摂取のタイミングは”朝”が良いでしょう。

時間栄養学的に、EPAは朝摂取した方が血中濃度が高くなるからです。

 

朝にイワシ料理かEPAサプリメントを摂取する!

 

これが血管を健康的にして薄毛を予防するオススメの習慣なんですね。

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