毛染め剤に含まれる化学物質が、皮膚障害を引き起こすとして問題になっている、そんな報道がりました。
皮膚障害によって頭皮の痒みや炎症などが引き起こされれば、もちろん薄毛の原因になるでしょう。
その報道の内容を紹介するとともに、ヘアカラー使用時の注意点を紹介します。
毛染め剤で相次ぐ皮膚障害…リスクの表示求める
毛染め剤の使用による皮膚障害が相次いでいることを受け、消費者庁の消費者安全調査委員会(消費者事故調)は23日、厚生労働省に対し、製造販売業者にアレルギーのリスクをわかりやすく表示させるよう求めた。
事故調によると、ヘアカラーに使われている毛染め剤には、皮膚炎を引き起こしやすい化学物質が含まれ、軽い異常を無視して使い続けると重症になる可能性もある。同庁には2014年度までの5年間に、毛染め剤で頭や首がかゆくなったなどの相談が計1008件寄せられ、うち166件は重症だった。事故調の調査では、異常を感じても使用を止めなかった人が5割を超え、リスクに関して正しい知識が伝わっていなかったという。
参照元:読売新聞10月24日毛染め剤で相次ぐ皮膚障害…リスクの表示求める
カラーリングに使用する着色効果のある化学物質は、アレルギー性皮膚炎を引き起こす可能性があるとのこと。
そのため、厚生労働省の指導によって、こういった商品にはきちんと注意書きが掲載されています。
買ってみるとわかりますが、ヘアカラーの注意書きってホントに詳しく、やってはいけないことやリスクが書いてあります。他の皮膚に塗布する商品と比べても、その文章量は膨大!
その陰には皮膚炎を引き起こすリスクの高い化学物質を使用しているという理由があったわけですね。
個人的にはあの注意書きで十分とは思いますが、いまだにその危険性については認知度が低いようです。実際、消費生活センターにはヘアカラーの使用で皮膚炎になったという報告が絶えないそう。
ヘアカラーのパッケージは、ポップな絵柄で、簡単に髪を染められるような印象を与えるデザインが多いですが、使い方を理解していないとけっこう危険なようです。皮膚に異常を感じても使用を止めなかった人が5割を超えたなんて報道がされていることからわかる通り、ヘアカラーの危険性はイマイチ伝わっていないようですね。
もし皮膚炎を起こしてしまったら、重篤化すると頭皮全体が赤くただれてしまい、脱毛の原因になってしまうかもしれません。
薄毛にヘアカラーは危険!?
頭皮の炎症も、痒みも、ただれも、赤く腫れるのも、すべて発毛を阻害する要因です。脱毛が促進されてしまう危険があります。
もし薄毛で悩んでいるのに、毛染め剤を利用している場合は、その利用頻度を下げるか使わない方が良いかもしれません。
もちろん、使っていてなんの問題もなければいいのですが、それでも注意は必要。食品アレルギーと同様に、いつも使っていて平気だったのに、ある日突然アレルギー性皮膚炎が引き起こされるといった可能性もあります。
それでも使用したい場合は、なるべく頭皮につかないようにやる方が良いでしょう。できれば髪を染める場合は、美容院でプロにやってもらった方がベストでしょうね。
一説にはこの「着色効果のある化学物質」には発がん性がある、といった話もあります。使用の際は特に注意し、使用後の洗髪も念入りにしましょう。
まとめ
では、毛染め剤の注意書きに記載された注意点を守ったうえでの、さらなる注意点をまとめてみます。
- ヘアカラーの使用を中止するか、使用頻度を下げる。
- 出来れば美容院でやってもらう。
- 染毛剤は頭皮に付着しないようにする。
- 使用後はよ~く洗髪する
毛染め剤って意外と危険な成分が含まれているんですね。使う場合は説明書をよく読んで、使い方やリスクを確認してから使いましょう!!
最も大切なシャンプーの正しいやり方については、こちらの記事を参考にしてみてください。