日常生活のハゲ対策 育毛・薄毛と○○の関係

頭皮の温度が低いと抜け毛や薄毛を引き起こす理由と、それを予防する5つの方法

男性であれ、女性であれ、ハゲ・薄毛に悩んでいる方の頭皮は、健康な頭皮と比べると1~2度程度低くなっている傾向があります。

また、寒い場所に移動するなどして頭皮が冷えてしまった後に”通常の体温に戻る時間”も、ハゲ・薄毛の方のほうが長くかかるということがわかっています。

 

「頭皮の温度」と「ハゲやすさ」にはある程度の関係があるようです。

 

頭皮の温度が低いと薄毛リスクが高まる理由と、それを予防するための方法を紹介します。

頭皮の温度が低いと抜け毛が増える理由

頭部皮膚の温度は、もともと体温よりも2~3度程度低くなっています。だいたい平均すると34度くらい。

なので、薄毛やハゲに悩んでいる方の頭皮はそれよりも低い32~33度くらいになっている可能性があります。

 

ハゲや薄毛の頭皮温度が低いのは、頭皮の血流が悪くなっているから。

 

全身の皮膚温度を決定づける最も重要な要因は「血流」です。それは頭皮でも同じこと。

例えば運動の後に皮膚温度が上昇するのは、皮膚下にある血管の血流が増大したから。

皮膚温度と血流はとても密接な関係があるのです。

 

血流が増加すると皮膚温度は急激に上昇します。

が、逆に急激に血流が悪くなったとしても皮膚温度は急激に低下することはありません。(もし血流低下で皮膚温度も急激に下がったら、生命維持に重大な悪影響を及ぼすでしょう)

皮膚の温度は上がりやすく、下がりにくいという特徴を持っているのです。

 

もし、皮膚の温度が自分の他の部位の皮膚温度に比べて低かったとしたら、頭皮が慢性的な血流悪化になっている可能性があるでしょう。

 

頭皮の血行不良は抜け毛・薄毛の要因になります。

髪の毛は毛根から生えてきます。これはだれでも知っていますね。

この毛根の奥には”毛包”があり、毛包の中にある”毛母細胞”は日々細胞分裂を繰り返して新しい髪の毛を作り出しています。

 

毛母細胞には細かい毛細血管が絡みついていて、血液から栄養を補給しています。

頭皮の血行が悪くなると、毛細血管の血流も減ってしまい、毛母細胞の活動が低下してしまう原因になるのです。

さらに、頭皮の血流が悪いと皮膚細胞内にあるコラーゲン生成も悪くなります。頭皮のコラーゲンが減少すると頭皮が硬くなり、薄毛リスクが高まってしまいます。

頭皮の温度が低いと、血流が悪化してしまい。毛母細胞の栄養不足や、頭皮細胞へのダメージにつながってしまうのです。

頭皮の温度が下がる要因

頭皮の温度が低い原因は、日常生活の中にあります。

  • ストレス
  • 寒すぎる環境
  • 運動不足
  • 栄養不足
  • 貧血ぎみ
  • 低血圧
  • 皮膚血管の老化
  • 喫煙習慣

これらが頭皮の温度が低い代表的な原因です。

特に喫煙は悪影響。

煙草を吸った瞬間に、体温が下がることがわかっています。もちろん、頭皮への悪影響もあります。

喫煙している方は、将来ハゲないためにも、今すぐ禁煙したほうがいいでしょう。

頭皮温度を上げる5つの対策

頭皮を温める

頭皮の温度低下を改善するために頭皮を温めるのは、単純ですがとても有効な方法です。

とはいえ、温めすぎると頭がぼ~っとします。

寒い季節にはニット帽などをかぶって防寒するのは良いかもしれませんが、それ以外の季節では特に頭皮を温める昼用はないでしょう。

オススメは頭皮マッサージです。

頭皮に刺激を与えてマッサージすれば、適度に血流がよくなって頭皮の表面温度が上がるでしょう。

 

効果的な頭皮マッサージの方法については、下記の記事を参考にしてみてください。

リラックスする

緊張状態が続くと交感神経が優位になり、毛細血管が収縮してしまいます。

そうなると、頭皮の血流も悪化し、頭皮の温度も下がってしまうでしょう。

そうならないためにも、ストレスを感じたらリラックスする時間をとるのが大切です。

 

一番大切なのは、しっかりと休息(睡眠)をとること。

身体の疲れを回復させると、精神的な疲労も軽減され、ストレスに強くなります。

適度な運動や、趣味に没頭する時間もいいですね。ヨガや瞑想なんかもストレスを軽減させる強い作用を持っています。

これらの生活習慣を心がければ、頭皮の温度が下がるほどのストレスを軽減させることができるでしょう。

 

ちなみに頭皮の中でも、前頭部だけはストレスの影響を受けづらいという特徴を持っています。

ストレスの悪影響は頭頂部に出やすいというわけですね。

食事に気を使う

基本的な体温を上げ、頭皮温度を上昇させるには、1日3食をしっかりと食べることが基本です。

食べると体内で”熱”が生じます。

眠ってると体温が下がりますが、朝起きてしっかりと朝食をとることで、下がっていた体温が上がり、活動のスイッチが入ります。

朝食といえば、シリアルとかヨーグルトなんかを食べている方も多いと思いますが、体温が下がっている朝だからこそ、身体を温めるスープがオススメです。

貧血を予防するためにも、鉄分が豊富な食べ物を食べたり、体内で血肉になるたんぱく質の豊富な食べ物を積極的に選ぶのも大切です。

栄養バランスの取れた食事を心がければ、頭皮温度を上げるのに一役買ってくれるでしょう。

運動を心がける

運動をすると、心拍数が増加して全身の血流が増えます。

もちろん、頭皮の血流も増加して頭や頭皮の温度も劇的に上昇します。

これは一時的なもので、安静にしていれば血流の増加も収まります。

ですが、頭皮に張りめぐらされた太い血管や毛細血管の血流が活性化すると、血管自体も活性化します。

 

驚くべきことに、血流が滞っている毛細血管は、長期間使われていないと消えてしまうこともあります。

頭皮の毛細血管の量を維持し、頭皮の温度を上げるためにも、適度な運動の習慣を心がけたいですね。

育毛剤を使う

市販の育毛剤には頭皮の血流をよくするための様々な成分が含まれています。

夜にお風呂に入った後、清潔な頭皮に適量の育毛剤を塗布して丁寧にマッサージをすれば、頭皮がポカポカと温まるのを感じるでしょう。

 

血行促進効果のあるオススメの育毛剤については、下記の記事を参考にしてみてください。

まとめ

自分の頭皮を掌で触ってみて、他の皮膚よりも冷たいと感じたら、血流が滞っている可能性があります。

それを放置してしまうと、抜け毛が増えていつか薄毛になってしまうかも!

  • 頭皮を温める
  • リラックスする
  • 食事に気を使う
  • 運動を心がける
  • 育毛剤を使う

そうならないためにも、この頭皮温度を上げる5つの方法を実践し、頭皮の温度を上げるための活動を心がけましょう。

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