”蜂の子”はその名の通り、スズメバチなどの蜂の巣の中にいる幼虫の事。栄養価が高く、昔から食用として重宝されてきました。
たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどがたくさん含まれていて、滋養強壮や美容にも良いとされるスーパーフードなのですが、なんと育毛効果も得られるそう!!
蜂の子を食べると、ホントに髪の毛が生えてくるのでしょうか?
蜂の子の育毛効果の秘密!!
アサ芸プラスで蜂の子の育毛効果が紹介されていました。
「髪を作っている毛母細胞の栄養が少なくなると髪は抜け落ちます。髪の主な成分はタンパク質。髪を強く、太くするには、毛母細胞にタンパク質が行き届くようにしなければなりません。そのためにはタンパク質を作るためのアミノ酸をとることが必要なんです」
そして医食研究家の萩原智恵子氏がこう付け加える。
「発毛・育毛のためアミノ酸をとる方法として最適な食材が蜂の子です。昔から、“蜂の子に勝る美容、滋養食なし”と言い伝えられてきた。細胞を活性化させ、代謝を良くするので若さのパワーの源になります。育毛・発毛の効果は高い」
蜂の子に含まれている栄養素を成分表でみてみると、
人間の体では合成できない必須アミノ酸のすべてを含んでいるうえに、さまざまな栄養素を豊富に含んでいる。最強の“健康”“発毛”食品とも言えそうだ。
参照元:蜂の子を食べて“毛”を増やそう!ただし一つだけクリアすべき問題が…(アサ芸プラス)
髪の毛はケラチンというたんぱく質の一種から出来ています。
ケラチンは18種類のアミノ酸から作られているので、アミノ酸が欠乏していると髪の毛が新しく生産されなくなってしまいます。
特に重要なのが、体内で合成できず食べ物から摂取するしかない必須アミノ酸です。
必須アミノ酸は9種類あるのですが、ケラチンを構成するアミノ酸の中では7種類が必須アミノ酸になります。この7種類のアミノ酸を食べ物から摂取しないと、髪の毛の原料が足りなくなっちゃうってことになります。
- ロイシン
- リジン
- トリプトファン
- バリン
- ヒスチジン
- メチオニン
- フェニルアラニン
この7種類がケラチンの中の必須アミノ酸なのですが、なんと蜂の子にはこの7種類すべてが含まれています。
記事内でもいわれていますが、蜂の子はまさに”発毛・育毛のためアミノ酸をとる方法として最適な食材”というわけですね。
さらに凄い蜂の子の健康効果!
スズメバチ、アシナガバチ、熊蜂など、すべての幼虫が蜂の子と呼ばれ、太古の昔から食べられてきました。日本以外にも世界中に蜂の子を食べる文化はあり、その健康効果から中国では生薬として重宝されてきた歴史もあります。
その栄養価はすさまじく、炭水化物・たんぱく質・脂質の三大栄養素はもちろん、ビタミンCやビタミンB群、カルシウム・カリウム・鉄などのミネラルも豊富で、必須アミノ酸を含む18種類のアミノ酸も含まれています。
高い栄養価以外にも、ホルモンのバランスを調整する効果があり、ホルモンバランスが崩れることによって引き起こされる様々な病気に対して効果が期待できます。
ホルモンバランスの乱れが原因の女性の薄毛にもオススメの食材といえるでしょう。
蜂の子を食べると髪の毛が生えてくる?
というわけで、栄養価の高い蜂の子は髪の毛にとってとても大切な栄養をふんだんに含んでいることがわかりました。
必須アミノ酸はもちろん、頭皮の健康を保つビタミンCや、細胞の新陳代謝に重要なビタミンB群、ミネラルなんかもバランスよく含まれています。
とはいえ、蜂の子を食べたからといって、絶対に髪の毛が生えてくるってわけではないので注意が必要です。
蜂の子は健康的な身体を維持するサポートをしてくれるかもしれませんが、直接頭皮に働きかけて髪の毛を作り出す効果は持っていません。
痩せた大地では作物は育たないように、不健康な肉体では豊かな髪の毛は生えてくることはありません。蜂の子に発毛効果はないかもしれませんが、健康な髪の毛のための”土壌”を作るのはとても有効だと思います。
バランスの悪い食事で必須アミノ酸が足りないのなら、元気のよい太くてコシのある髪の毛は生えてこないでしょう。栄養不足を予防するためにも、普段から蜂の子を食べるのはオススメです。
蜂の子を食べるだけで、髪の毛に必要な栄養がまとめて摂取できるのではないでしょうか。