アンファーから発毛成分ミノキシジルが5%配合された発毛剤スカルプD・メディカルミノキ5が発売になりました。
同じくミノキシジル5%配合の発毛剤リアップX5プラスに続く、国内2番目の商品となります。
後続商品なだけに、リアップにはない特徴があるはず!(まったく同じ商品では発売する意味はありませんよね)
そこでメディカルミノキ5とリアップX5プラスの違いを分かりやすく解説したいと思います。
スカルプDメディカルミノキ5とリアップX5プラスの違い
たくさんのスカルプ商品を開発・販売している予防医学のアンファーが、約6年の歳月をかけて開発に成功した発毛剤「メディカルミノキ5」がやっと発売されました。
メディカルミノキ5もリアップX5プラスも、同じくミノキシジルが5%配合されているので、その発毛力にも差はないと考えられています。
だとしたら、メディカルミノキ5とリアップX5プラスの違いは何なのでしょうか?
スカルプD・メディカルミノキ5がもつ、リアップX5プラスにはない”強み”や”メリット”を3つ紹介します。
①酸化防止剤ジブチルヒドロキシトルエンの有無
メディカルミノキ5は酸化防止剤ジブチルヒドロキシトルエンを完全に未使用で製造された発毛剤です。
これがメディカルミノキ5の大きなメリットのひとつ。
というのも、ジブチルヒドロキシトルエンを頭皮に塗布し続けると、毛乳頭細胞が委縮して小さくなってしまう可能性があるからです。
その研究結果がこちら。
検証した結果、0.16mM濃度以上の酸化防止剤(BHT)処理により、毛乳頭細胞の増殖を抑制してしまうという結果が示されました。
つまり有効成分であるミノキシジルにより毛乳頭細胞が活性化され、発毛が促進されるのですが、添加物として含まれている酸化防止剤(BHT)によって、毛乳頭細胞の増殖が抑制され、さらには細胞が死滅・矮小化してしまう恐れがあるのです。
本来ならば製剤や化粧品の品質を保つために使用されている酸化防止剤(BHT)によって、髪の毛が作られるのを邪魔してしまう可能性があるということが本研究でわかりました。
実はリアップX5プラスには酸化防止剤ジブチルヒドロキシトルエンが含まれています。
ミノキシジルには確かに強い発毛作用がありますが、同時にジブチルヒドロキシトルエンを毛乳頭に塗布している形になるため、毛乳頭細胞委縮という作用も現れる可能性があります。
この実験で分かった毛乳頭細胞の変化、その画像がこちらです。
この緑色のツブツブが毛乳頭細胞みたい。
左がジブチルヒドロキシトルエンを使っていない毛乳頭細胞の画像で、右がジブチルヒドロキシトルエンを使用した後の毛乳頭細胞です。
これはあくまでも試験管実験で、人間を使った臨床実験を行ったわけではありません。ですが、ジブチルヒドロキシトルエンのような防腐剤を直接頭皮に塗布するのは避けた方がいいでしょう。
ジブチルヒドロキシトルエンを一切使わずに作られたメディカルミノキ5の方が、より安全に、確実にミノキシジルの発毛効果を享受できるのではないでしょうか。
②保湿剤グリセリンとBGの違い
メディカルミノキ5には頭皮の保護と保湿のためにグリセリンとBG(1,3-ブチレングリコール)が使われています。
対してリアップX5プラスはBG(1,3-ブチレングリコール)のみが、保湿剤として使われています。
どちらも多くの肌化粧品に配合されている保湿剤。恐らく家庭にある化粧品類のほとんどに、このどちらかが配合されているでしょう。
実はメディカルミノキ5もリアップX5プラスも、アルコール度数が50~60%もある溶液です。
これくらい濃度の高いアルコール溶液を頭皮に塗布すると、炎症が起きるリスクが高まりますし、アルコールは揮発性が高いので頭皮の乾燥を引き起こす可能性もあります。
それを防ぐために、頭皮のバリアや保湿効果のあるグリセリンやBGが使われているわけですね。
使用感はグリセリンの方が少しベタつく感じで、BGの方はサラサラしています。どちらもいろんな化粧品に配合されている保湿成分のひとつであり、安全性に問題はありません。
ですが、グリセリンの方がより安全性が高く、頭皮の角質層における水分保持機能が高く、バリア機能も優れています。
グリセリンは皮膚の常在菌が皮脂を分解して作っている成分のひとつということもあり、実は誰の皮膚にも存在します。そのため、グリセリンでアレルギー反応が起きる確率はほぼゼロ。
対してBG(1,3-ブチレングリコール)は科学的に生成されたものであり、低刺激で安全性は高いものの、稀に接触性皮膚炎を引き起こすこともあります。特にアトピー性皮膚炎であったり、乾燥肌の方は注意が必要です。
GBはグリセリンに比べて保湿力もバリア機能も低いと言われています。
臨床試験で50%アルコール溶液と、50%のアルコールにグリセリンを配合したものを比べると、明らかにグリセリン配合の方が皮膚の状態がよくなっていることがわかりました。
メディカルミノキ5はアルコールやBGなどの刺激の強い成分が含まれていますが、それをカバーするグリセリンを配合することで、頭皮環境を整える効果を持つことに成功したのです。
乾燥肌や敏感肌の方、アトピー性皮膚炎の方は、グリセリンが配合されたメディカルミノキ5の方が安全に使い続けられるでしょう。
③どちらが安い?価格の違い
では次に、肝心の価格の違いについて。
リアップX5プラスの販売価格は1本1か月分で7,612円(税込)となります。
対してメディカルミノキ5の販売価格は1本1か月分で7,800円(税込)となります。
メディカルミノキ5の方が若干高いですが、これも酸化防止剤ジブチルヒドロキシトルエン未使用を実現した高度な製造過程にあるのかもしれません。
とはいえ、メディカルミノキ5はまとめ買いで割安で購入できるサービスがあります。
メディカルミノキ5の価格
1本7,800円(税込)
3本セット:21,060円 7020円/1本
4本セット:27,000円 6,750円/1本
*すべて税込み価格です
最大で1本6,750円で購入することが可能となっています。
リアップX5プラスの7612円と比べると、900円ほど割安ですね。
これが1年の使用と考えると900円×12カ月=約10,800円の違いになってきます。
このメディカルミノキ5の4本セットには理由があります。
ミノキシジルの臨床試験では、発毛が認められたのは使用後4か月目から。
つまりメディカルミノキ5は最低でも4カ月は使い続けることが前提であり、4か月~半年くらい使い続けないと発毛を実感できないのです。
だとしたら、4か月分をまとめて割安に購入した方が得だし、「買ったからには継続しなきゃ!」とやる気も沸いてきますね。
さらにメディカルミノキ5の4本セット購入は、ただ安いだけという画期的なメリットがあります。
4本セット購入限定!AGA専門外来クリニックの初診料無料
メディカルミノキ5の4本セット価格は27,000円を購入すると、3本セット購入や単品購入にはない「ミノキドクターズサポート」というアフターサービスの対象となります。
メディカルミノキ5を4本分使った後にアンケートに答えることで、AGA専門クリニックの診察を無料で受けることができます。(5,400円相当)
実施クリニック
- メンズヘルスクリニック東京
- AACクリニック名古屋
- 脇坂クリニック大阪
- 西城クリニック福岡
もしメディカルミノキ5を4か月続けても思うような変化が見られなかった場合に、使い続けたほうがいいのか?それとも他の方法を試したほうがいいのか?そんな悩みを専門家に相談することができます。
このような専門クリニックとの連携は画期的。
メディカルミノキ5を使うことで、たとえメディカルミノキ5で満足のいく効果が得られなかった場合でも、違う薄毛治療を受ける流れができています。
つまり、必ず薄毛の改善が見込めるということではないでしょうか。
クリニックでの初診料無料というサービスはリアップX5プラスにはありませんし、そもそもリアップはまとめ買いで割安になることもなく、単品を通常価格で購入することしかできません。
このような”サービスの差”もメディカルミノキ5を選ぶ理由のひとつではないでしょうか。
使い方の違いは?
では、2つの発毛剤に使い方の違いはあるのでしょうか?
どちらも同じくミノキシジル5%配合の発毛剤なので、その使い方はまったく同じです。
1日2回、1mlを頭皮の気になる部分に塗布して軽くマッサージするだけです。
メディカルミノキ5もリアップも、それぞれに特殊な容器で1回分1mlを計測できるようになっています。
「1mlって少なすぎない?」
と思うかもしれませんが、これだけの量でも十分に頭皮全体をケアすることが可能なので安心してください。
スカルプDメディカルミノキ5とリアップの発毛効果の違いは?
メディカルミノキ5もリアップX5プラスも、その主要な成分はミノキシジル。
ミノキシジルは世界中の90か国以上で薄毛治療に使われている、信頼のおける発毛成分です。
ミノキシジルの薬理作用
①休止期毛包から成長期(前期)毛包への移行促進作用
②成長期(前期)毛包から成長期(後期)毛包への移行促進及び維持作用
これらの薬理作用で休止期の毛包に作用し、新しい髪の毛の発毛を促進します。また、小さくなった毛包を大きくし、今ある髪の毛の成長も促進させます。
2017年に日本皮膚科学会の発表した「薄毛治療ガイドライン」でも、ミノキシジルの有用性はA評価(行うことを強く勧める)になっています。
ミノキシジル5%配合の外用薬を使った発毛の臨床実験は、国内外でも多数行われています。
薄毛治療のガイドラインではそんな臨床実験の論文を10種以上集めて検証していますが、そのほとんどの実験で発毛効果が認められています。
国内では,1%,および 5%ミノキシジル液を用いた,300 名の男性被験者を対象とした観察期間 24 週までのランダム化比較試験が行われ54),脱毛部 1 cm2 内の非軟毛数のベースラインからの増加は,1%ミノキシジル群が平均 21.2 本,5%ミノキシジル群が平均 26.4本と,5%ミノキシジル使用群で有意(p=0.02)に増加した
参照元:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版
日本国内で行われたある実験では、24週間(約半年)使い続けることで1平方センチメートルあたり平均で26.4本も髪の毛が増加したとの結果が。
これは恐らく生えたばかりの産毛も計算に入っているのでしょうが、脱毛した部分から1㎠あたり26本も髪が生えてきたとしたら、頭部全体ではかなり印象が変わるでしょう。
このような発毛効果は、すべてのミノキシジル5%配合の発毛剤で認められます。
つまり、メディカルミノキ5とリアップの発毛効果に明確な違いはないということになります。
ただしメディカルミノキ5は毛乳頭細胞を縮小させるような防腐剤が使用されていませんし、リアップX5プラスには3つの成分が配合されています。
それらの違いによって発毛効果に差が現れる可能性は確かにありますが、基本的な発毛効果は一緒と思っていいでしょう。
スカルプDメディカルミノキ5とリアップの違いまとめ
では、メディカルミノキ5とリアップの違いをまとめてみましょう。
メディカルミノキ5 | リアップX5プラス | |
有効成分 | ミノキシジル5% | ミノキシジル5% |
特徴 | 酸化防止剤BHT不使用 | 3つの成分配合 |
アフターサービス | 4個セット購入でクリニック無料診察 | なし |
保湿成分 | グリセリン+BG | BG |
価格 | 6,750円~7,800円 | 7,612円 |
使い方 | 1回1mlを1日2回 | 1回1mlを1日2回 |
発毛効果 | 半年の使用で平均20本/1㎠くらい生えてくる | 半年の使用で平均20本/1㎠くらい生えてくる |
以上がメディカルミノキ5とリアップX5プラスの違いになります。
メディカルミノキ5は保湿成分が配合されていて、リアップX5プラスよりも肌に優しい。
リアップX5プラスはミノキシジル以外にも3つの有効成分が含まれていて、メディカルミノキ5よりも発毛効果が期待できる。
両者の違いをまとめると、こんな感じになるのではないでしょうか。