このサイト「育毛100!!」でも、オススメの育毛剤やシャンプーを紹介していますが、たまに見かけくのが「モンドセレクション金賞受賞!!」というマーク。
それは2015年だったり、2014年だったり、金賞だったり、銀賞だったりするのですが、いかんせん受賞している商品が多すぎる気がします。
モンドセレクション受賞とは、育毛剤にとってどのような意味を持つのでしょうか?
モンドセレクションの正体とは?
モンドセレクションという賞自体は、ザ・プレミアムモルツがビール部門で最高金賞を受賞したと大々的に宣伝したことがきっかけで、一気に知名度が上がったようです。
モンドセレクションの正体は、ベルギーの首都ブリュッセルにある、製品の技術的水準を審査する民間団体です。
その民間団体に企業がお金を払って商品の審査をしてもらう。そして賞をもらって、製品の品質を保証してもらうことで、宣伝になるというわけですね。
審査基準
モンドセレクションの審査基準は非公開になっているので、詳しくはわかりません。ですが、ある程度の審査基準はあるよう。
- (食品であれば)味
- 衛生面
- パッケージに記載されている成分などが正しいか
- 原材料
- 消費者への情報提供
こういったカテゴリで製品の品質が審査せれ、点数化されます。そうして、金賞なのか、銀賞なのか、といった判断が下されます。
- 90点以上は最高金賞
- 80点以上は金賞
- 70点以上は銀賞
- 60点以上は銅賞
オリンピックのように金メダルはひとりだけ、というわけではないので「2015年モンドセレクション金賞受賞」なんて商品が何点も溢れることになります。
ベルギーのモンドセレクションに100ユーロ(約13万円)支払う事で審査をしてもらうことが出来ます。このモンドセレクションには世界中から審査の依頼が舞い込むわけですが、その約半数が日本からのようです。そして審査を依頼した商品の約8割が賞を受賞できます。
審査の半分が日本からなんて、モンドセレクションが日本にあふれているのも頷けますね。
育毛剤のモンドセレクション受賞の意味
企業がモンドセレクションに審査を依頼する理由はひとつだけ。それは”宣伝”になるから。
海外の審査機関で賞を受賞!しかも名前が「モンドセレクション」なんだか凄そうですよね。
実際に「モンドセレクション受賞」と大々的に宣伝して、売り上げが大幅にアップした例もあります。”肩書好き”は日本人国民性なのかもしれません。
モンドセレクションの審査対象は、食品から化粧品までたくさんあるので、くら寿司がモンドセレクションの金賞を受賞した!なんて大々的に宣伝していたこともありましたね。
では、育毛剤やサプリメントでのモンドセレクション受賞の意味とは何なのでしょうか?
ひとつ確実に言えるのは、モンドセレクションで金賞を受賞したからと言って、育毛効果の高い育毛剤とは言えないという事。
モンドセレクションが証明するのは、パッケージに記載された成分が正しいかどうか審査するだけだからです。
なので、モンドセレクション受賞という肩書をあまり気にする必要はないでしょう。モンドセレクションで金賞以外、銀賞や銅賞であれば、むしろ選択しない方が良いかもしれません。
どちらにしろ、ある意味では「モンドセレクションは金で買える賞」と言えなくもないです。商品選択の際には、あまり気にする必要はないでしょう。