A型は几帳面でB型はマイペース…そんな血液型による性格の違いは、科学的に否定されています。
ですが、最新の研究では血液型によって病気リスクが変わってくることがわかりました。
B型の人間が弱い病気、O型の人間が強い病気、そんなのがあるんですね。(もしかしたら近い将来、血液型によって性格に影響があることが科学的に証明されるかもしれません)
では、薄毛や抜け毛はどうなんでしょう??
血液型によって薄毛リスクも変わってくるのか、そこらへんを検証してみます。
血液型とハゲと性格
血液型占いによる性格を簡単に説明しましょう。
A型…几帳面で真面目、繊細な性格。
B型…楽天的で自由気まま、マイペース。
O型…おおざっぱだけど現実主義で行動的。
AB型…二重人格な変わり者、常識的で冷静。
とまあ、当たっているのかいないのか、言われてみればそんな気もするなぁ~という感じですね。
では血液型と髪の毛の関係は?
ネット上でささやかれる「血液型と薄毛の関係」についての”うわさ”がこちら。
A型…神経質な性格の為、ストレスの影響でハゲやすい血液型。ハゲ方の特徴はおでこから。
B型…髪質的にハゲにくいが、ハゲる場合は波平さんの様に少しだけ髪の毛が残るタイプ。
O型…男性ホルモンの分泌量が多いため、AGA型ハゲになりやすい。ハゲ方の特徴は頭頂部から。
AB型…他の血液型に比べて一番ハゲにくい。
どうでしょう?
血液型的に見ると一番ハゲやすいのはO型、一番ハゲにくいのはAB型なようです。
A型とB型はその中間という感じでしょうか。
もうひとつ、面白い調査結果を紹介します。
発毛専門の専門リーブ21による薄毛と血液型の調査によると、薄毛に悩む人の割合はA型が39%、B型が22%、O型が30%、AB型が9%だったとのこと。
日本人の血液の割合はおおよそA型が40%、B型が20%、O型が30%、AB型が10%。
薄毛に悩む人の割合 | 日本人の血液型の割合 | |
A型 | 39% | 40% |
B型 | 22% | 20% |
O型 | 30% | 30% |
AB型 | 9% | 10% |
この割合を比較すると、A型とAB型が若干薄毛になりにくく、B型が若干薄毛リスクが高い、ということになります。
とはいえ、血液型と抜け毛についてはほとんど無関係といっていいでしょう。
最新研究で分かった血液型による病気リスクの違い
では次に、血液型についての最新研究を参考にして、薄毛リスクを考えていきたいと思います。
まず最初に血液型による疾患リスクについてまとめて紹介します。
A型の疾患リスク
A型は免疫力が低く、感染症にかかりやすい特徴があります。
血液中の”凝固因子”が多いので、ケガをしても失血死するリスクは低くなりますが、逆に血栓ができやすいので心筋梗塞や脳梗塞には注意が必要。
☆A型でリスクの高い病気
- 肺炎
- ノロウイルス
- 胃がん
- 脳梗塞
- 心筋梗塞
☆A型でリスクが低い病気
- ペスト
B型の疾患リスク
B型はコレラにむちゃくちゃ強い血液で、コレラが流行した時代にも生き残ることができました。
また、貧血になりづらい血液型でもあります。
☆B型でリスクの高い病気
- すい臓がん
- 口腔がん
☆B型でリスクが低い病気
- 貧血
- コレラ
O型の病気リスク
O型は免疫力が強く、すべての血液型のなかでもっともタフで病気になりづらい血液型といえます。
ただし血液凝固因子が他の血液型にくらべて少なく、ケガをしても血が止まりにくいという特徴を持っています。大きな怪我で病院に運ばれた重症患者を調べると、失血死はO型が特に多いとか。
☆O型でリスクの高い病気
- 十二指腸潰瘍
- 胃がん
- すい臓がん
- 失血死しやすい
☆O型でリスクが低い病気
- 動脈硬化
- 脳梗塞
- 感染症
AB型の病気リスク
AB型は免疫力が弱く、風邪や肺炎などの感染症にかかりやすい血液型です。
他の血液型に比べて病弱といえますね。
☆AB型でリスクの高い病気
- 風邪
- インフルエンザ
- 肺炎
☆AB型でリスクが低い病気
- コレラ
- 貧血
最終結論!血液型による”ハゲやすさ”ランキング
ネット上の噂では、いちばんハゲやすいのがO型、A型やB型が普通で、AB型がいちばんハゲにくいとされています。
リーブ21の調査結果では、ハゲやすいのはB型、ハゲにくいのはA型とAB型でした。
ですが、最新研究をもとにしてハゲやすさを検証してみると、まったく違う結果になります。
ハゲやすい血液型ランキング
1位:A型
2位:AB型
3位:B型
4位:O型
これが最新研究をもとにした「ハゲやすい血液型ランキング」です。
1位はA型です。
A型は血中の血液凝固因子が多いので、血液がドロドロになりがち。
心筋梗塞やエコノミークラス症候群のリスクも上がりますが、頭皮の血流悪化の原因にもなり、薄毛リスクを上げてしまうでしょう。
2位はAB型です。
AB型は病弱でありながら、A型の因子も持っているので血液がドロドロになりがち。
免疫力が弱いこともまた、薄毛リスクを上げてしまうでしょう。
3位はB型。
B型は”貧血になりづらい”という特徴を持っています。
貧血は体内の血の量が足りなくなってしまうわけで、だるさやめまいはもちろん、薄毛や抜け毛の原因にもなります。
特に貧血になりやすいのが女性。B型の女性は、他の血液型にくらべて薄毛リスクが低いとえるでしょう。
4位、もっとも薄毛になりにくいのはO型。
なんといってもO型は他の血液型に比べて、血液凝固因子が3割も少ないのだとか。
つまり少しくらい不健康な食生活を送っていても、血液がサラサラのままなんですね。
血液がサラサラだと毛細血管まで血液(栄養)が行き届くので、健康な髪の毛を育てる助けになります。
というわけで、血液型によるランキングを作成しましたが、これも結局のところあまり参考になりません。
なぜなら、薄毛や抜け毛のリスクは個人の体質や生活習慣、食生活の影響を強く受けるから。
薄毛になりにくいO型だって不健康な生活を送ればハゲちゃうかもしれませんし、薄毛になりやすいA型でもいつまでもフサフサの方はたくさんいます。
血液型によるランキングは、あくまでも参考までにとどめ、しっかりと日々の頭皮ケアを欠かさないことが大切ですね。
血液型による薄毛対策の違い
血液型性格占いというのは、世界中でも日本や韓国などの一部の国でしか認知されていないみたい。
というのも、日本や韓国ではいい塩梅にA・B・AB・Oの血液型が分散されていて、血液型占いが面白いから。
国によってはO型しかいなかったり、極端な偏りがあったりして、あんまり面白くないようです。
ヒトゲノムの解析が終わった昨今に至っても、血液型と性格の関係は科学的に証明されていません。
そもそもABO型の4種類の区別はかなり大雑把なもので、完全に自分と同じ血液成分を持った人はいないとすら言われているそうです。(2万種類くらいあるとか…)
血液型4種類で人間を区別できるわけないんですね。
性格と血液型とに関係はありませんが、血液型と薄毛にはちょっとだけ関係があります。
血がドロドロになりやすいA型は脂っこい食生活を避け、血行促進のために頭皮マッサージや育毛剤を使うのが良さそう。
免疫力が弱いAB型は、栄養と睡眠をしっかりとって健康的な生活習慣を心がけましょう。毛母細胞を直接活性化させる低出力レーザー育毛器もオススメです。
貧血になりづらいB型で抜け毛が気になってきたら、ストレスや睡眠不足が原因かもしれません。しっかりと睡眠時間を確保しましょう。
血液型サラサラのO型がハゲてきたら、それは遺伝性の薄毛かも。育毛剤を使うよりも育毛クリニックに相談に行くのが有効な対策です。
たしかに血液型による差よりも、個人差や生活習慣の差の方が大きいでしょう。
ですが、血液型別の薄毛対策もある程度参考になるのではないでしょうか。