富士産業株式会社が「冷やした育毛剤を使うことで薄毛改善効果がアップする」という、なかなか面白い研究を発表しました。
といっても、毎日冷やした育毛剤を使うだけでは、むしろその効果は低減してしまいます。
育毛効果が上昇する”正しい育毛剤の冷やし方”を紹介します。
冷やした育毛剤で育毛効果をアップするやり方
まずは結論を紹介します。
一週間に1回、冷凍庫で冷やした育毛剤を塗布する。
これだけです。
一週間に2回でもダメですし、毎日冷やした育毛剤を使ってもダメ。
一週間に1回というのがポイントです。
次に、冷やした育毛剤に関するマウスの実験の内容です。
まず毛を剃ったマウスを4つのグループに分けます。
①毎日常温の育毛剤を使う。
②一週間に1回冷やした育毛剤を使う。
③一週間に4回冷やした育毛剤を使う。
④毎日冷やした育毛剤を使う。
これらのグループを比較してみて、その育毛効果を比較してみました。
そのランキングがこちら。
1位:一週間に1回冷やした育毛剤を使う
2位:毎日常温の育毛剤を使う。
3位:一週間に4回冷やした育毛剤を使う。
4位:毎日冷やした育毛剤を使う。
最も育毛効果が高まったのが、一週間に一回の使用。
冷やした育毛剤を週に4日以上使うと、育毛効果が減ってしまうこともわかりました。
このマウスの実験と同じことを人間でもためしたところ、やはり冷却育毛剤で効果が高まることがわかりました。
ヒトに対する冷却刺激による育毛効果を検証しました。
市販育毛剤で改善効果がみられなかった女性型脱毛症患者を対象に、事前に同意を得た希望者17名(平均年齢63歳)に冷凍育毛剤を使っていただきました。
市販育毛剤を1週間のうち6回は常温で、1回は冷凍庫で保管した冷凍育毛剤を使用していただきました。
試験開始前からの脱毛部の変化を皮膚科医が評価した結果、全体の65%に改善がみられました。
全体の30%は見た目でも明らかな顕著な改善であり、冷却刺激による育毛効果が確認できました
根拠はわからないものの、おそらく冷却の刺激が毛根に良い方向に作用したのでしょう。
「よし!使ってる育毛剤をさっそく冷凍しよう!!」
そう思ってしまうかもしれませんが、注意点がひとつ。
実験では育毛剤を冷蔵庫で冷やしていましたが、冷やすことで育毛剤の成分が変質してしまう可能性もゼロではありません。
それに一週間に1日だけ冷やすという、温度の急激な上昇と下降の繰り返しも、育毛剤を変質させてしまう可能性があります。
冷却により容器の中で結露が発生してしまうことも、育毛剤が変質する要因となります。
そこらへんには注意が必要です。
なので、一週間に1回だけ使う冷蔵庫保管用育毛剤を用意しておくのもいいかもしれませんね。
これなら若干でもリスクを減らせるでしょう。
とはいえ、基本的に育毛剤を冷凍するのはオススメできませんし、やる場合は自己責任でお願いします。
また、冷やした育毛剤がなぜいいのかという根拠も確かではないので、一週間に1回頭皮を冷やすだけでも育毛効果が得られるかもしれません。
昔から「頭寒足熱」という言葉もありますし。
(頭寒足熱はその言葉通り、頭を冷やして足を温めると健康にいいという昔からの考えです)
一週間に1回、保冷剤で頭を冷やすとか、水シャワーを浴びる、そんな感じで頭皮を冷却すると育毛剤の効果もアップする…かもしれませんね。
冷却専用の育毛剤が発売されています。
実験を行った富士産業は、この冷却効果に着目し、専用の冷感育毛剤を発売しています。
それが薬用リリィジュ冷感育毛エッセンスです。
冷凍庫で保管し、一週間に1回頭皮に塗布する。
冷凍専用なので品質の劣化を気にする必要もありません。
暑い夏なんかはとくにいいかもしれませんね。