男性ホルモンのテストステロンは、薄毛と密接な関係があります。
男性に薄毛が多く、女性に薄毛が少ないのも、男性ホルモンの分泌量が関係しているから。
そんな男性ホルモンの生まれつきの分泌量が、手の指の長さをチェックするだけで簡単にわかります。
男性ホルモンが多い=ハゲやすい!!?
指の長さでわかるハゲの危険度チェックの方法を紹介します。
利き手の指の長さでテストステロンの量を判断する方法
では、さっそく指の長さでわかる薄毛の危険度チェック法を紹介します。
まずは自分の利き手の指の長さを見てみてください。
きっと、人差し指と中指の長さが違うと思います。
この利き手の人差し指と中指の長さを比べることで、男性ホルモンであるテストステロンの分泌量が多いか少ないかを簡易的に判断できます。
薬指の方が長い人→テストステロンの量が多く、男性的な性格。つまりハゲやすい!!
人差し指が長い人→テストステロンの量が少なく、女性的な性格。つまりハゲにくい!!
どうでしょうか?
この指の特徴は男女ともに当てはまるようです。
例えば、この画像の指は人差し指よりも中指が長いので、テストステロンの分泌量が多いという診断になります。
このテストはイギリスの心理学者であるジョン・マニング氏のチームで研究された結果です。
彼の研究によると、母親の体内にいるときにたくさんのテストステロンを浴びることで、中指の方が長くなるみたいです。
本当かどうかはわかりませんが、海外ではこの指の長さ判断が大人気みたいですね。
テストステロンの量は多かったでしょうか?それとも少なかったでしょうか?
一般的に男性ホルモンが多いと薄毛になりやすい、そんな風に言われています。
もしテストステロンの量が多かったら、ひょっとしたら薄毛になりやすいかも?なんて心配になった方もいると思います。
それはある意味で正しくもあり、間違ってもいます。
おすすめ記事:男性ホルモンから男性型脱毛症の原因物質ジヒドロテストステロンが作られる仕組みとは。
テストステロンと薄毛の関係
毛深い人はハゲやすいとか、エロい人はハゲやすい、なんて話も聞いたことがありますね。
このような都市伝説は「男性ホルモン=薄毛になりやすい」といった知識から来ています。
確かに男性ホルモンが薄毛の原因になるのは正しいです。
女性が薄毛にりにくく、男性の方が薄毛が多いのがその証拠ですね。
でも、男性ホルモンのテストステロンには、薄毛を引き起こす効果はありません。
ではなぜ、テストステロンが薄毛を引き起こすのでしょうか?
それはテストステロンが頭皮で薄毛を引き起こす物質に変化するからです。
テストステロンは頭皮に存在する5αリダクターゼという酵素によって、ジヒドロテストステロンという脱毛ホルモンに変化します。
ジヒドロテストステロンは健康な育毛サイクルを阻害して、次第に髪の毛を細くしてしまい、抜け毛の原因になります。
「テストステロン+5αリダクターゼ=脱毛の原因であるテストステロン」という事ですね。
頭皮に存在する5αリダクターゼの感受性は、遺伝によって決定します。5αリダクターゼの量が多ければ、男性ホルモンが多い人でも少ない人でも薄毛になる可能性が高くなります。
つまり、男性ホルモンのテストステロンが多いからといってハゲになりやすいとは限らないってことになります。
薄毛が引き起こされる要因は、ジヒドロテストステロンの量や、食生活、生活習慣、ストレス、加齢などが複雑に関連しているとされています。男性ホルモンだけが薄毛の原因ってわけではありません。
それに実はテストステロンには、髪の毛を太く強くする効果もあると言われています。
一方で、去勢をして男性ホルモンの生成をストップさせると、薄毛の進行毛ストップするような実験結果も存在します。
テストステロンは薄毛の原因のひとつだけれども、その量が多いからといって必ず薄毛になるわけではありません。
薄毛になるわけではありませんが…テストステロンの量が多いよりは少ない方が、薄毛リスクは低下するかもしれませんね。
ハゲの危険度チェックはあくまでも目安です
指の長さでわかるハゲの危険度チェック法を紹介しましたが、これはあくまでも目安です。何度も言いますが、男性ホルモン有意だからと言って必ずハゲるわけではありません。
中指の方が人差し指より長かったからといって、そんなに気にする必要もないでしょう。
それに男性ホルモンはやる気と活力のホルモンでもあり、スポーツ選手や会社の社長などの成功者や指導者は男性ホルモンが有意に働いている傾向にあります。
男性ホルモンは人生をより良くするために大切な役割を持っているんですね。
それに指の長さによる男性ホルモン量の診断も、それほど科学的根拠がしっかりとしたものではないようです。きっと、血液型性格診断と同じ様なものだと思います。
薄毛を予防するためには、こういった診断をあまり気にせずに、適切な運動とバランスのとれた食事を続けるのが大事です。
男性ホルモンの分泌が少なくなってホルモンバランスが崩れてしまうと、意欲が低下したり、男性の更年期障害が発生したりと、それはそれで沢山の弊害が起こる可能性があるのですから。