育毛対策

終末糖化産物(AGE)が薄毛・抜け毛の原因に!オススメの食べ物や生活習慣

2015年9月26日

人間の老化現象の原因の一つに、終末糖化産物(AGE)というものがあります。

このAGEは老化の原因物質であり、いろんな病気を引き起こす原因になる可能性もあります。肌のシミやシワや心筋梗塞、骨粗しょう症にアルツハイマーなど、その悪影響は多岐にわたります。

そんな恐ろしいAGEが薄毛の原因にもなっているとの研究発表がなされました。

AGEを少なくして、いつまでも若々しい髪の毛を維持するための方法はあるのでしょうか?

薄毛原因になる糖化物質(AGE)とは?

 年齢とともに増加する終末糖化産物(AGE)は多くの老化現象に深く関与していることが知られています

(中略)

AGEは毛乳頭細胞において、主にROS-NF-κB経路を介して炎症性サイトカインの発現を増強させることにより、毛母細胞の増殖を抑制することが判明しました。

参照元:髪の老化対策に朗報!「糖化型脱毛症の発症機構」を解明 毛髪研究の成果がヨーロッパ(モンルージュ、フランス)の科学誌に掲載

上記のような研究結果が発表されました。

幅広く老化の原因になると言われていた終末糖化産物(AGE)ですが、やはり薄毛にも悪影響を及ぼすようです。

 

そもそも、終末糖化産物とは何なのでしょうか?

名前からして、ちょっと怖いんですが…。

 

糖化とはタンパク質と糖が結びつくことです。

タンパク質と糖分が加熱されて結びつき、様々な変化を経ることで、最終的にはAGE(終末糖化産物)が発生します。

これは、かなり毒性の強い物質だとか。

 

AGEが含まれた食品を摂取すると、血管の中にあるRAGEという物質と反応して、血管へのストレスになっていしまいます。

そうなると、毛細血管が傷つき、少なくなってしまう。

頭皮には大きな動脈が少なく、毛根の奥にある毛母細胞に栄養を届けるのは毛細血管が行っています。

AGEを食べ過ぎて頭皮にAGEが溜まると、頭皮が硬くなり、毛細血管の血流が減少したり、少なくなります。

その結果、毛乳頭細胞や毛母細胞に栄養が届かなくなり、薄毛の原因になります。

 

老化と共に体内に蓄積され、様々な悪影響を及ぼすAGEですが、どうすればAGEを溜めない生活を送ることが出来るのでしょうか?

終末糖化産物を減らす対策!

終末糖化産物(AGE)はタンパク質や糖分を加熱するとできる物質です。(メイラード反応)

AGEを抑制するには、大きくふたつのアプローチがあります。

①AGEが多い食べ物を食べない。

②体内でAGEが発生するのを抑える。

ではそれぞれの方法について紹介します。

AGEが多い食べ物を食べない。

AGEはタンパク質と糖分を加熱した料理に多く含まれています。

例えば焼肉や焼き魚の”焦げ目”や”焼き目”にはAGE(終末糖化産物)が多くまれています。

 

タンパク質や糖分を加熱した料理って、ほとんどの料理がそうな気がしますが…。

 

特にAGEが多く含まれるのが、フライドポテト、ポテトチップス、ベーコン、ステーキ(レアはAGEが少ない)、バター、唐揚げ、ホットケーキなど。

清涼飲料水に含まれる人工甘味料もAGEを増やします。

ハンバーガー、フライドポテト、コーラ、この黄金の組み合わせは、すべてAGEを増やす食品!

肌や髪の毛、身体の老化を早めてしまう危険性があります。ファーストフードに頻繁に行くのは控えた方が良さそうです。

 

自宅の料理も注意が必要です。

タンパク質や糖分を高熱で調理すればするほど、AGEは多く発生します。

料理のコツとしては、炒める・焼くよりも、最高温度が100度である”煮る”という調理法の方がAGEの発生は減少します。

炒める場合はサッと短い時間で、また煮物や鍋を頻繁に食べれば、AGEの摂取が少なくて済むかもしれません。

血糖値を上げない

体内に余分なタンパク質や糖分が多い状態だと、余ったタンパク質と糖分が結びつき体温で温められてAGEが発生しやすくなっています。

特に血糖値の高い状態は、血液に糖分が有り余っている状態ですので、タンパク質と結びついてAGEが大量に発生してしまいます。

 

肥満や日常的に満腹になるまで食べ過ぎちゃう習慣を持っている人も、体内に過剰にタンパク質や糖分が存在すると考えられるため、AGEが多いと思われます。

 

①食べ過ぎない

食事は満腹になるまで食べない。腹八分目に医者いらずといいますが、満腹になるまで食べると、血糖値が上がるので腹八分目くらいに抑えるのが大事ですね。

②適度な運動

適度な運動も大事です。肥満では血糖値が上昇します。ウォーキングやランニングで血糖値を低下させましょう。

③ストレスを溜めない

過剰なストレス下に置かれていると、ホルモンバランスが崩れて血糖値も上がってしまうと言われています。上手くストレスを解消して、溜めないようにしましょう。

 

これらを参考にして、肥満を改善したり、血糖値を下げる生活習慣を送れば、結果的に終末糖化産物(AGE)の発生を減らすことが出来るでしょう。

AGEを減らして薄毛予防になる食べ物

では、AGEを減らして薄毛予防になる食べ物を紹介します。

バランスの良い食事を心がけ、これらの食材を積極的に食べれば、身体の内側から若々しくなり薄毛の予防になるでしょう。

終末糖化産物まとめ

終末糖化産物は毛母細胞の働きを阻害して、正常なヘアサイクルを邪魔します。

また、多くの老化現象の原因にもなるので注意が必要です。

 

終末糖化産物を避けるためには、加熱された食べ物、特にジャンクフードを控えるのが有効です。

 

血糖値が高い状態であれば、生活習慣を見直して改善しましょう。そうすれば、体内で作られる終末糖化産物を減らすことが出来ます。

 

AGEが含まれた食料を減らすこと。

AGEを体内で生成しないようにすること。

そうすれば薄毛を予防することができ、いつまでも健やかな髪の毛を維持することが出来るのではないでしょうか。

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