女性はハゲない!!なんて思われていますが、最近では女性でも薄毛に悩んでいる方が増えています。
女性専用のカツラや育毛剤なども、以前に比べて何倍も市場が大きくなっています。それだけたくさんの女性が薄毛に悩んでいるということでしょう。
特に女性の薄毛原因に多いのが「びまん性脱毛症」と呼ばれるもの。
びまん性脱毛症の原因と、それを改善するための効果的な方法を解説します。
びまん性脱毛症の特徴
びまん性脱毛症の「びまん(瀰漫)」とは、「広範囲に広がっている」という意味です。つまり広範囲にわたって薄くなるのがびまん性脱毛症の特徴ということになります。
びまん性脱毛症は女性に多いです。
男性の場合、男性ホルモンの影響で薄毛になる事が多く、薄毛の部分と髪の毛の生えている部分がクッキリとわかれていています。おでこの生え際が後退したり、頭頂部が薄くなっていきますね。(逆に男性で加齢が原因で薄くなる場合は、びまん性脱毛症になります。男性の高齢者は、白髪で全体的に薄くなっている方が多いですよね)
女性はびまん性脱毛症になる事が多く、頭部の広範囲にわたって薄くなり、頭皮が見える状態になります。髪の毛が細く、ハリやコシがなくなる、といった症状も現れます。男性に比べて女性は髪が長いので、その影響もわかりやすいでしょう。
びまん性脱毛症が発症する原因
びまん性脱毛症には様々な原因が考えられます。
- 急激なダイエットによる栄養不足
- 間違ったケアによる頭皮環境の悪化
- 不規則な生活やストレスによるホルモンバランスの崩れ
- 加齢による女性ホルモンの減少
特に女性ホルモンの減少によって引き起こされたびまん性脱毛症のことを、FAGA(女性男性型脱毛症)と呼ぶこともあります。
びまん性脱毛症の対策
女性の薄毛は男性に比べても改善しやすい特徴を持っています。その理由は以下のふたつです。
①遺伝的な影響が薄い。
②女性ホルモンが多い。
たとえ薄毛が続く家系でも、女性の場合その影響を受ける確率は低いです。たま、女性はもともと女性ホルモンが豊富に分泌されています。女性ホルモンには髪の成長を促進したり、髪のハリやコシを保つ効果があります。
栄養不足、ストレス、加齢、すべてホルモンバランスを崩し、女性ホルモン減少の原因になります。女性の育毛対策は女性ホルモンを増やすことが最も大事で、最も手っ取り早いんですね。
- ぐっすりと眠る
- 適度な運動をする
- バランスの良い食事を摂る
- 大豆イソフラボンを摂取する
この様な生活習慣の改善が、女性ホルモンの分泌を促し、結果的に発毛に繋がるのです。
女性ホルモンの分泌は20代後半をピークに減り続けていくといわれていますが、それでも女性であれば男性よりも遥かに女性ホルモンが多く分泌されているのです。ホルモンバランスが改善すれば、女性ホルモンも増え、薄毛が改善したり、髪にコシやハリが戻るでしょう。
頭皮ケアも大事です!
びまん性脱毛症の対策で一番大切なのは「生活習慣の改善」です。ホルモンバランスの乱れを正せば、次第に髪の毛も濃くなるでしょう。(一度薄くなっても毛根自体が死んでいるわけではありません)
その次に大事なのが頭皮ケアです。
- しっかりとシャンプーをして頭皮を清潔に保つ
- 頭皮マッサージをして血行を促進させる
- 女性用の育毛剤を使う
この様な対策も有効です。
40代~50代で女性ホルモンの減少時期に差し掛かっているとしたら、女性専用の育毛剤を使う事が有効。
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もし20代や30代でびまん性脱毛症に悩んでいるとしたら、女性ホルモンの減少というよりも頭皮環境の悪化が原因である可能性が高いです。
女性専用のスカルプシャンプーを使う事で、びまん性脱毛症の改善に効果を発揮するでしょう。
生活習慣の改善と頭皮ケアを同時に行えば、相乗効果でびまん性脱毛症の改善も早くなります。
女性は男性よりも個人でも育毛活動が効果として現われやすいので、地道に対策を続けてみてください。