「豆腐屋のオヤジにハゲはいない」
そんな話を聞いたことがあります。
豆腐は大豆で出来ていて、女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンが豊富に含まれています。
もしかしたら、それが原因でホントに豆腐のオヤジにはハゲが少ないのかもしれません。
もうひとつ、こんな都市伝説もあります。
「ホップの栽培業者にハゲはいない」
ホップはビールの原料になるものです。
実はホップにも素晴らしい育毛効果があるようです。
ビールを飲むことにどの様な育毛効果があるのでしょか?
その育毛効果と共に、ポップ配合シャンプーの効果についても紹介します。
ビールを飲むことが抜け毛予防になる理由
大豆にはイソフラボンが含まれています。
このイソフラボンは女性ホルモン様効果、つまり女性ホルモンと似た働きをする栄養素として知られています。
女性ホルモンは発毛を促し、髪を美しく保つ効果があるのは有名ですね。
女性ホルモンがたくさん分泌されているから、女性の方が薄毛になる確率が低いわけです。
実はビールにも女性ホルモン様効果のある成分が含まれています。
それがホップに含まれるフィストロゲンという成分です。
フィストロゲンの女性ホルモン様効果によって、ビールに育毛効果があるというわけですね。
女性が飲めば、更年期障害や骨粗しょう症の予防にもなるし、女性らしさもアップするかもしれません。
また、ホップにはゲラニオールという成分が含まれています、
ビール特有の”苦み”ですね。
このゲラオニールは知覚神経を刺激する作用があります。
知覚神経が刺激されると、育毛に効果的なIGF-1が分泌されることが知られています。(唐辛子に含まれるカプサイシンなんかでもIGF-1は分泌されます)
ゲラニオールが知覚神経を刺激→IGF-1が分泌→育毛
このような流れが発生します。
フィストロゲンとゲラニオール、このふたつの成分がビールの持つ育毛効果の秘密のようです。
ホップにはその他にも鎮静、利尿、食欲増進、消化促進といった作用があり、健康に良いとされています。
「やった!ビールが薄毛予防になって健康になるなんて!!グビグビのんじゃお!!!」
…お酒が大好きな方は思っちゃうかもしれません。
ですが当然、飲み過ぎは逆効果!!
適量は1日に200~350mlくらいです。
これ以上飲むと、逆に不健康になって抜け毛が増えてしまうかもしれないので注意しましょう。
「少ないッ!!」
と思った方は要注意です。
どんな種類であれ、アルコールの飲み過ぎは薄毛リスクを上げてしまいます。
ビールシャンプーで育毛になる!?
お酒が飲めない方、ビールが嫌いな方、そして飲んだらついつい飲み過ぎちゃう方にオススメなのが、ビール配合のシャンプーです。
ビールを使ったシャンプーなんて、日本ではあまり聞いたことがありませんね。
ですが、海外ではビールやホップ配合のシャンプーはけっこう発売されているようです。
ビールに含まれるホップには髪の毛にハリとツヤを与え、美しい髪にしてくれる効果があります。
先ほど紹介した通りホップにはフィストロゲンが含まれているので、ホップ配合シャンプーを使えば、頭皮の男性ホルモン発生を抑え、女性ホルモンを増やす働きが期待できるでしょう。
日本ではまだまだホップ配合シャンプーは一般的ではありませんが、もし見つけたら使ってみるのもいいかもしれません。
発毛効果と共に、髪の毛の質も良くなると思います。
*Amazonで探したらひとつだけ「ビールシャンプー」がありました。
日本ではまだまだ販売数が少ないビールシャンプー。
「だったら自分で作っちゃおう!!」
ということで、ビールを使って自宅で簡単にできるシャンプーとリンスの作り方を紹介します。
自宅でできるビールシャンプー作り方。
ビールシャンプーの作り方はとても簡単です。
飲み残しのビールでいいので、少量を沸騰させます。
煮沸後のビールエキスを、普段自分が使っているシャンプーに混ぜて、普段通り洗髪すればOKです。
これで頭皮にポップのエキスが浸透して、髪が健康になり発毛効果も得られます。
ビールシャンプーの作り方
①ビールを煮沸する
②煮沸後のビールエキスを使っているシャンプーに混ぜる
③普通にシャンプーする
カンタン!ビールリンスの作り方
ビールリンスの作り方もとても簡単。
200ml程度の水に、スプーン3杯くらいのビールを混ぜるだけ。
シャンプーの後に髪と頭皮になじませて、しばらく置いた後に流します。
たったこれだけで髪にハリとツヤが出て、美しくなります。
頭皮の男性ホルモンを減らし、女性ホルモンを増やす効果があり、育毛にも効果的です。
ビールリンスの作り方
①200mlの水とスプーン3杯のビールを混ぜる
②シャンプー後の髪と頭皮になじませる
③よ~くすすいで終わり
(”きしみ”が気になるのなら、ビールリンスをすすいだ後に普通のトリートメントを使いましょう)
自作ビールシャンプーの注意点
ビールシャンプーとビールリンスの作り方を紹介しましたが、気を付けて欲しいこともあります。
①作り置きはやめよう
毎日わざわざ作るのはメンドクサイって思い、たくさん作り置きするのは避けてください。
市販のシャンプーとは違い保存料が使われていないので、数日もすればかなり品質が劣化してしまいます。
そんなものを使ったら逆効果!
毎日使う分だけ作るようにしましょう。
②品質の良いビールを使おう
ビールが髪に良い秘密は、そのホップにあります。
発泡酒や第三のビールではなく、きちんとした製法で作られている、たくさんポップの入ったビールを使用しましょう。
普段飲んでいるビールを少しだけ残しておいて、それを利用するくらいでいいでしょう。
③アレルギーチェックをしよう
使うビールは少量ですし、極度にアルコールに弱くても問題ないと思いますが、念のため自分の体質にあっているか使用前に確かめるのも重要です。
自作のビールシャンプーやリンスを、ちょっとだけ皮膚につけてみて、炎症など起こらないか使用前にチェックしましょう。
私もそうですが、まったくお酒が飲めない体質の方はアルコールが皮膚に触れただけでも赤くなっちゃいます。
もしビールシャンプーを使って頭皮に赤みが差したり、痒みを感じたら、すぐに使用を中止しましょう。
ビールを頭皮にかけたら育毛になる?
ビールの育毛効果について説明してきましたが、だったら「ビールを思いっきり浴びれば育毛になるんじゃ!?」と思った豪快な方もいるでしょう。
先ほど紹介したビールリンスなんて、ビールを水で薄めただけだし…。
ですが、それはオススメできません。
ビールを直接頭皮に塗布すると、まずビールの糖分で頭皮がベタベタになっちゃいます。
朝起きたあと、夜寝る前なんかに使う育毛剤の代用品としては不適切ですね。
それに肌への刺激が強すぎる可能性もあります。
ビールが大好きでも敏感肌の可能性だってあります。
ビールは頭皮にかけるのではなく、普通に飲むか、シャンプーの材料にしちゃいましょう。
オススメの”つまみ”は?ビールで育毛まとめ
ホップに含まれるフィストロゲンには女性ホルモンと似た働きがあります。
同様にゲラオニールにも育毛効果があります。
その為、ビールを飲むことによって薄毛予防効果が期待できます。
ビールを飲めないという方は、ホップ配合シャンプーを使う事で頭皮の男性ホルモンの影響を減らし、女性ホルモンの働きをサポートすることが期待できます。
ホップエキスは一部の育毛剤にも配合されていますし、確かな育毛効果があるんですね。
ビールの種類によってもホップの含有量が違ってくるでしょう。
もちろん、飲み過ぎたら逆効果にもなってしまいます。
ビールを飲む場合は適量を守り、品質の良いものを少しだけ飲むのが効果的ではないでしょうか。
オススメはビールと一味唐辛子をふりかけた冷ややっこでの晩酌。
大豆製品の豆腐にはフィストロゲンと同じように女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンが豊富に含まれています。
- ビール→フィストロゲンとゲラオニール
- 豆腐→イソフラボン
- 唐辛子→カプサイシン
それぞれが抜け毛予防に効果的。
おつまみとしてお馴染みの枝豆も、最高の食材です。
枝豆にもイソフラボンは含まれていますし、良質のたんぱく質も摂取できます。
悪酔いを防ぐ効果もあるのでビールのお供に最高です。
アルコールにはリラックス効果もあるし、育毛効果の高い晩酌になりそうですね。
ただし、1日の量は200~350ml程度。
缶ビール1本くらいですね。
過度の飲酒は逆効果なので注意しましょう!!