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[最新研究]砂糖たっぷりの清涼飲料水を1日に540ml以上飲むと薄毛リスクが劇的に上がる研究

毎日砂糖入りの飲料を飲む習慣のある男性は、まったく飲まない人よりも薄毛リスクが30%高くなってしまう。

さらに1日に540ml以上飲んでいる人は42%も薄毛リスクが高くなるという研究結果が発表されました。

これは中国・北京にある清華大学の研究者が発表したもの。

炭酸飲料、ジュース、エナジードリンク、スポーツドリンク、加糖コーヒーや紅茶などの砂糖入り飲料を毎日1回(1週間で合計1リットルから3リットル)飲む習慣のある男性は、抜け毛になる人が約30%多いことが分かった。

また、甘味飲料を1日に1回以上、1週間で1ガロン(約3.785リットル)近く、またはそれ以上飲むと報告した男性は、砂糖入りの飲料をまったく飲まない男性と比較して抜け毛のリスクが42%高いことが分かった。

また、研究に参加者した大半の男性が毎日の食事で砂糖を含む飲料を飲んでおり、ほぼ半数が1日に1回以上甘い飲み物を飲んでいることがわかった。しかし、抜け毛を報告していない男性は甘い飲料を週に7回飲むのに対し、抜け毛を報告している男性は平均して週に約12回と、多く飲む傾向があった。

1週間に1ガロン、1日に換算すると540mlのジュースを飲んでしまうと、薄毛になりやすくなるようです。

 

なぜ、砂糖たっぷりの飲料で薄毛リスクが劇的に上昇するのか?

研究者は「砂糖の過剰摂取はインスリン抵抗性を引き起こし、長期的に髪や健康全般に害を及ぼす可能性がある」と語っています。

 

インスリン抵抗性と薄毛の関係について詳しく説明はされていませんが、このメカニズムを簡単に説明すると恐らくこうなります。

インスリン抵抗性が上がる→血糖値が上昇する→血流が悪くなったり、血管の柔軟性が失われる→薄毛リスクが上がる

 

インスリン抵抗性について厚生労働省のサイトではこのように説明しています。

インスリン抵抗性があると、筋や脂肪組織の糖取り込み能が低下し、肝臓では糖新生が抑えられなくなります。その結果、血糖値が下がりにくくなり、血糖値を正常状態に戻すためにより多くのインスリンが必要となってしまいます。この状態が続くと膵臓のインスリン分泌機能が低下し、血糖値が上昇するためにⅡ型糖尿病を引き起こすといわれています。

インスリン抵抗性があると、血糖値が上がりやすい体質になってしまうんですね。

 

血糖値の上昇は薄毛と密接な関係があります。

こちらの記事でも詳しく説明していますが、高血糖による髪の毛への悪影響は大きく3つあります。

①血液がドロドロになり、全身の血流が悪くなる

②全身の細胞が糖質欠乏状態になり、機能が低下する

③血管にダメージを与え、血管自体を細く硬くしてしまう。

 

毎日大量の砂糖を摂取していると薄毛リスクが上がるのも頷けます。

さらに悪いのは清涼飲料水に含まれる果糖ブドウ糖液糖です。

 

この研究のポイントは「毎日甘いお菓子を食べている人は薄毛リスクが高くなる」ではなく「毎日甘い飲み物を飲んでいる人が薄毛リスクが高くなる」ってところでしょう。

 

世の中に存在するほとんどのジュースの”甘み”は、めちゃくちゃ大量にぶち込まれた果糖ブドウ糖液糖によるものです。

ジュースのラベルの成分表を調べれば、どの商品にも含まれてるのがわかります。

果糖ブドウ糖液糖はサツマイモやトウモロコシのデンプンを加工して作られており、ブドウ糖よりも甘く、砂糖よりも安く大量生産できます。

この果糖ブドウ糖液糖は急激に血糖値を上昇させるので、余計にインスリン抵抗性が付きやすいのでしょう。

 

甘い飲み物がどうしても飲みたい!!

…という方は、無糖のお茶にするのがベストですが、それが無理なら甘いお菓子を替わりに食べるだけでも少しはマシだと思います。

関連記事:砂糖が抜け毛の原因に!甘いものが薄毛の原因になる理由と育毛的にオススメのスイーツ

甘いものの食べ過ぎは様々な生活習慣病のリスクも上げてしまいます。

健康のためにも、薄毛を予防するためにも、甘いものの食べ過ぎに注意したいですね。

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