「もしかして、わたし薄毛になっているかも?」
そんな不安を抱えている女性も多いでしょう。
薄毛に悩むのは男性ばかりではありません。
最近では女性の薄毛も大きな問題になっています。
それを示すように、多くの女性専用育毛剤や、女性専門の育毛クリニックもあります。
自分が薄毛なのか、それともただの気のせいなのか?
それを判断するための基準となるものが、ルードヴィヒ分類です。
1977年にE・ルードヴィヒが発表したルードヴィヒ分類は、女性の薄毛の進行度合いをイラストで表現したもの。
現在でも多くの皮膚科や育毛クリニックが、女性の薄毛に対して使用している長い歴史を持った資料です。
そのルードヴィヒ分類の画像がこちら。
女性の場合、男性と比べて頭皮全体が少しずつ薄くなっていきます。
まず最初は、頭頂部や分け目のあたりの髪の毛が細くなっていきます。
少しずつ抜け毛が増え、次第に頭皮が目立ってくるようになります。
進行すると頭頂部が薄くなっていき、まるでカッパのようなヘアスタイルに!!
このような薄毛はFAGA(女性男性型脱毛症)と呼ばれています。
円形脱毛症や頭皮の炎症、栄養不足などによる薄毛とは、原因も、進行の過程も違っています。
ルードヴィヒ分類を参考にして、女性の薄毛の進行度合いと、それぞれにオススメできる育毛対策を紹介します。
目次
FAGA(女性男性型脱毛症)の原因
まずは簡単にFAGA(女性男性型脱毛症)の原因を説明します。
男性の薄毛は男性ホルモンのテストステロンが、5αリダクターゼという酵素と結合して「ジヒドロテストステロン」という悪玉ホルモンに変化することによって引き起こされます。
女性の場合は、もともとテストステロンの分泌量が男性に比べて10分の1程度なので、脱毛の心配はあまりありません。
…が、何らかの理由で女性ホルモンの分泌が減ってしまうと、相対的に男性ホルモンの働きが優位になり、脱毛が引き起こされることがあります。
それがFAGA(女性男性型脱毛症)です。
主な原因は加齢です。
女性も40代50代になると、だんだん女性ホルモンの分泌量が減っていきます。
そうなると体内で男性ホルモンが優位になり、頭皮全体が薄くなっていきます。
基本的には高齢女性に多いのですが、女性ホルモンの分泌が盛んな若い女性でも安心はできません。
ストレスや過度なダイエットなどの影響で体内のホルモンバランスが崩れてしまうと、若い女性でもFAGAになってしまうことがあるのです。
では、ルードヴィヒ分類における進行度合いの特徴と、オススメの育毛対策を紹介します。
ルードヴィヒ分類Ⅰ型の特徴や育毛対策
ルードヴィヒ分類におけるⅠ型は、初期の薄毛です。
- 頭頂部周辺の頭皮が少し透けて見える
- 髪の毛が全体的に細くなっている
このような特徴を持った薄毛です。
まだまだ髪型で薄毛をカバーできますし、中には自分が薄毛になりかけていることにも気づいていない方もいるでしょう。
このレベルの薄毛であれば、セルフケアで十分に対策を打てます。
Ⅰ型の薄毛にオススメの育毛対策はこちら。
- 頭皮マッサージ
- 女性専門の育毛剤の塗布
- 女性専門の育毛サプリメント
- 栄養バランスの取れた食事
- 適度な運動
- 睡眠時間をしっかりとる
生活習慣を整えることを基本にして、サポート的に女性専門の育毛剤や育毛サプリメントを使いましょう。
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ルードヴィヒ分類Ⅱ型の特徴や育毛対策
ルードヴィヒ分類におけるⅡ型になると、薄毛が進行して頭皮がだいぶ目立った状態になります。
薄毛は進行性であり、進行すればするほど毛根の力が弱っていき、回復が難しくなります。
Ⅱ型の段階でしっかりと薄毛対策をしないと、薄毛治療でも髪が回復しないかもしれません。
この段階で、ちゃんと頭皮のケアをするのが大切です。
というわけで、ルードヴィヒ分類におけるⅡ型の薄毛は、しっかりとした薄毛治療がオススメです。
薄毛治療の選択肢は大きく2つ。
①育毛クリニックに行く
②低出力レーザー育毛機を使う
最近ではほとんどの育毛クリニックが女性専門の窓口があり、女性特有の薄毛にしっかりと対処してくれます。
育毛剤などを使ったとしても、それはあくまでも「頭皮ケア」に過ぎません。
薄毛を病気と捉え、しっかりと治療するには、やっぱり医療機関に行くしかありません。
薄毛を改善するためにも、お近くの育毛クリニックで一度相談してみるのがいいでしょう。
もうひとつ、自宅でできる薄毛治療として「低出力レーザー育毛機を使う」という選択肢があります。
低出力レーザーを頭皮に照射すると、毛母細胞が活性化して薄毛が改善します。
これは日本皮膚科学会が発表した薄毛治療のガイドラインでも推奨されている、科学的根拠のある方法です。
一部の育毛クリニックでも施術してくれるところはありますが、低出力レーザー1回の照射に数万円かかるところもありまし、何度も行わないと効果は表れません。
それよりも、低出力レーザー育毛機を購入した方がオススメ。
1度購入すれば何年も使えますし、自宅で手軽に薄毛治療できます。
現在の日本で最も売れていて人気の高いのは「ヘアマックス」という低出力レーザー育毛機です。
ヘアマックスはアメリカのFDAから承認を貰っている信頼性の高い商品。
ヘアマックスのHPより参照
ヘアマックスは1週間に3回ほど使います。毎日使ったからといって、効果が上がるわけではありません。継続して使い続けるのが大切です。
画像の水色の部分の薄毛に対して効果を発揮します。
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ルードヴィヒ分類Ⅲ型の特徴や育毛対策
ルードヴィヒ分類におけるⅢ型は、Ⅱ型よりもさらに薄毛が進行してしまった状態を指します。
FAGA(女性男性型脱毛症)を長年放置してきた、70代以上の女性に多いですね。
正直なところ、ここまでくると薄毛治療の効果も薄く、新しい髪の毛が生えてくるのも難しいでしょう。
ある程度は、「加齢の影響」として諦めるしかありません。
そんなルードヴィヒ分類Ⅲ型にオススメなのはウィッグです。
今ある髪を生かしたまま、人工毛髪で作ったウィッグを使って薄毛をカバーする。
最近のウィッグは高性能で、地毛と変わらない質感ですし、取り外しも簡単な仕組みになっています。
オススメは業界最大手で確かな技術を持ったアデランスのウィッグです。
アデランスの店舗は全国に展開しているので、探してみれば近くにあるでしょう。
レディスアデランスのウィッグの無料試着体験へ申し込みしてみてはいかがでしょうか。
女性の薄毛は男性に比べて改善しやすい理由
女性だからといっても、体内で男性ホルモンは生成されています。
男性も女性も、基本的に男性ホルモンの影響で薄毛になるのは同じ。
ですが、女性は髪を育てる作用がある女性ホルモンの分泌が男性に比べて圧倒的に多い!
そのため、薄毛の改善も男性に比べると可能性が高くなります。
しっかりとケアをして、本来の女性ホルモンの分泌を取り戻せば、自然と髪の毛も増えていくんですね。
そうはいっても、進行しすぎた薄毛を改善するのは難しいもの。
ルードヴィヒ分類を参考にして、自分の進行に合わせた適切な育毛対策を行うのが大切ですね。