育毛対策

アメリカFDAが効果を認めた、たった4つの薄毛治療方法とは?

2017年1月5日

FDA(アメリカ食品医薬品局)が効果ありと認めた薄毛治療法は下記の4つ

  • フィナステリド
  • ミノキシジル
  • 低出力レーザー
  • 植毛

FDA(アメリカ食品医薬品局)はアメリカ国内の食品や医薬品について、その安全性や効果を管理する政府の機関です。

日本でいうところの厚生労働省のような役割を担っています。

アメリカで薬品を販売するには、

FDAは医薬品の安全性や効果を保障することで国民の生活を守るという大義の元に運営されています。

そのためFDAの承認を得るには、かなりしっかりとした根拠や資料が必要ですし、FDA側でも申請のあった薬品の効果を臨床試験などで検証したりします。

こういった活動を経て、安全で効果の確かな医薬品が流通するんですね。

 

そんな厳しいFDAが認めた薄毛治療方法とはどんなものなのでしょうか?

FDA(アメリカ食品医薬品局)が認可した4つの薄毛治療法とは?

例えば育毛剤によく配合されている、「頭皮の炎症を防ぐ」という効果のある有効成分があります。

たしかに頭皮の炎症を防ぐことが出来れば、結果的に発毛や育毛にとっても良い影響を与えるかもしれません。

 

ですが「頭皮の炎症を防ぐ=発毛」ではありません。

 

純粋に発毛効果のある有効成分というのは思いのほか少ないのです。

そんな中でも、FDAが認可した4つの薄毛治療法を紹介します。

①フィナステリド(商品名:プロペシア)

プロペシアは最も有名で効果的な薄毛治療薬であり、その主成分はフィナステリドです。

フィナステリドは薄毛の原因であるジヒドロテストステロンを生成してしまう「5αリダクターゼ」の働きを抑える薬。アメリカで1983年に前立腺肥大の薬として作られ、1992年にFDAに認可されました。

FDAの臨床試験によると、フィナステリド1ミリグラムを6週間継続して飲んでもらったところ、64%の人の頭皮でジヒドロテストステロン量が低下しました。

 

ただし、フィナステリドは女性への処方は禁忌とされています。特に妊娠中の女性がフィナステリドを服用すると、お腹の中の赤ちゃんい悪影響を及ぼす可能性があります。

女性の薄毛治療については、他の方法を試してみましょう。

②ミノキシジル

ミノキシジルも薄毛改善効果のしっかりとしたエビデンス(科学的根拠)がある有効成分です。

いまのところFDAが認可している薄毛治療の外用薬はミノキシジルだけです。

日本では水谷豊のCMでおなじみの「リアップ」が、唯一ミノキシジルを配合した発毛剤になっています。

 

ミノキシジルはもともと降圧剤として開発され、強い血管拡張作用を持っています。

「なるほど、頭皮の血行を促進させて育毛効果が得られるのね」

と思うかもしれませんが、実は違います。

ミノキシジルは毛乳頭細胞を活性化させてアデノシンという物質を増やし、発毛を促す効果があるのです。

 

ミノキシジルは育毛剤に配合して直接頭皮に塗布して使う外用薬タイプのものと、内服薬タイプのミノキシジルタブレットが存在します。

③低出力レーザー

フィナステリドは内服薬、ミノキシジルは外用薬のリアップや内服薬のミノキシジル・タブレットがあります。その

FDAが認可した薄毛治療の”薬”は、いまの所これだけのようです。

 

ですが、FDAは低出力レーザーを用いた薄毛治療にも認可を出しています。

簡単に説明すると、低出力レーザーを頭皮に当てて毛根を活性化させることで薄毛を改善しようという方法です。

皮膚に当てても熱くない、長い波長をもったレーザーを使います。

「ホントに髪の毛が生えてくるの?」と思うかもしれませんが、FDAはたくさんの治験を行い、その効果を検証して認可を出します。FDAが認可したということは、育毛効果に科学的根拠があるということの証明なのです。

 

このFDAの認可を受けて、アメリカではたくさんの低出力レーザーを用いた薄毛治療機器が販売されています。ですが、日本ではまだまだ知られておらず、一部の育毛サロンが低出力レーザーを使って薄毛治療を行っているくらいです。

もし試したいのなら、アメリカから輸入されたものを購入することをオススメします。確かに日本製のものもありますが、低出力レーザーを使った薄毛治療の歴史が全然違うので、アメリカ製の方が信頼がおけるでしょう。

オススメ記事:発毛率93%!究極のレーザー発毛器「ヘアマックス」の効果と使い方。

④植毛

脱毛した頭皮に髪の毛を移植する「植毛」も有効な薄毛治療法のひとつとして、FDAに認められています。

植毛には「人口毛植毛」と「自毛植毛」の2種類がありますが、人口毛植毛はいろんな素材を作って、人間の髪の毛っぽいものを作成して植毛する方法。昔は植毛といえば人口毛植毛が一般的だったのですが、頭皮が炎症を起こしたり、副作用がたくさん報告されました。そのため、FDAは人口毛植毛をおすすめしていません。

FDAでは人口毛植毛ではなく、自分の毛包を薄毛部分に移植する「自毛植毛」が、有効な薄毛治療法として認められています。

自分の毛包を移植すれば、そこから新しい髪の毛が生えてくるし、メンテナンスも楽です。

FDAが認可した薄毛治療法まとめ

世の中にはたくさんの育毛剤が販売されていて、たくさんの薄毛治療方法があります。

ですが、しっかりとしたエビデンス(科学的根拠)がある薄毛治療法はあまりありません。

そんな中でも「FDAで認可された治療法」というのは最高のエビデンスといっていいでしょう。

①フィナステリド

②ミノキシジル

③低出力レーザー

④植毛

オススメはこれらの薄毛治療方法を並行して行うこと。

これら3つの薄毛治療方法は同時に行っても問題がないです。(フィナステリドとミノキシジルタブレットの同時に服用については医師に相談を…)

フィナステリを服用して、ミノキシジルを外用薬として頭皮に塗布すると、薄毛改善効果に相乗効果が得られることもわかっています。それに低出力レーザーを加えたら、さらに効果がアップするかもしれません。

フィナステリドとミノキシジルは病院や育毛クリニックで処方してくれます。低出力レーザー育毛器は通信販売で購入できます。

どうしても薄毛が改善しない場合は、自毛植毛も有効な選択肢のひとつです。この方法であれば、継続した治療を続ける必要なく薄毛治療を行うことができます。

 

FDAで認可された薄毛治療法は、そこらへんの怪しげな育毛剤を使うよりもはるかに効果的なのではないでしょうか。

 

ちなみに日本の皮膚科学会が作成した「薄毛治療ガイドライン」で認められた育毛法についてはこちらの記事で紹介しています。

薄毛治療ガイドラインで紹介されたエビデンスのある3つの薄毛改善方法

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