薄毛になる原因は様々です。脱毛ホルモンであるジヒドロテストステロンが原因かもしれませんし、頭皮環境が悪いからかもしれません。生活習慣の乱れかもしれないし、何らかの内臓疾患が原因の可能性もあります。
もちろん「加齢」も、薄毛の大きな要因です。
一般的に何歳ぐらいから、加齢が原因の薄毛が始まるのでしょうか?
加齢が原因の薄毛にはどういった特徴があるのでしょうか?
年齢を重ねればハゲてくるのは自然の摂理かもしれません。ですが、まったく薄毛にならず歳を重ねる人もいます。加齢による薄毛の特徴と、その対策法を紹介します。
老人性脱毛症は何歳くらいから始まる?
年齢を重ねれば重ねるほどに、人間の身体は衰えていきます。運動機能の低下、老眼、シミやシワ。それと同様に頭皮も毛根も、加齢によってその機能が衰退していきます。
そんな老化による薄毛を「老人性脱毛症」と呼びます。
老人性脱毛症は、通常60歳くらいから始まると言われています。
それに対して、10代や20代から始まる薄毛は「若年性脱毛症」と呼ばれ、30代~50代の薄毛は「壮年性脱毛症」と呼ばれます。これらの薄毛と老人性脱毛症には大きな違いがあります。
老化による薄毛の特徴
若年性脱毛症や壮年性脱毛症が発症する原因は、その個人によって様々に考えられます。
その主要な原因は脱毛ホルモンであるジヒドロテストステロンと考えられています。遺伝、生活習慣、食生活など、いろんな要因が原因で薄毛になっている可能性も考えられます。
ですが、老人性脱毛症の原因はたったひとつ。
つまり「老化」です。
老化が原因の薄毛には、若年性脱毛症や壮年性脱毛症とは違った特徴があります。
例えば壮年性脱毛症の主要な原因であるAGA(男性型脱毛症)は、おでこから頭頂部にかけてだんだんと薄毛が進行します。その理由は、この部分に5αリダクターゼという酵素が多く存在していて、脱毛ホルモンのジヒドロテストステロンが発生しやすいからです。
ですが老人性脱毛症では、このように部分的に薄毛になるという事はありません。
髪の毛を作る力が衰え、ヘアサイクルも乱れてくるため、頭髪が全体的に薄くなります。特に薄毛ではない男性も、老後には全体的に薄くなってきますよね。
髪の毛を観察しても、若いころのように太くしなやかではありません。細くコシのない、柔らかい髪質に変化してしまいます。
老化によって脱毛しやすく、新しい髪の毛を作る機能も低下しているため、髪全体が少しずつ薄くなってくるというわけですね。
老化による薄毛への対策
加齢によって髪の毛が薄くなる…それは自然のことでしょうが、どうしたら老化による薄毛を遅らせることが出来るのでしょうか。
もちろん、頭皮の血行を促進する育毛剤や頭皮マッサージも有効です。育毛に有効な生活習慣や食生活などは、この当サイト「育毛100」でも多々紹介しているので、そちらを参照頂ければと思います。
生活習慣や食生活などよりも、老人性脱毛症の対策として一番有効なのは、若々しい身体を保つことだと思います。
では、いつまでも若々しくて元気なおじいちゃんやおばあちゃんって、どんな印象があるでしょうか?
なんとなく、よく笑っていて、熱中できる趣味があって、いろんな人とコミュニケーションを楽しんでいる印象があります。(孤独な環境は老化と死期を早めると言われています)
そんな風にストレスを感じずにアクティブに人生を楽しむことが、心だけではなく身体も若さを保つ効果があり、薄毛予防になるのかもしれませんね。
人生を楽しむことで育毛!
人生はままならないものですし、悩みも尽きないです。ですが楽しむという心がけは、60代以上の方だけではなく、すべての年代の薄毛に悩む方にとって、とても大事なことだと思います。
苦労人って老け顔が多いといいます。いつまでも若々しく健康に良きるためにも、苦労はしょい込まずにポジティブに生きていたいですね。