日本人女性は個人差はあるものの、平均50歳くらいに更年期を迎えます。
更年期になるとホルモンバランスが崩れ、意味もなくイライラしたり、汗が噴き出したり、なんとなくだるかったりといった症状があらわれます。
抜け毛が増えるのも、そんな嫌な更年期の症状のひとつ。
シャンプーの時に抜ける髪の毛が増えたり、クシで梳かすとごっそりブラシに髪が付いていたり…。
更年期に抜け毛が増える理由と、更年期が原因の薄毛にオススメの育毛剤を紹介します。
更年期に抜け毛が増える理由とは?
更年期が始まる原因は、加齢による卵巣機能の低下により女性ホルモンのエストロゲン分泌量が減ってくるから。その影響で体内でホルモンバランスが崩れ、さまざまな身体症状が現れてきます。
だるい、疲れやすい、肩こり、立ちくらみ、動悸、関節の痛み、頭痛、めまい、イライラや抑うつ、そして抜け毛。
女性は男性に比べて髪の毛の量が多くて美しいですし、抜け毛で悩む人の総数も圧倒的に少ないです。
その理由がエストロゲンにあります。
エストロゲンには髪の毛を豊かに増やす効果があるのです。
更年期になりエストロゲンの分泌量が減ると、相対的に男性ホルモンが優位になっていきます。そのため、抜け毛が増えてしまうのです。
更年期といっても、その症状は人によってさまざま。症状がまったくでない人もいれば、更年期の諸症状が凄く酷い人もいます。
もし更年期障害が酷くい場合は医療機関で治療をしてもらうこともできます。ホルモン充填療法で足りなくなったエストロゲンを補充したり、メンタルを安定させるための向精神薬などが使用されます。
漢方薬も広く使われていて、薬局では更年期障害に効く漢方薬をブレンドした医薬品も販売されています。
「命の母」なんかが有名ですね。
更年期障害の諸症状を和らげるには、こういった治療や漢方薬を使うのが有効です。
また、不規則な生活やバランスの悪い食生活も女性ホルモンの分泌を減らす一因になるので、生活全体を健康的に見直すのも有効です。
では次に、更年期障害による抜け毛・薄毛にオススメの育毛剤を紹介します。
更年期障害の薄毛にオススメの育毛剤・長春毛精
育毛剤というと昔は中年男性が使うもの、というイメージがありました。
ですが最近では女性用育毛剤もたくさん発売されていて、育毛活動を心がけている女性も増えています。
女性専用育毛剤は男性用の育毛剤と比べても刺激が少なく、配合された成分も女性の薄毛に特化したものになっています。
たくさんの女性専用育毛剤の中でも、特に更年期の薄毛にオススメなのが「長春毛精」(ちょうしゅんもうせい)という育毛剤です。
長春毛精の口コミ
では次に、メーカーに寄せられた長春毛精の口コミを紹介します。
・元々髪の毛のボリュームはある方ですが、40歳過ぎてから、分け目の薄さが気になりだしました。1週間使って効果はまだまだですが、使い心地は良いと思います。少し匂いが気になりますが、薬品ぽい匂いです。でも、乾くと気になりません。(40代女性)
・浸透する感じで気持ち良いです。刺激が少なそうな感じも気に入りました。(30代女性)
・肌が弱いのですが、こちらは気になる刺激もなく、香りも気にならず、とても良いと思います。(50代女性)
・においもしないし、生薬で安心だし、男性でも使えてよかったと思います。(40代男性)
・アラフォー女性です。若いころから髪は少ない方で(家系)色んな育毛剤の効果を見る為に、今までに年単位で使っては変えるということを繰り返していました。この長春毛精は、使って一週間程で抜け毛が凄く減って、使って1か月半になりますが、白髪染めとしているので、伸びた髪がどのくらいかわかるのですが、それと同じようにたくさんの短い毛がピンピンと生えています。髪の透けてる感じがマシになりました。ボリュームも少し出たような気がします。後、艶がすごい出ます。(30代女性)
・生薬12種類から作られていることと無香料・無着色が安心して使用できます。抜け毛が減ったと思うので、薄毛の改善と細くなっている髪にこしが出てくるように期待します。(60代女性)
スキンケアと育毛はとても良く似ている
「育毛剤を使っても効果がない!」
そんな意見もありますが、それはある意味で正しいといえます。
実は、育毛剤で髪の毛が生えてくることはありません。
育毛剤は様々な有効成分の効果で頭皮環境を整えて、健康な髪の毛を作り出す土壌を作ることはできても、髪の毛を直接的に増やす効果を持っていません。
例えば筋肉増強剤には筋肉を増やす効果がありますが、プロテインには筋肉を増やす効果はありません。筋トレをしてからプロテインを飲むことで筋肉を増やすサポートをしてくれるのがプロテインです。
例えば美白美容液などの美白化粧品にも肌を白くする効果はありません。毎日使い続けることで肌の環境を整え、シミ・シワをなくすサポートをしてくれるのが美肌化粧です。
同様の事が育毛剤にも言えるでしょう。
美肌と育毛はとても良く似ています。
美肌に良いとされるビタミンやコラーゲンは、同様に頭皮にも育毛にも良いとされています。
紫外線はシミ・シワの大敵ですが、頭皮に紫外線が当たると抜け毛の原因にもなります。
血行促進すれば肌に栄養が行き渡り、シミ・シワの改善効果が得られますが、頭皮の血行促進も毛根に栄養を与えることで育毛に繋がります。
頭皮は顔と繋がっているわけですから、育毛とスキンケアが似ているのも当然ですね。
世の中には50代になっても60代になっても、ビックリするくらい肌のキレイな女性がいます。
若いころからスキンケアを欠かさずに、色々な努力をされてきたからでしょう。
お肌がプリプリの高齢者がいるということは、スキンケアが無駄ではないという証拠です。毎日の努力が、彼女たちの美しい肌を保っているのです。
美白化粧品やスキンケア商品には、直接的な美肌効果はありません。「使ってみたらすぐに美白になった!!」なんてスキンケア商品なんて見たことがないでしょう。
毎日肌を清潔にし、保湿し、有効成分を浸透させてきた努力が美しい肌を保つための秘訣なんですね。
そしてそれは、頭皮や育毛剤にも言えます。
毎日欠かさずに育毛剤を使ったり、頭皮マッサージをしたりする、そんなケアの継続によって健康な頭皮が保たれ、結果的に抜け毛の予防になるのです。
お肌ケアはしっかりしているのに、頭皮については何もしないでちょっと質の良いシャンプーやリンスをするだけ。これでは頭皮の老化は食い止められません。
特に更年期以降ともなると、その悪影響は顕著になるでしょう。
育毛剤に即効性のある育毛効果はありませんが、継続的に利用することで頭皮の健康を保つことができ、髪の毛のアンチエイジングに繋がるのではないでしょうか。
育毛剤で抜け毛を減らすコツ
育毛も美肌も「肌のケア」という意味では一緒です。
肌を清潔にたもつこと。
紫外線に気をつけること。
しっかりと栄養を摂ること。
ちゃんと眠ること。
ストレスを貯めないこと。
そして日々、スキンケア商品を使ってお肌のメンテナンスをすることと同じく、更年期に有効な育毛剤を使って頭皮に栄養を与えることが大切です。
男性の薄毛は遺伝的要素が強く、ツルッパゲになった後では育毛剤ではどうしようもない場合が多いのですが…女性に関して言えば、女性ホルモンの分泌は更年期以降でも増やすことができます。
たとえ更年期で抜け毛が増えたとしても、しっかりと継続して育毛剤を使い続ければ女性の髪の毛は生えてくるのではないでしょうか。