女性の薄毛原因で一番多いのがFAGA(女性男性型脱毛症)です。
男性の前頭部や頭頂部から脱毛する薄毛のことをAGA(男性型脱毛症)と呼びます。AGAの原因は、男性ホルモンの影響で毛根の毛髪生成能力が低下するから。
男性型脱毛症という名前ではあるものの、女性もAGAになります。女性で発症するAGAのことをFAGA(Female AGA)と呼びます。
FAGAは男性のハゲ方とは違い、全体的に薄くなるという特徴を持っています。
そんなFAGAの原因や特徴を紹介します。
FAGA(女性男性型脱毛症)の原因
FAGAの原因も結局はAGA(男性型脱毛症)と同じ、男性ホルモンがその原因になります。
男性ホルモンが頭部にある5αリダクターゼという酵素と反応すると、ジヒドロテストステロンという悪玉ホルモンに変化してしまいます。このジヒドロテストステロンが毛乳頭に作用して、薄毛が引き起こされるといわれています。
女性も男性に比べて少ないものの、男性ホルモンはしっかり分泌されています。そのため、女性でもAGAになる可能性はあるのです。
とはいえ、女性ホルモンのエストロゲンは髪をフサフサにする効果があります。女性ホルモンが多く、男性ホルモンが少ない女性は、体質的に男性に比べて圧倒的に脱毛しにくく、美しい髪質を維持できるのです。
なのになぜ女性が薄毛になるのでしょうか?
大きな原因は「女性ホルモン」の減少です。
①ホルモンバランスが崩れることで、女性ホルモンの分泌が減少。
②女性ホルモンが減少すると、相対的に男性ホルモンが優位になる。
③男性ホルモンのテストステロンが、毛乳頭の中の5αリダクターゼと合わさることで脱毛の原因物質「ジヒドロテストステロン」が発生
④だんだんと毛髪が薄くなっていく。
このような流れで、FAGAが発生します。
ではなぜ女性ホルモンが減少するのでしょうか?
最も大きな原因は「加齢」です。
加齢による女性ホルモンの減少は、早い人だと30代から始まります。多くは40代くらいから抜け毛が増えたり、髪が細くなったりといった症状が出始めます。
若い方でも過剰なダイエットによる栄養不足、タバコや睡眠不足などの生活環境、ストレスなどの原因によってホルモンバランスが崩れてFAGAになる事もあります。
FAGA(女性男性型脱毛症)の特徴
男性のハゲであるAGA(男性型脱毛症)とFAGA(女性男性型脱毛症)では、そのハゲ方に違いがあります。
その大きな違いはハゲる場所です。
AGAは主におでこから徐々に薄くなっていく、或いは頭のてっぺんから薄くなっていくパターンが多いです。
それに比べてFAGAは頭髪全体がだんだんと薄くなっていく、という特徴があります。
先ほど紹介したジヒドロテストステロンの影響によって、髪にだんだんとコシが無くなる、髪が細くなる、抜けやすくなるといった影響が現れます。
AGAは進行性で、何も対処しないと際限なくハゲていくわけですが、FAGAは違います。
女性はなんだかんだいっても、女性ホルモンの分泌が完全にストップすることがないからです。
適切な対処をし女性ホルモンの分泌を促せば、男性よりも改善することが容易なのがFAGAの特徴です。
FAGAの治療はAGAの治療とは方法が少し異なり、女性には使用できない薬なんかもあります。
確実に治療したいのなら、女性でも対応してくれる育毛クリニックで相談してみましょう。
もし育毛剤を使い場合も、男性用の育毛剤は使わないで、女性専用の育毛剤を使った方が効果的でしょう。
女性の薄毛に特化した育毛剤の中でも、ベルタ育毛剤は特に有効成分がたくさん配合されています。