粃糠性脱毛症(ひこうせいだつもうしょう)とは!?
粃糠性脱毛症(ひこうせいだつもうしょう)とは、頭皮にカサカサのフケが大量に発生し、それらのフケが原因で雑菌が繁殖したり、毛穴に詰まったりしてしまい、その結果として薄毛になる症状のことです。
普通のフケ症とは違い、そのフケの量がすさまじいのが特徴。さらに頭皮がつねに痒く、かぶれや炎症、湿疹を起こしています。
「粃糠」(ひこう)は難しい漢字ですが、つまりは”ヌカ”を意味しています。
ヌカはお米を精米するときにできる、米の表皮が粉状になったもの。
頭皮からヌカのようなフケが、洗っても洗っても大量に発生するのが、粃糠性脱毛症の特徴です。ひどいときは、お風呂上りでシャンプーした直後なのに、もうフケが出始めてしまう。
そんなフケが毛穴に詰まってしまい、雑菌が繁殖したり、発毛を邪魔したりして薄毛の原因になってしまうのです。
①大量のフケが発生!
②フケで頭皮の常在菌が繁殖し、炎症の原因に!また、フケが毛穴に詰まる!
③薄毛が引き起こされる!
粃糠性脱毛症はこのような流れで薄毛を引き起こします。
では、大量のフケが発生する原因とはなんなのでしょうか?
粃糠(ひこう)性脱毛症の原因とは?
「フケがいっぱい出るってことは、頭皮を不潔にしてるからじゃない?」
という考え方は間違い。粃糠性脱毛症の原因は人それぞれで、さまざまな要因が関係しあっているといわれています。
- 自律神経の乱れ
- シャンプーやリンスが肌に合っていない。
- アトピーなどのアレルギー反応
- ストレス
- ホルモンバランスの乱れ
- 過度のパーマやヘアカラー
通常の加齢による薄毛や男性ホルモンが引き起こす薄毛とは、その原因が全く違うのがわかりますね。
なので、普通の育毛剤を使っても、その効果はイマイチでしょう。
粃糠性脱毛症の治療方法
粃糠性脱毛症の治療については、自己判断でシャンプーを変えたり、育毛剤を使う前に、ちゃんと皮膚科を受診することが重要になります。
先ほど紹介したように、粃糠性脱毛症の原因はさまざま。素人では判断ができません。
粃糠性脱毛症は通常の薄毛治療とは異なり、保険の対象となる治療です。
皮膚科で勧められているシャンプー
粃糠性脱毛症は皮膚科で治療を受けるのが、完治へのもっとも早い道です。
育毛剤を使用したり、シャンプーを変えても、症状が改善されるとは限りません。
ですが、多くの皮膚科がオススメする殺菌効果の高いシャンプーがあります。
「コラージュフルフル ネクストシャンプー」というシャンプーです。
皮膚科の受診を受ける+このシャンプーを使うことで、粃糠性脱毛症の改善が早まるかもしれません。