女性の薄毛対策

女性の薄毛原因で遺伝よりも強い影響力を持つ要素とは?

2017年2月11日

一般的に、薄毛・ハゲは遺伝するといわれています。

確かに男性の場合は薄毛の発症に遺伝的要素も強く影響を及ぼしますが、女性の場合は遺伝的要素によって薄毛が発症するとい事実は立証されていません。

だとしたら、女性が薄毛になる原因とは何なのでしょうか?

遺伝よりも強い影響力をもつ女性の薄毛原因を紹介します。

女性は遺伝が原因で薄毛になるわけではない

女性は女性ホルモンの分泌が盛んで、女性ホルモンには髪の毛を強く美しく育てる作用があります。

そのため、たとえ親から薄毛になりやすい遺伝子を引き継いだとしても、薄毛になりにくいのです。

 

ですが、男性の場合は違います。

男性は女性ホルモンの分泌が少ないばかりか、男性ホルモンそのものも薄毛を引き起こす一因になります。

男性の主要な薄毛原因のひとつであるAGA(男性型脱毛症)は遺伝的要素が強く、特に母方の家系の薄毛遺伝子の影響を色濃く受けます。

男性が自分はハゲ遺伝子を持っているのかを確認する場合には、自分の母親が薄毛になっているのかを見てもあまり参考にはなりません。先ほども紹介したように、女性は女性ホルモンが多くて薄毛になりにくいからです。それよりも母親の父親である「母方の祖父」が薄毛になっているかどうかを確認すると、自分が将来薄毛になるかどうかの目安になります。もちろん、確実に遺伝しているわけではありませんが。

 

男性とは違い、女性の薄毛は遺伝の影響を受けづらい。

だとしたら、女性が薄毛になる主要な原因とは何なのでしょうか?

女性の場合遺伝的要素よりも後天的な要素の方が影響力が強い

女性の薄毛を引き起こす、後天的な要素を紹介します。

  • 加齢
  • ホルモンバランスの乱れ
  • ストレス
  • 過剰なダイエット
  • 栄養の偏り
  • 睡眠不足などの生活習慣の乱れ
  • 間違ったヘアケア

これらの要素がお互いに影響しあって、薄毛を引き起こしている可能性があります。

例えば「加齢」ですが、女性は20代から女性ホルモンの分泌が減少していくので、「ホルモンバランスの乱れ」の原因になります。加齢によるホルモンバランスの乱れが更年期障害の原因のひとつですし。

「ホルモンバランスの乱れ」は「ストレス」の原因になりますし、「過剰なダイエット」は「栄養の偏り」や「ホルモンバランスの乱れ」を引き起こします。

 

最近女性でも多くなってきたFAGA(女性男性型脱毛症)は、女性ホルモンの分泌が減少することで、相対的に男性ホルモンが優位になり、その結果として薄毛になってしまう病気です。女性ホルモンの分泌を正常に戻すことが出来れば、自然と薄毛は改善します。

栄養不足による薄毛は、急激なダイエットを避けたり、ちゃんと髪の毛の原料となるたんぱく質やビタミン類をバランスよく摂取することが大事です。

睡眠中は成長ホルモンの分泌が盛んになるので、ちゃんと眠ることも大切ですね。頭皮ケアのために、女性専用の育毛剤やスカルプシャンプーを使うのもオススメです。

 

でも一番気を付けて欲しいのが「ストレス」です。

女性は男性に比べて神経伝達物質セロトニンの分泌が少なく、男性の約半分程度しかないといわれています。セロトニンは精神を安定させ、ストレスを緩和する効果があります。つまり、女性は男性よりもストレスに弱く、悪影響を受けやすいということになります。

日常的にストレスに晒されていると、末梢神経の血流が悪くなります。指先や足先の冷えの原因になりますし、頭部の血流も低下します。もちろん、薄毛の原因になる可能性もあります。

自分なりのストレス解消法を実践したり、しっかりと休息をとることが大事なのではないでしょうか。

女性の薄毛は改善しやすい

女性の薄毛原因で遺伝よりも強い影響力を持つものは、加齢やストレス・生活習慣などの後天的な要素です。

女性の場合は、親が薄毛になっていると心配する必要はあまりありません。それよりも、自分自身の生活習慣を見直す方が薄毛改善に効果的です。

男性の薄毛は遺伝的要素が強いため、改善も難しいです。頭皮マッサージをしても、育毛剤を試してもそれほど効果が出なかったりすることが多いです。

ですが、女性の場合はもともと女性ホルモンの分泌も多いので、男性よりも薄毛の改善が容易といえます。

生活習慣の改善することや、育毛剤を使うことも、男性よりもはるかに薄毛改善効果が期待できるでしょう。

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