お風呂に入った後に髪の毛を塗れたままにしておくと、髪の毛がボロボロになるばかりか、薄毛や抜け毛の原因になります。
短髪なら自然乾燥でも問題ないかもしれませんが、髪の長い女性は特に注意が必要です。
お風呂から上がった後に髪が濡れたまま、ついついテレビを観しまった…なんて髪の毛にとっては最悪。
髪が濡れたままの状態だと、なぜ傷つきやすく危険なのか?
その理由と共に、髪の毛を美しく保つための正しい髪の毛の乾かし方を紹介します。
髪の毛の構造と正しい乾かし方
髪の毛は”ケラチン”というたんぱく質の一種からできているのですが、その表面は”クチクラ”という硬い保護膜で覆われています。
いわゆる”キューティクル”というやつですね。
これは石灰化ケラチンでとっても硬く、この保護膜が髪の毛を守っています。
一方、髪の毛の内部を構成するケラチンはやわらかく、髪の毛に柔軟性と弾力を与えています。
髪の毛は、柔らかい内部のケラチンと、硬い表面のクチクラで構成されているんですね。
髪は濡れた瞬間から痛み始めている!!
髪の毛が濡れると、水分が髪の表面の硬いクチクラを通過して、髪内部の柔らかいケラチンに吸収されます。
そうなると、髪の内部が膨張して、硬いクチクラを押し上げます。
髪が濡れた状態が長く続くと、内部が膨張したことでクチクラにひびが入りやすくなる、つまり髪がダメージを受けやすい状態になってしまうのです。
一度傷ついた髪の毛は、トリートメントでケアしたとしても、100%完璧に戻ることはないでしょう。
入浴後の髪の毛は絶対に自然乾燥させてはいけませんし、美しい髪の毛を保つにはできるだけ早く乾かす必要があります。
では、髪の毛をケアするための正しいドライヤーの方法を紹介します。
髪を美しくするドライヤーの方法
お風呂から上がったら、まずは髪の毛をしっかりとタオルドライします。
先述の通り、濡れた髪の毛はクチクラの保護力が弱まった状態であり、とっても傷付きやすくなっています。
ゴシゴシとタオルを髪に押し付けると、弱くなった髪の毛が傷ついてしまいます。
やさしく押し当てるようにして、タオルで水分を吸収させましょう。
また、ロングヘアの場合は幅の広いクシ(コーム)を使うのが有効です。
水気を切れるので、タオルドライの時間が短縮できます。目が細いクシやブラシは、髪の毛を傷つける可能性があるので使わないようにしましょう。
しっかりとタオルドライしたら、次はドライヤーを使って髪を乾かします。
まずは低温の温風を使って乾かします。高温の温風を当てると髪が過熱しすぎてしまいます。
一か所を加熱しすぎないように、頭皮との距離を保ちながら乾かします。
ポイントは髪の毛を乾かすというよりも、頭皮を乾かすというイメージでドライヤーを使うことです。
すこし濡れた状態まで乾かして「後は自然乾燥でいいや~」なんてのはNGです。
生乾きの状態は髪が傷つきやすいばかりか、雑菌が繁殖しやすく、抜け毛や嫌なニオイの原因になります。
しっかりと乾かすことで、美しい髪の毛がキープできます。
水分がほとんどなくなったらい、仕上げとして冷風で全体をブローします。そうすれば、クチクラがキュッと締まり、髪が美しい状態に保たれます。
まとめ
髪が濡れた状態はダメージを受けやすく、頭皮に雑菌も繁殖しやすくなってしまいます。
正しく髪を乾かせば、枝毛、抜け毛、薄毛の予防になるでしょう。
ドライヤーのかけすぎは、髪や頭皮にダメージを与えるかも…!!なんて心配はせずに、しっかりと髪を乾かすのが大切ですね。
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