ハゲの雑学

cPA(環状ホスファチジン酸)にミノキシジルの2.5倍の発毛効果が!?

2015年10月7日

cPA(環状ホスファチジン酸)という物質が育毛に効果的という研究結果が発表されました。

cPAなんて初めて聞くような名前ですが、どのような成分で、どんな効果があるのでしょうか?

cPA(環状ホスファチジン酸)に育毛効果が!!

SANSHO(サンショー、東京都中央区、諸星俊郎社長、03・5203・0715)は、ヒト血液中の生理活性脂質の一種「環状ホスファチジン酸」(cPA)に高い育毛効果があることを特定した。発毛剤として商品化されている「ミノキシジル」の2・5倍になった。濃度が0・5%の水溶液で発毛効果も確認した。11月に国内化粧品会社が商品化を予定している。

参照元:SANSHO、血液中の生理活性脂質に高い育毛効果を特定-ミノキシジルの2.5 倍

この様な発表がありました。

実験によると、髪の毛が作られる工場ともいえる毛乳頭にcPAを直接与えることで、強い発毛効果があったとの事。

cPAの0・5%濃度水溶液を1~6カ月間、薄毛部分に塗布すると、発毛効果があったといいます。ミノキシジルの場合、市販されている育毛剤の濃度は5%くらい。ミノキシジル濃度の10分の1程度でも発毛効果が認められたということです。これは期待できそうですね。

cPA(環状ホスファチジン酸)の効果とは?

cPA(環状ホスファチジン酸)は医療や美容の分野で注目されている比較的新しい物質です。

  • 癌が大きくなったり、転移したりするのを防ぐ。
  • 脳血管疾患を予防する。
  • 身体の痛みを和らげる。
  • 体内のヒアルロン酸を増やす。

といった効果があると言われ、研究が進められています。

cPAで作られた鎮痛剤はモルヒネと同等の鎮痛作用を持っているにもかかわらず、耐性や依存性が低いと言われています。

そんなcPAが育毛にも効果的なようです。

「11月に国内化粧品会社が商品化を予定している」とあるように、まだ発売はしていませんが、ミノキシジルの2.5倍というcPAの効果を聞くと、とても有望な育毛剤である気がします。

ミノキシジルには「低血圧」や「肌荒れ」「性欲減退」などの副作用があるといわれています。cPAの副作用はどういったものなのかわかりませんが、もし副作用があまりないということであれば、ミノキシジルに替わる新たな育毛成分として、これからもっと普及してくるかもしれませんね。

cPA配合育毛剤の発売が楽しみです!

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