バターや揚げ物などの脂っこい食事を食べ過ぎると、薄毛や抜け毛が増える原因になるといわれています。
脂っこい食事を続けると、血中のコレステロール値が上昇します。
その結果、血液がドロドロになり血流が悪くなります。
血流が悪くなると毛細血管に栄養が行き届かなくなります。
毛根に栄養を送るのは、頭皮に張りめぐらされた毛細血管。
結果的に、毛根に栄養が行き渡らず健康な髪が育つのが阻害されるというわけですね。
また、脂質は高カロリーなのでそれだけで満腹になってしまい、食事全体の栄養バランスが崩れてしまうのも原因の一つ。
さらに頭皮の皮脂分泌が増えて頭皮環境が悪化するともいわれています。
でも、それは本当なのでしょうか?
その疑問に迫った、近畿大学薬学部が行った面白い研究があります。
バターをたくさん食べさせるマウス。
普通の食事を与えるマウス。
この2つのグループの”毛の生え方”を比較する実験を行ったのです。
その結果…
やっぱりバターをたくさん与えた脂っこい食事メインのマウスの方が毛の生えるスピードが遅かったとのこと。
バターなどの脂っこい食事は髪の毛に悪影響を及ぼす可能性が高そう。
では、人間はどうなのかというと、やっぱり人間もバターをたくさん食べ続けると薄毛になりやすくなるみたいです。
バラエティ番組の「マツコの知らない世界」で、バター大好きの女性が”バターの世界”を紹介したことがあります。
いろんな種類のバターを、日ごろからたくさん食べまくっている女性。なんと、ひと月に1キロは食べているとか。
当然というか、体格はマツコ・デラックスに引けを取らない肥満体。
それだけならいいのですが、36歳にしては薄毛が進行していることがネットで話題になりました。
ひと月に1キロものバターを食べるなんて、それだけでもう不健康そうですが…。
とにかく脂っこい食事は確実に薄毛を引き起こす要因の一つと言えるでしょう。
バターやマーガリン。
揚げ物に空揚げ。
フライドポテトにフライドチキン。
脂っこい食べ物は基本的に美味しいですよね。
なぜかというと、たくさんの脂質を摂取すると脳内で報酬系が刺激されて多幸感を得ることができるから。
まるで麻薬!!
薄毛・抜け毛を予防するためにも、健康を蝕む脂っこい食事は控えて、肉や魚、野菜に果物などをバランスよく食べたいですね。