普段、育毛剤をどのように使っているでしょうか?
ただ漠然と頭皮に振りかけるだけで、おざなりにマッサージするだけではせっかくの育毛剤も効果が半減してしまいます。
育毛剤は安くないですし、どうせ使うならちゃんと効果があらわれるように使いたいのも。
今回は育毛剤の効果を100%引き出すための、正しい使い方を紹介します。
育毛剤を使うタイミングは?
まず最初に一番大切なことですが、育毛剤を使う時期は早ければ早いほどいいです。
ハゲが進行すると、まず最初に「髪の毛のミニチュア化」が始まります。
髪の毛にコシがなくなり、細くなっていくのです。
次第に毛母細胞は元気をなくしていってます。
育毛剤を使い始めるタイミングは、まさに髪の毛のミニチュア化が始まり始めたくらいがベスト。
「ちょっと髪が細くなってきたな~。まさかハゲる…?」なんて思っている時が育毛を始める最適期間といえるでしょう。
進行してからでは、効果が出るのに時間がかかります。
早い人は思春期が終わるくらいからハゲ始めます。
心配なら早めに頭皮ケアを始めて毛母細胞に活力を与えましょう。
日常生活で育毛剤を使うタイミングは、もちろん入浴後がベスト。
入浴中に正しく洗髪して、皮脂を落とす。
毛穴の汚れまできちんと洗う。
入浴後の清潔で血行が良くなった頭皮に育毛剤を使えば効果倍増です。(シャンプーの正しいやり方はこちらで説明しています)
そうすることで有効成分がきちんと浸透する環境になります。
そこにマッサージしながら、ゆっくりとなじませるのです。
朝に育毛剤を使う場合は、朝シャンはしないほうがいいでしょう。
朝シャンは髪を乾かすのも雑になりがちで髪を痛めるし、頭皮の皮脂を落としすぎるのも逆効果。
なくなった皮脂を補給しようとして皮脂過剰になってしまう場合があります。
朝に育毛剤を使う場合は、良く髪をクシでとかした後に塗布するくらいでいいでしょう。
育毛剤を使うのはドライヤーを後がいい?
育毛剤を使うのは洗髪した後というのはわかりましたが、では髪は乾かした後の方がいいのでしょうか?
これには実はいろんな意見があります。
ドライヤーでしっかり髪を乾かしたほうが、頭皮に育毛剤がよく浸透する。
だから育毛剤を使うのはドライヤーを使った後がオススメ!!
そんな意見もありますが、個人的にはタオルドライした後の状態で育毛剤を使う方が有効と考えます。
頭皮に適度な湿り気があるほうが、育毛剤の有効成分が毛根の奥に行き届くでしょう。
そもそも頭皮をカラカラに乾かすのはNG!!
皮膚は乾燥させるとダメージに弱くなりますし、ドライヤーも髪を乾かすために使うのであって、頭皮には湿り気を残しておいた方がいいです。
まあ、ドライヤーの前でも後でも、それほどの違いは表れないでしょう。
ですが「洗髪→タオルドライ→育毛剤塗布→ドライヤー」の順番の方が、頭皮に優しいと思います。
用法用量を守る!
「たくさん育毛剤をつければ生えるはず!」
ってそんなことありまけせん。
育毛剤は沢山つければ良いというものじゃない。
説明書に書いてある使い方、例えば1日2回とか、そういった用量用法をきちんと守ることが大事。
つけすぎると、育毛剤が毛穴を防いだり、頭皮が荒れたりといった悪影響が出るかもしれません。
特に医薬品に分類される育毛剤は注意が必要。
医薬部外品に比べて影響が大きいので、適切な量用を守らないと頭皮が炎症を起こしたりする”副作用”が起きる場合があります。
自分のハゲに合った効果を発揮する育毛剤を使う。
育毛剤にもタイプがあります。
- 男性用育毛剤や女性用育毛剤
- 頭皮環境を整えてふけかゆみを抑えることで育毛を促すもの。
- 血行を促進することで育毛を促進するもの。
- 5αリダクターゼの働きを阻害して脱毛を防ぐもの。
- 毛母細胞を元気にするもの。
多くの商品はこれらの効果が複合的に含まれていますが、商品によって特徴はあります。
自分の薄毛原因にあった育毛剤と使うのがポイントです。
そしてそれには、最低3カ月は使い続ける必要があります。
育毛剤ほ今生えている毛にではなく、これから生える毛に効果があるからです。
育毛剤が効果的かどうか、自分に合っているかどうかは、新たな髪が生える期間様子を見る必要があるんですね。
そんなわけで、最低でも3ヶ月は使い続けなければ結論は出せません。
よく育毛剤のキャンペーンで「1ヶ月で効果がなければ返金!」なんてのがありますが、どれだけ素晴らしい育毛剤でもたったの1ヶ月では効果が実感できることはないでしょう。
使ってみて、変に肌荒れしたりといった悪影響はないか?自分の肌に合っているか?そんなことを確かめる方が重要です。
もし使ってみてひと月で効果がなければ返金、ではなく自分の肌に合わないものだったら返品しましょう。
育毛剤の消費期限が過ぎたら使わない方が良いの?適切な使用方法と保存方法について。
新しく買った育毛剤。
最初はゴキゲンに使っていたけれど、イマイチ効果もわからないし、しばらく使ったらめんどくさくなって止めてしまった。
意外とそんなことありますよね。
そのままずっと放置していたけれど、洗面台の棚に置いてあったのを見つけて、久しぶりに使い始めてみた。
これもちょっとした「育毛あるある」かもしれません。
でもこれって、意外と危険かもしれません。
消費期限を過ぎた育毛剤を使用すると、頭皮のトラブルの原因になる可能性があるからです。
育毛剤の消費期限と注意点
育毛剤の消費期限は製品やメーカー、配合されている成分や保存状態などで左右されます。
ですが一般的には未開封で3年、開封後であれば3か月~半年以内に使い切るのが良いとされています。
育毛剤に配合されている成分は、天然由来のものも多いです。
開封直後から少しずつ劣化が始まっていると思っていいでしょう。
育毛剤は適切に使用しなければ効果を発揮しません。
1日1回の塗布でいいものもあれば、1日2回のものもあると思います。
ですが基本的に毎日使用することが前提です。
もし毎日使わなければ、効果も半減してしまうでしょう。
育毛剤は開封後適切にに使用すれば、劣化する前に使い切ることが出来るようになっています。
商品が劣化するくらい使っていなかったり、使ったり使わなかったりでは、せっかく買っても育毛剤を使っている意味がありません。
もし育毛剤を使うとしたら、きちんと使用法を守って、開封後3か月以内に使い切るようにしましょう。
まあ、個人的には少しくらい消費期限が過ぎてしまっても、使って問題ないとは思いますが。
それでも、もし開封後1年以上たっている育毛剤だったら…それは使用せずに破棄してしまった方が良いでしょうね。
育毛剤の劣化を予防する使用方法
育毛剤は未開封時よりも、開封後に劣化が早まります。
その劣化スピードを遅くするには、空気に触れる時間を少なくすることが肝心。
育毛剤のキャップを開けて使用したら、すぐにきつく締めるようにしましょう。
また、育毛剤を塗布する時には、噴射口を頭皮に直接当てないようにしましょう。
もし当ててしまうと、頭皮の雑菌で育毛剤が汚染されてしまう可能性があります。
育毛剤の適切な保管方法
育毛剤の保存方法は、他の化粧品や調味料と同じで冷暗所がオススメです。
高温や低温・多湿・直射日光のあたる場所で保管しないようにしましょう。
急激な環境の変化は、育毛剤の品質を劣化させる原因になります。
①育毛剤の使用期限は未開封で3年、開封後は半年以内。
②正しい使い方を守り、噴射口を頭皮に直接付けない。
③寒暖差のない冷暗所に保存すれば劣化スピードが遅くなる。
これらのポイントに気を付ければ、育毛剤のパフォーマンスを最大限に引き出すことが出来ると思います。
育毛剤を正しく使えば使用期限以内に使い切れるので、使用期限が過ぎたかどうかなんて気にする必要はありません。正しく使う事が育毛と発毛に最も大事なんですね。
育毛剤を正しく使わなかったり、使用期限の過ぎたものを使うくらいなら、なにも塗布しないでマッサージをした方がマシなのではないでしょうか。
育毛剤はそんなに安いものではありません。せっかく買ったのなら、その育毛効果を最大限享受するためにも、正しく使用して使用期限内で使い切るようにしましょう。
育毛剤の効果的な使い方まとめ
- 毎日使い続ける
- お風呂上がりの先発した頭皮に使う
- タオルドライした後に使うのがオススメ
- 薄毛は進行性なので1日でも早く使い始めるのが効果的
- 用法容量を守る。
- 自分に合った育毛剤を探す
- 消費期限が過ぎた育毛剤は使わない
以上の事を守れば、さらに育毛剤を効果的に使うことが出来ます。
是非ともためしてみてください。