ノコギリヤシには発毛効果があると言われています。そもそもノコギリヤシとは何なのでしょうか?
ノコギリって木を切るやつ?
ヤシって南国に生えてるやつ?
ノコギリヤシがなぜ育毛に効果的なのかを紹介します。
ノコギリヤシとはなんなのか?
ノコギリヤシは北アメリカ原産のヤシ科の植物です。
南国に生えてるヤシと同種の植物なんですね。
葉っぱがギザギザでノコギリっぽいので「ノコギリヤシ」と命名されいるようです。
北アメリカのインディアンは、滋養強壮のためにノコギリヤシの実を食べていたと言われています。
ノコギリヤシの薬効
このノコギリヤシのエキスには様々な薬効があることで知られています。
東洋医学の漢方では「棕櫚子」と呼ばれて昔から利用されていますし、西洋医学でもノコギリヤシの果実エキスは医薬品として認可されています。
多くの臨床実験によって、ノコギリヤシは泌尿器系のトラブル改善に効果があるとわかっています。
前立腺肥大症や前立腺炎の症状を改善するのに有効。
とはいえ、前立腺肥大そのものへの治療効果は認められていません。
症状の中でも特に頻尿の改善に効果があり、夜中にトイレで目が覚めてしまうなんて時には服用するといいでしょう。
そしてもちろん、育毛にも有効だといわれています。
なぜノコギリヤシエキスは育毛効果があるのでしょうか?
ノコギリヤシが薄毛予防になる理由
年齢と共に頭頂部や前頭部から薄くなってくタイプのハゲをAGA(男性型脱毛症)と呼びます。
このAGAの原因が、薄毛を促進する物質「ジヒドロテストステロン」です。
ノコギリヤシは頭皮の5αリダクターゼの働きを抑制し、ジヒドロテストステロンが作られるのを防ぐ効果があると言われています。
ですので、効果があるのはAGAタイプの薄毛だけ。
円形脱毛症やその他の理由で薄毛になっている場合は、ノコギリヤシの効果はでないという事になりますね。
同様に5αリダクターゼの働きを阻害し、ジヒドロテストステロンの発生を抑える薬にプロペシアに使われている成分である「フィナステリド」などがあります。
このフィナステリドは「ノコギリヤシ成分から抽出されたもの」なんです。
ノコギリヤシが育毛に効果てきめんなのも頷けますね。
ノコギリヤシの副作用
ノコギリヤシは天然由来の成分なので、通常の薬よりも副作用が発生しずらいです。
ですが、一度に大量に摂取したり、体質に合わなかった場合は、もちろん副作用がでる場合もあるようです。
どういった副作用が発生するのか紹介します。
- 性欲減退
- 嘔吐
- 下痢や便秘
- 腹痛
ですが、大量に摂取せずに用法容量を守って服用すれば、こういった副作用がでることはまれでしょう。
フィナステリドは容量を守っても、副作用が発生する場合があるので、その点はノコギリヤシの方が安全なのではないでしょうか。
ノコギリヤシまとめ
男性の場合、30代を過ぎたあたりから泌尿器系の疾患にかかる場合が多くあります。
股関節のあたりに鈍痛が続く「前立腺炎」や、頻尿や残尿感が続く「前立腺肥大」です。
そういった症状を和らげたり予防するためにもノコギリヤシは有効。
なぜなら前立腺肥大や前立腺炎も薄毛と同じく「ジヒドロテストステロン」でリスクが上昇するからです。
もし薄毛に悩んでいて、そういった泌尿器系の症状にも悩んでいる場合は、ノコギリヤシの服用がオススメ。
*ちなみに私は泌尿器科で軽度の前立腺肥大と診断され、病院からノコギリヤシを処方されたことがあります。ノコギリヤシって普通に前立腺肥大治療の選択肢のひとつなんですね。
ノコギリヤシの成分を含んだ食物なんてありませんから、ノコギリヤシを摂取するにはサプリメントがいいでしょう。
八百屋さんでノコギリヤシなんて見たことないですからね。
毎日服用すれば、半年程度でその効果が表れるようです。
ノコギリヤシがメインで配合されたオススメの育毛サプリメントは「ボストン」。
ノコギリヤシの他にも「亜鉛」や「イソフラボン」「コラーゲンペプチド」などの育毛成分がまとめて摂取できます。
ノコギリヤシ配合の育毛サプリメントも特に優秀な商品です。