薄毛の原因と言われている、脱毛を促進するホルモン「ジヒドロテストステロン」を減らすためにはどうしたらいいでしょうか?
飲み薬、育毛剤、食生活、どれも重要ですが、それ以外にも「汗をかく」ということがジヒドロテストステロンの抑制に有効なようです。
汗をかいて、育毛にも健康にも効果的な運動を紹介します。
ジヒドロテストステロンを排出する方法
AGA(男性型脱毛症)やFAGA(女性男性型脱毛症)の原因は脱毛ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)であると言われています。
(DHTの発生メカニズムについては事らの記事に詳しく書いています→男性ホルモンから男性型脱毛症の原因物質ジヒドロテストステロンが作られる仕組みとは。)
このジヒドロテストステロンをどうやって抑制していくかが、薄毛治療の肝となる考え方。有名な飲む育毛剤のプロペシアや発毛剤のリアップなども、このジヒドロテストステロンの発生を阻害する効果があり、それによって脱毛を防ぎ発毛を促進しています。
そんなジヒドロテストステロンは、人間の汗や尿に混ざって体外に排出されるという特徴を持っています。
汗をかく→ジヒドロテストステロンが減る→抜け毛も減る
という図式が成り立ちます。
汗をかくと言ってもいろんな方法がありますが、最も育毛に効果的な汗のかき方を紹介します。
ジヒドロテストステロンを減らす運動
汗をかくにもいろんな方法があります。
- サウナ
- お風呂
- 緊張する
- 運動
この中でもオススメの汗のかき方は、やっぱり運動です。それも、汗をかいてジヒドロテストステロンを体外に排出するには、筋トレではなく有酸素運動が効果的です。
ですが、有酸素運動といってもエアロビクスやジョギングなどなど、様々なものがあります。どれが一番効果的なのでしょうか?
育毛に一番効果的な運動
育毛に一番効果的な運動、それはウォーキングです。
しかも競歩みたいに早足で歩く必要はなくて、大きく腕を振って大股で歩く必要もないです。ただ普通に散歩のように歩くだけです。
これを1日30分。
30分ただ歩いているだけでも、けっこう汗が出てきます。
このウォーキングという運動は、他の運動にはない様々なメリットがあります。
- がんを予防する
- 糖尿病を予防する
- 不安を和らげる
- うつの予防や改善に効果がある
- 認知症の進行遅らせる
- 老化を遅くする
- ストレスを解消する
ジョギングや筋トレ、エアロビクスに水泳など、いろんな運動がありますが、その負荷のかかり方によって一長一短があります。その点、ウォーキングはバランスよくいろんな健康効果があり、他の運動よりも頭一つ抜けている感じです。(もちろん、他の運動も効果的ですが)
ウォーキングがもっとも”急死のリスクを下げる運動”といわれているのです。
全身の血流も良くなり、心肺機能も強化され、老化を抑制するので、育毛にもとても良い効果があります。
日頃運動不足の方や、高齢の方でも無理なく始められるのもよいですね。
健全で健康な肉体は育毛の基本です。もっとも簡単で効果的な、誰にでもできる運動、それがウォーキングなのです。
森林浴+ウォーキング=育毛
育毛・薄毛と森林浴の関係。森にただよう清浄な雰囲気で育毛。その驚異のパワーとは?
こちらの記事でも紹介していますが、森林浴は育毛に良い影響があります。そんあ緑の多い場所で散歩をするれば、森林浴とウォーキングの相乗効果で、より薄毛を防ぎ発毛を促す効果がアップするのではないでしょうか。
毎日のウォーキングは、夜かもしれないし、朝かもしれない、30分の時間を取れるライフスタイルによって様々でしょう。ですが休日などには、まだ太陽の出ている昼間に30分の森林浴+ウォーキングをしてみるのもいいのではないでしょうか?
育毛や発毛はもちろん、それ以外にも様々な恩恵が受けられると思いますよ。