ヒートショックプロテイン(HSP)というタンパク質があるのを知っているでしょうか??
HSPはストレスを受けた時に増え、細胞を再生したり、新陳代謝を活発化する効果があります。
このヒートショックプロテインが体内に増えると、髪の毛を作り出す毛母細胞も活性化するとか。
ヒートショック(熱い刺激)という名前なだけに、HSPを増やすにはちょっと熱めのお風呂に入るのが効果的です。
今回はヒートショックプロテインの効果と、最適なお風呂の温度、そして温度別の入浴時間を紹介します。
ヒートショックプロテイン(HSP)の育毛効果とは?
ヒートショックプロテインは身体にストレスがかかった時に発生するストレスタンパク質です。熱めのお風呂に入る以外にも、精神的ストレスや身体を圧迫するストレスでも発生すると言われています。
HSPはストレス状況下で発生するので、ストレスに対抗するような効果があります。
- 免疫能力をアップさせる
- 運動能力を上げる
- 身体の疲れが取れる
- 皮膚の傷を癒す
- 新陳代謝を上げ、美肌効果がある
こういった効果があり、それらは育毛にも良い影響を与えるでしょう。
育毛のための最も良い育毛法
ヒートショックプロテインを増やすための入浴法には何点かポイントがあります。それらを紹介します。
入浴の温度と時間
HSPを増やすための入浴にとって、温度と時間はとても重要です。
HSPを増やすには体温を39度まで上げなければいけないとされています。その為に必要な温度と時間を紹介します。
- お風呂の温度が40度→入浴時間20分
- お風呂の温度が41度→入浴時間15分
- お風呂の温度が42度→入浴時間10分
これが温度と時間の目安です。
39度以下のお風呂に入っても、HSPは発生しません。また、43度以上のお風呂になると、熱すぎてHSPの健康効果以上に身体に悪影響があります。40~42度のお風呂に入るのが、もっとも効果的にHSPを増やすことが出来るんですね。
また、HSPをより効率的に増やすために入浴剤を使うのも効果的です。炭酸を使った入浴剤や温泉の元を使えば、入浴時間の短縮になります。
入浴のタイミング
ちょっと熱めのお風呂は一週間に2度で十分に効果が得られます。
この入浴法を実践した二日後に、ヒートショックプロテインの増加が最大化すると言われています。
毎日毎日熱いお湯に入っていても、ヒートショックプロテインはそんなに増えないわけですね。
ヒートショックプロテインを増やす入浴で気を付けたいこと
毎日熱いお湯に入ることは控えましょう。毎日入っていると体が慣れてしまってHSPが増加しなくなってしまうでしょう。
また、熱すぎるお湯は交感神経を活発化させてしまうので、身体に負担をかけてしまいます。ヒートショックプロテイン入浴法を実践したら、その後数日はぬるめのお湯に入って副交感神経を優位にしましょう。そうすれば、気分が落ち着いて、ぐっすりと眠ることが出来るでしょう。
特に気を付けたいのが高血圧の方や高齢者の方。入浴温度や入浴時間は、あくまでも目安なので、気分や体調が悪くなったらすぐに中止するのをオススメします。
頭皮のヒートショックプロテインを増やそうとして、頭皮に熱めのお湯をかけるのもオススメできません。熱いお湯は頭皮にある皮脂を落とし過ぎてしまう可能性がありますし、熱いお湯が頭皮にダメージを与えてしまう可能性もあるでしょう。
熱湯を頭皮にかけるのではなく、頭皮を蒸らすようなキャップを使う方がより効果的かもしれません。
ヒートショックプロテインを増やすことが出来れば、風邪もひきにくくなるし、美肌にもなるし、育毛効果もあります。
さらには精神的ストレスにも強くなると言われています。
一週間に2度、入浴剤を入れた熱めのお湯に入ってリフレッシュするのも良いのではないでしょうか。