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帽子をかぶるとハゲる?に結論が!帽子内環境研究会の研究発表の内容を紹介。

2016年7月7日

「帽子をかぶるとハゲる…そんな都市伝説は本当のなのか!!?」

この疑問を科学的に検証するために「帽子内環境研究会」が人知れず創立され、帽子とハゲとの関係について研究を続けていたようです。

 

2016年1月に創立され、メンバーは総勢3名。

全員が名のある医大の教授や医学博士です。

 

はたして、帽子内環境研究会の研究結果はどのようなものだったのでしょうか?

帽子内環境研究会による「帽子とハゲの関係」についての研究発表

帽子内の湿度、温度や血流など、帽子を被った状態がどのような環境になっているのかを科学的に検証した簡易実験を、今年4月13~17日、東京都内で実施。成人男性51人が新品のヘルメットをかぶり、3時間、エアロバイクをこぐ有酸素運動を行った。運動中はヘルメット内部の温度と湿度をリアルタイムで計測。さらに運動前、運動後、そして運動後に洗髪した後の計3回、頭皮の血流と汚れ具合、付着している細菌の量をそれぞれ測定した。

結果は、被帽により頭皮は汚れやすく、菌種は変化しないが菌量は増加していたことがわかった。被帽後、放置を続けると汚れ・菌種・菌量が増加する可能性があるため、洗髪による汚れや菌を洗浄すると効果が高いということが分かった。

参照元:「帽子内環境」に初めて科学的なメスが!「帽子をかぶるとハゲる」は本当か?(NEWSLOUNGE)

研究によると、帽子をかぶって30分程度で帽子内の温度や湿度は急上昇し、その後高い位置にとどまり続けるとのこと。

その帽子内環境は、日本だと夏の熊谷や那覇と同程度の温度・湿度。外国だとシンガポールやマレーシアのクアラルンプール、コロムビア、ブラジルのサルヴァドールなどの熱帯雨林気候の地域と同じくらいだといいます。

帽子の中を地域にたとえられても…わかりやすいような、よくわからないような感じですね。

 

ちなみに温度と湿度は急上昇するものの、頭皮の血行については帽子をかぶっていても、かぶっていなくてもほとんど変わらなかったそうです。

頭皮・頭髪を守るための対策

研究の結果、帽子をかぶると雑菌が繁殖しやすくなるという事実が判明しました。

そこで帽子内環境研究会は、下記の対策も同時に発表しました。

  • シャンプーで洗髪を行って汚れを落とす
  • トリートメントを行う
  • 頭皮も良好な状態にしておく
  • 洗いすぎは毛髪や頭皮を傷つけるので逆効果
  • ファーストフードばかりでなく、バランスの良い食生活を心がける

…なんか薄毛対策として普通というか、もうちょっと帽子と関連付けた対策はなかったのでしょうか?

「1時間帽子をかぶり続けたら、5分は脱いで帽子内の熱を発散させましょう」とか「帽子の材質は通気性のよい○○にしましょう」とか、いろいろ考えられそうですが。

 

ともあれ「帽子をかぶると帽子内の温度・湿度が高まり雑菌が繁殖しやすい」ことはわかりました。

この増えた雑菌が頭皮の炎症を引き起こしたりすれば、薄毛の原因になるかもしれませんね。

 

同時に「帽子をかぶることで頭皮の血流が悪くなるというわけではない」という事実も判明しました。

帽子をかぶる機会が多くても、ちゃんと洗髪して頭皮を清潔に保てば、薄毛の心配はほとんどないでしょう。

 

もともと帽子内環境研究会は「帽子をかぶるとハゲるんじゃないの?」と不安で聞いてくる方がすごく多かったのがきっかけで設立されたといいます。

この科学的な実験の結果があれば、「帽子をかぶっていても、ちゃんとシャンプーすればハゲることはありませんよ」と胸を張っていえるのではないでしょうか。

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