自毛植毛

自毛植毛のメリットとデメリット

2018年8月5日

自分の毛包を薄毛部分に移植する「自毛植毛」は、薄毛対策として最も有効な方法のひとつです。

ですが、そんな自毛植毛にもデメリットがあります。

今回は自毛植毛のメリットとデメリットを紹介します。

自毛植毛のメリットとデメリットとは?

メリットのたくさんある自毛植毛ですが、少なからずデメリットも存在します。

メリットとデメリットをしっかりと理解することで、自毛植毛が自分にとって最適の薄毛対策となり得るのかの判断が出来るでしょう。

自毛植毛のメリット

①毛包移植の生着率が95%以上と高い。

自毛植毛は髪の毛の生えている側頭部や後頭部の毛根、その奥にある”毛包”を取り出し、薄毛が気になる頭皮に移植する施術のことです。

自分の細胞を移植することになるので、拒否反応はないものの、それでも確実に移植された毛包が機能するとは限りません。

以前はせっかく移植しても生着率は高くありませんでしたが、自毛植毛の技術も日進月歩で進んでいます。

最近では多くの自毛植毛専門クリニックが皮膚を切開せずに、毛包をひとつひとつ丁寧に採取して移植する施術を提供しています。

このような最新の技術を利用すれば、毛包移植の生着率が95%以上にもなります。

側頭部や後頭部にある健康な毛包は、その数に限りがあります。生着率は高ければ高いほど、広い面積の薄毛をカバーできるわけですね。

 

ただし、高い生着率の自毛植毛を行うには、信頼のおける施設で行う事が前提です。

腕の悪い医師や、評判の悪いクリニックだった場合、生着率も低下してしまう可能性がありますので注意しましょう。

②他の薄毛治療に失敗したとしても確実に効果がある

薄毛治療といえば、最もポピュラーなのが「プロペシア」と呼ばれる飲み薬を服用する方法。

プロペシアは世界中で薄毛治療に使われていますが、万人に効果があるというわけではありません。それはもうひとつの飲む薄毛治療薬「デュタステリド」にも言えます。

100%効果があるわけではありませんし、副作用のリスクもあります。肝臓に負担をかけますし、普段服用している薬との飲み合わせによっては使うことができない場合も。

外用薬のミノキシジルも薄毛治療に広く使われますが、これも全員に効果があるわけではありません。

しかもこれらの薄毛治療法は、治療を中止すると再び脱毛が始まるという大きなデメリットがあります。

 

その点、自毛植毛であれば、プロペシアやミノキシジルが効かなかったとしても確実に効果があります。

また、医薬品であれば最低でも4か月程度は使い続けなければ、発毛効果を実感できませんが、自毛植毛であれば施術の直後から髪が増えるのを実感できます。

この確実性と即効性は、自毛植毛の大きなメリットのひとつです。

③一度植毛すればメンテナンスいらず

先ほど、「他の薄毛治療は治療を中止すると再び脱毛が始まる」と紹介しました。

自毛植毛は一度植毛をしてしまえば、メンテナンスいらずで、ず~っと髪の毛が生え続けるというのも大きなメリット。

毛包が着床すれば、そこはもう普通の自分の頭皮です。

髪の毛も生えるし、ゴシゴシとシャンプーしても大丈夫。

自由にスタイリングを楽しむことも出来ます。

 

薄毛治療で薄毛を改善する場合は、毎月通院してお薬をもらう必要がありますし、毎日服用する必要もあります。しかも中止すれば、再び脱毛が始まる恐れもあります。

毎日育毛剤をつけたり、頭皮マッサージをする必要がなくなるのは、大きなメリットですね。

自毛植毛のデメリット

①移植後に一時的に脱毛してしまう場合が多い。

自毛植毛で毛包を移植した直後は、一時的に脱毛してしまう場合があります。

これをショックロスと呼びます。

例えショックロスで脱毛したとしても、しっかりと毛包が生着していれば、必ず再び髪の毛は生えてきます。

ですが、一時的とはいえ脱毛してしまうのはデメリットでしょう。

②保険が効かず、施術料金が高額の場合がある。

自毛植毛の料金は保険が効かないので、高額になる場合があります。

その料金はクリニックによっても違いますし、移植する毛包の数でも違います。

目安としては、最低でも50万~100万円くらいは見ておいた方がいいかもしれません。

 

ですが、一度移植してしまえば一生髪の毛が生え続けるのが自毛植毛の特徴。

一生育毛剤を買い続ける費用を考えた場合、一度だけ自毛植毛をする方が安上がりという考え方もありますね。

*自毛植毛の費用についてはこちらで詳しく解説しています→自毛植毛の1株(グラフト)ってなに?植毛の本数と手術費用の目安について。

③移植する毛包の数に限りがある。

頭頂部や前頭部が薄毛になるのは、頭皮に脱毛ホルモンのジヒドロテストステロンが発生しやすいから。

対して側頭部や後頭部はジヒドロテストステロンが発生しにくいので、薄毛にはなりません。

自毛植毛は薄毛になりにくい側頭部や後頭部から毛包を移植します。

毛包は生命力が強いので、たとえ頭頂部に移植した後でも、無事に生着すれば周りの影響を受けることなく正常なヘアサイクルを開始します。

 

ここに自毛植毛の大きなデメリットがあります。

 

つまり、移植できる毛包の数には限りがあるのです。

なので薄毛部分が広すぎる方にとっては自毛植毛は適さない場合もあります。

髪の毛をフサフサにするには、後頭部が不自然なくらい髪の毛が無くなってしまう…そんなこともありえるからです。

もし心配な場合は自毛植毛のクリニックの無料カウンセリングで、自分の薄毛に自毛植毛が有効か、費用はどれくらいかかるのかをちゃんと相談した方が良いでしょう。

④薄毛が進行すると髪型が変わる

自毛植毛をすると、そこから健康な髪がず~っと生えてきます。

ですが、その周りの毛根は薄毛リスクを持ったまま。いずれ薄毛が進行したら、抜け落ちたりしてしまう可能性があります。

AGA(男性型脱毛症)は進行性。

自毛植毛の施術を行った後、その周りが薄毛になり、自毛植毛した部位だけに髪の毛が残っているというヘアスタイルになる可能性もゼロではありません。

自毛植毛を行うには、長期的な視点が必要不可欠です。

自毛植毛のメリット・デメリットまとめ

薄毛対策として有効な自毛植毛にも、メリットとデメリットが存在します。それらをまとめてみましょう。

自毛植毛のメリット

  • 毛包移植の生着率が95%以上と高い
  • 他の薄毛治療に失敗したとしても確実に効果がある
  • 一度植毛すればメンテナンスいらず

自毛植毛のデメリット

  • 移植後に一時的に脱毛してしまう場合が多い
  • 保険が効かず、施術料金が高額の場合がある
  • 移植する毛包の数に限りがある
  • 薄毛が進行すると髪型が変わる

以上のメリットとデメリットを踏まえたうえで、自毛植毛を行うべきか検討しましょう。

もちろん、自毛植毛を行うクリニックもどこでもいいというわけではありません。

不自然ではない自毛植毛には、経験を積んだ医師のテクニックが不可欠です。

 

自毛植毛の手術費用は高額になる場合もあるので、やるとするならば信頼の置ける自毛植毛専門のクリニックで行うのがオススメです。

まずは無料相談に行き、不安なことや聞いておきたいことはすべてクリアにしてから行う方がいいでしょう。

 

信頼できる自毛植毛クリニックを選ぶ際には、下記の記事が参考になると思います。

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