トマトを食べ過ぎるとハゲる!!
そんな驚くべき記事が注目を集めています。
→トマトを食べるとハゲると発表される。リコピンの影にレクチンあり(痛いニュース)
「おのれトマト許すまじ!」
「毎日食ってるけど確かに薄くなってきてるわ」
そんな阿鼻叫喚のコメントが飛び交っています。
元記事では「心臓専門医のガンドリッヒ博士」という人物がこの説を提唱していると紹介されています。
このガンドリッヒ博士というのは、元心臓医のスティーブン・R・ガンドリー氏のこと。
トマトの有害性については、ガンドリー氏の著書「植物のパラドックス」で言及しています。
トマトと言えばビタミンやミネラルが豊富で、抗酸化作用が強いリコピンが含まれている、全食物の中でもトップレベルで健康に良い食材。
現役の視野が情報交換する「メドピア」というサイトで行われた「健康のために食べるものありますか?」というアンケートでも堂々の1位!
医者が健康のために食べるほどのトマトで、なぜ薄毛になってしまうのでしょうか?
トマトを食べると抜け毛が増える理由
「トマトでハゲる」という説は、元心臓専門医のスティーブン・ガンドリー博士が著書「植物のパラドックス」で紹介しています。
トマトのリコピンは抗酸化作用が強く、がんの予防にも効果的。
だけどトマトには「レクチン」と呼ばれるたんぱく質の一種も豊富に含まれているとか。
このレクチンはトマトを害虫などの外敵から守るのに一役買っている物質。有害な細胞と同時に健康な細胞も攻撃してしまい、いろんな悪影響があらわれちゃう。
4億年前、植物は昆虫や動物から身を守り、子孫を残すために
「レクチン」という、捕食者の毒となるタンパク質をあみ出しました。
一般的に健康に良いとされる食品、例えば大豆やトマトには、この「レクチン」がたくさん含まれていて私たちの腸を傷つけ、さまざまな病気や肥満を引き起こします。
食物のパラドックスより参照
レクチンを摂取すると体内で細胞の炎症の原因になったり、消化不良を起こしたりする原因になるそう。
レクチンの悪影響
- 体重増加
- 消化不良
- 慢性疲労
- ニキビ・発疹
- 関節炎
- 頭がぼ~っとする
- 脱毛・薄毛
レクチンを過剰摂取すると、体中のいろんな細胞の炎症の原因になるとか。
頭皮の炎症は脱毛の原因になるし、レクチンの摂取のし過ぎが薄毛を引き起こしそうです。
そんなレクチンは、トマト意外にもたくさんの食物に含まれています。
レクチンが豊富な食べ物
- トマト
- 穀物
- パン
- パスタ
- 大豆などの豆類
- 蕎麦
- 砂糖
- 卵
- 牛乳
- ナス・ジャガイモ・ピーマン
見ればわかりますが、普通に食べている食材ばっかり!
これらの食品を避けようと思ったら、かなり極端な食生活になっちゃいそうですね。
レクチンによる脱毛を予防する方法
スティーブン・ガンドリー博士がレクチンの有害性を指摘したことから、「レクチン」という物質に注目が集まりました。
そしてアメリカでは、健康のためにレクチンフリーの食生活が話題となりました。
レクチンフリーの食生活を続けると、腸内環境を整い、ダイエットに繋がるとか。
…とはいえ、「レクチンの有害性は科学的根拠が薄い」というのが大方の専門家の意見です。
確かにレクチンも胃腸に負担を与えたり、炎症の原因になるかもしれません。
ですが、ごく少量を食べたからといって、目に見えるような悪影響を及ぼすとは考えられません。
逆にレクチンを含まない食べ物ばかりセレクトしていたら、栄養バランスが崩れてしまうでしょう。
もちろんトマトも。
トマトを食べ過ぎたからといって、抜け毛が増えるとか、薄毛になるってことはないでしょう。
「薄毛になるかも…」
なんて心配せずにどんどん食べましょう。
たくさんの種類の食べ物をバランスよく食べれば、少しくらいレクチンを摂取しようがまったく問題ないでしょう。
ただし、中にはレクチンアレルギーを持った人もいるかもしれません。
先ほど挙げた「レクチンが豊富な食材」を食べて調子が悪くなるようであれば、レクチンフリーの食生活を送ることで調子がよくなるかもしれませんね。