育毛剤の知識

育毛剤の効果が出始める時期と、頭皮が改善されている兆候とは?

2016年4月12日

育毛剤を使ったり、頭皮マッサージをしたり、食生活を変えたり…薄毛予防の為にいろいろなことをやってもな~んにも変わらない!!

そんな不安を感じたことはないでしょうか?

 

多くの育毛剤が、使い始めたからといってすぐに髪の毛が生えてくるわけではありません。

育毛剤で変化が出始める時期や、どの様な変化が起こるのかについてお伝えします。

育毛剤の効果が出始める時期は?

育毛剤を使ったり、頭皮マッサージをしたり、食生活を改善したり、そういった育毛活動を続けていても、ま~ったく効果を感じられない場合があります。

その理由は、純粋に”使用期間が短すぎるから”かもしれません。

育毛サイクルと期間について

毛髪には発毛から抜けるまでのサイクルがあります。

ヘアサイクルの期間

①発毛して髪の毛が伸びる成長期が2年~5年

②髪の成長が遅くなる退行期が2~3週刊

③発毛が完全にストップする休止期が2~3か月

この繰り返しで髪の毛は生え続けます。

 

薄毛になってくると、成長期の期間が短くなり、休止期の期間が長くなります。

もし育毛剤の効果で発毛が促されるとしたら「休止期の期間が短くなり成長期に移行する」という流れになります。

 

休止期は2~3か月なので、育毛剤を使い始めてその効果を実感できるまでには最低でも3か月~半年の期間が必要でしょう。

 

育毛剤の広告で「使って1か月で効果実感!!」なんて感想があったとしたら、それはウソってことになりますね。

 

「育毛剤を使ってみまったく意味がなかった!」

育毛剤を使ったことがある人の多くがそんな感想を持っています。

ですがそんな感想を持った多くのユーザーが「最低3か月は毎日使う」という基本をおろそかにしています。

これじゃあ、どんなに品質の良い育毛剤を使ってもあまり意味はないですね。

育毛剤の返金保証期間では髪は生えない!?

よく育毛剤を買って30日以内に効果があらわれなければ返金!なんてキャンペーンをやってますが、30日で目に見えて効果が現れる育毛剤なんてありません。

では、なぜこんなキャンペーンをするかというと、それには理由があります。

  • 返品期間を設けることで、その商品に自信があるという宣伝になる。
  • 消費者が安心して買えるので、売り上げが上がる。
  • たとえ一部の購入者が返品したとしても、トータルで見れば売り上げアップの効果の方が高い。

つまり、返金保証をしたほうが儲かるから、そのように宣伝しているってわけです。

 

ですが返金期間も無駄ではありません。買った育毛剤が自分の肌に合っているのか確かめることが出来るからです。

使ってみた使用感や、肌が赤くなっていないか?

痒みは出てこないか?

なんて確かめることは重要です。

 

その為にも、もし買うなら「返金保証」のついている育毛剤の方がよいでしょうね。

 

では、3か月~半年も育毛剤を使い続けたとして、もしその育毛剤が効果的だとしたら、頭皮や髪にどの様な変化が現れるのでしょうか?

頭皮環境改善の兆候とは?

先ほども申し上げた通り、育毛活動には最低でも3か月の期間が必要という事になります。

では様々な育毛活動の結果、頭皮や髪の毛にはどの様な変化が起こるのでしょうか?

①抜け毛が減り、産毛が生えてくる。

頭皮が健康であれば1日の抜け毛は50~60本くらいであり、多くても100本以内といわれています。

朝起きた後の枕につく髪の毛は20本以内、シャンプー時の抜け毛は30本以内であれば正常範囲内です。

 

ですが、薄毛の兆候がある方は、1日で200~300本以上抜けることもあります。

性格に抜けた本数を数えることは不可能ですが、以前に比べて抜け毛が増えた感じがしたら要注意。

 

もし育毛剤で頭皮環境が改善されていれば、少しずつ抜け毛の本数が減っていきます。

1日の抜け毛は100本以内くらいになり、薄毛部分にも少しずつ産毛が生えてくるはずです。

②髪の毛の質が変わる

育毛サイクルが悪化していくと、髪の毛が細くなったり、へにゃっとしたコシのない髪質になります。

頭皮環境が改善すると、そんな髪質がふわっとしてきたり、ハリとコシが出てきます。

髪にボリューム感が出て、髪型のセットもやりやすくなるでしょう。

③頭皮が青白くなってくる。

健康な頭皮は基本的に少し青白い色をしています。

ピンク色の頭皮は要注意!

何らかの要因で頭皮が炎症を起こしているかもしれません。

多くの育毛剤には抗炎症作用のある成分が配合されているので、正しく使い続ければ頭皮が健康な状態になっていきます。

 

赤っぽい色が青白くなれば、頭皮環境が改善してきた証拠。

頭皮環境が改善されれば、フケや痒みも減ってくるでしょう。

半年続けてもなにも変化が無かったら…

育毛活動の効果が出始める時期は最低でも3か月~半年です。

その変化の代表的な例をあげると「抜け毛が減る」「髪質が変わる」「頭皮が青白くなる」という3つです。

 

いかがでしょうか?

育毛活動はたとえまったく効果がなくても、諦めずに続けることが大事です。

正しい方法で継続して育毛活動を続ければ、必ずや何らかの変化があるはずです。

 

これらを参考に、毎日の頭皮や髪の毛の変化を観察してみれば、自分の使っている育毛剤や育毛活動が本当に効果的か確かめることが出来るでしょう。

もし半年続けてもなにも変化が無かったら、その方法を見直しを検討するべきかもしれません。

育毛剤を使っても効果があらわれない3つの理由

育毛剤を使っても髪質に変化が現れない理由は、大きく3つ考えられます。

①育毛剤が自分の体質や薄毛の理由にあっていない

市販の風邪薬や花粉症の薬でも、効く人もいれば効かない人もいます。

あるメーカーの花粉症の薬が効いたにに、別の製薬会社のものはまったく効かないことだってあります。

これは育毛剤でも一緒。

 

ある育毛剤が世の中のすべての薄毛にアプローチできるわけではありません。

 

同様に「薄毛の原因」に問題があることも。

たとえば強いストレスが原因の薄毛、何らかの皮膚病や薬の副作用が原因の抜け毛、円形脱毛症などなど。

そういった要因による薄毛には育毛剤はあまり効果を発揮しません。

 

育毛剤は頭皮の血流不足や、炎症などの頭皮環境悪化による薄毛に最適な商品です。

 

もし自分の薄毛に育毛剤があっていないと感じたら、別の育毛剤を使い始めるのがいいでしょう。

また、育毛剤よりも確かな育毛効果が得られるとされる「低出力レーザー育毛器」を使うのも有効な選択肢です。

②育毛剤を毎日使っていない

おそらくほとんどの方が育毛剤を3か月使い続ける前に、その使用をやめてしまっているかもしれません。

これは先ほども説明しましたが、育毛剤は最低でも3ヶ月~半年ほど”毎日”使い続けないと、十分な効果を発揮しません。

2か月使い続けてまったく変化がなかったからといって、その育毛剤がダメと判断するのはちょっと早すぎ。

 

もし育毛剤を使っていてイマイチ効果が実感できないのなら、とりあえず毎日使い続けてみるのが大切です。

③薄毛が進行しすぎている

薄毛は進行性です。

 

大切なのでもう一度言います。

 

薄毛は進行性なのです。

つまり、何もしなければしないだけ、少しずつ確実にハゲるってこと。

薄毛の改善は早ければ早いほど、確実ですし、改善にも時間がかかりません。

ですがある程度進行した薄毛には、育毛剤では歯が立たないでしょう。

育毛剤はあくまでも頭皮環境を整え、髪が生える力をサポートするモノ。

ツルッパゲの頭皮から髪の毛を生やす効果はありません。

 

進行しすぎた薄毛を改善するには、3つの選択肢があります。

育毛クリニックは基本的に飲み薬で薄毛を治療しますが、副作用が出る場合も。

自毛植毛は健康な毛根を薄毛部分に移植する施術。頭皮にちょっとした施術を行う必要があります。

人工毛髪を使った増毛は、アデランスに代表される増毛サービスで、今ある髪の毛にリアルな人工毛髪を装着して自然な髪型にするサービス。

 

どれもメリットとデメリットがありますが、進行した薄毛には効果的です。

メリットデメリット
薄毛治療自分の髪の毛が増える副作用が出る場合もある
自毛植毛植毛すれば半永久的に生え続ける広範囲の薄毛には対応できない
増毛短時間で確実に薄毛が改善される数カ月に1度メンテナンス必要

育毛剤の効果が出始める時期と頭皮が改善されている兆候まとめ

☆育毛剤の効果が出始める時期→最短で3か月~半年

☆頭皮が改善されている兆候→頭皮が青白くなる・髪質がしっかりしてくる・抜け毛が減る

育毛剤は確実に髪を増やす効果がないものの、髪の毛と頭皮を健康な状態に保つためにとても有効です。

自分にあった育毛剤を見つけることができれば、よい抜け毛予防になるでしょう。

 

「育毛剤で髪を増やすぞ~!!!」

と意気込まず、歯磨きをしたり、顔を洗ったりするとの同じように、頭皮メンテナンスの一部として育毛剤を取り入れるのが大切です。

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