世の中には様々な「依存症」が存在します。
- ニコチン依存症
- アルコール依存症
- インターネット依存症
- ギャンブル依存症
- パチンコ依存症
ニコチンやアルコールの過剰摂取は薄毛の原因になります。インターネット依存症も睡眠不足や栄養の偏りなんかで薄毛の原因になりそうですね。
では、パチンコ依存症はどうでしょう?
実はパチンコ依存症も、薄毛の原因になります。
その秘密は脳内に分泌される「アドレナリン」にあります。
パチンコ依存症と薄毛の関係について紹介します。
パチンコ依存症が抜け毛の原因になる理由
パチンコをしている時、人はとっても緊張しています。
自分の賭けた金が大金になるのか、それともゼロになってしまうのか…。
そりゃ、緊張しますよね。
「手に汗握る」という慣用句がありますが、パチンコをしている時には、運動をしていないのにもかかわらず、胸がドキドキしたり汗が出たりします。
これは脳内伝達物質の「アドレナリン」が大量に分泌されているからです。
アドレナリンは覚醒と怒りを司る神経伝達物質。
古来より人類は、アドレナリンを分泌させることで外敵から身を守り、生存してきた歴史があります。
ジャングルを歩いていて、ガサガサッと茂みが動いたら?「何が出てくるの!?」と不安になりながらも、脳内では自動的に大量のアドレナリンが分泌されて身体は緊張状態になります。
ひょっとしたら猛獣が出てくるかもしれません。心臓はドキドキと脈打ち、体中に血液を送り届けます。猛獣が出てきた場合に、戦うにしろ逃げるにしろ、すぐに身体を動けるようにしておくためです。
実はパチンコもそれと似たような状態を作りだします。アドレナリンを分泌され、体中が極度の緊張状態になってしまうのです。
パチンコによるアドレナリンが身体に及ぼす影響
このアドレナリンが身体に及ぼす影響を3つ紹介します。
①心筋収縮力の上昇と心、肝、骨格筋の血管拡張
これは先ほども紹介しましたが、緊急事態に機敏に動くための準備です。
心臓がドキドキと脈打ち、全身の筋肉に張り巡らされた血管が拡張。闘争と逃走の準備を始めます。
②消化管運動低下
戦っている時、逃げる時、昼に食べたごはんを消化する必要はありませんよね。生きるか死ぬかですから。
消化器官は緊急事態には必要ありません。一時的に消化器系の活動を低下させ、筋肉などにエネルギーを使うために、アドレナリンによる消化管の運動低下が起こります。
③皮膚、粘膜の血管収縮
アドレナリンが分泌されると皮膚・粘膜の血管収縮が起こります。
これは多分ですが、戦って傷ついたとしても、皮膚の血管が収縮していれば出血量が制限されるからではないでしょうか。
このアドレナリンの血管収縮作用が、薄毛の原因になると言われています。
つまり、日常的にパチンコをしていて、アドレナリンが出まくっていると、頭皮の血管も収縮してしまい、毛根に栄養が行き届かなくなってしまうのです。
また、パチンコは大概は負けるようにできているので、凄まじいストレスを抱える事にもなります。
この精神的ストレスも、頭皮の血管を収縮させる作用があります。
パチンコは脳内でアドレナリンを分泌させ、アドレナリンが頭皮の血行を阻害する。
このような理由で「パチンコ依存症は薄毛の原因になる」というわけですね。
長時間座る”姿勢”も薄毛の原因に!
パチンコ依存症ともなると、もう開店前にパチンコ店に並んで、閉店までず~っと打ち続けるなんてこともザラにあります。
1日10時間以上も、ずっと座った姿勢で、球の流れを、そして電子パネルを見続けるわけです。
そうなるとどうなるか?
全身の筋肉が凝り固まり、血流が悪くなります。
いわゆる「エコノミークラス症候群」と似たような症状があらわれるでしょう。
その結果、激しい肩こりや腰痛に悩まされたりすることもありますし、頭皮の血流も悪くなり、抜け毛や薄毛の原因になります。
また、目を酷使するということも、薄毛リスクを高めます。
眼精疲労が慢性化すると、首筋の筋肉が凝り固まってしまい、頭皮への血流が悪くなってしまうのです。
長時間の座った姿勢。
何時間も連続で目を酷使する状況。
パチンコのやりすぎは薄毛や抜け毛のリスクを高めるのもわかりますね。
パチンコ依存症による薄毛を予防する方法
パチンコは適度にやるなら、ストレスの解消にもなるし、いいと思います。
熱くなり過ぎたら、少し席を離れて深呼吸する。
それだけでもリラックスになりますし、少しでも身体を動かせば滞った血流も改善します。
ですが止めたくても止めれないくらいハマってしまったら、それはパチンコ依存症。
一説には依存症は遺伝すると言われています。
親がパチンコ依存症だと、こどももパチンコ依存症になりやすい。
それは脳内物質「セロトニン」の分泌が関わってきます。
セロトニンは欲望や興奮を落ち着かせる作用があります。
もともと遺伝的にセロトニン分泌が少ない体質だと、自制心が希薄になり、パチンコの興奮や快感に負けてしまうのです。
その結果パチンコ依存症になってしまう。
もし、パチンコ通いが止められない、競馬や競輪に給料全部つぎ込んでしまう…そんな症状が現れた場合、ただ精神論で我慢しても改善されない場合があります。
パチンコ依存症の治療の為に心療内科へ相談に行くといいでしょう。
本格的なパチンコ依存症は、金があったらあるだけパチンコにつかってしまう。
友人知人に借金した挙句、高利貸しにも手を出す…。
育毛剤を買うお金もありません!!
もし自制心だけでパチンコへの欲求をコントロールできないとしたら、発毛クリニックよりも、まずはメンタルクリニックに行きましょう。