2017年1月29日に放送された「世界100か国健康インタビュー百聞!ザ・ワールド」では、世界100か国の人々に”薄毛対策”についてインタビューして、その効果について検証しました。
例えば日本は「ワカメを食べると髪の毛が生える」という話が有名ですが、世界各国にそれと同じような「髪の毛が生えてくる民間療法」が存在します。
番組で紹介された合計9種類の薄毛対策を紹介します。
世界各国の薄毛対策を合計8種類まとめて紹介!
イギリスの薄毛対策
☆帽子をかぶる!!
イギリスでは、帽子をかぶることが薄毛対策になるといわれているようです。
その理由は、風で髪が飛ばされてハゲるといわれているから。風で飛んで抜けてしまうようなら、帽子を被ろうが被らなかろうがいずれ抜けてしまうような気が…。
日本では「帽子をかぶるとハゲる」なんていわれていますが、きちんと頭皮を清潔にしていればほとんど問題はありません。むしろ、乾燥していたり、日差しが強い気候であれば、帽子をかぶっていた方が薄毛対策として効果的だと考えられます。
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スリランカの薄毛対策
☆熊の油を頭皮に塗ってマッサージする。
熊の油は熊の皮脂だけで作られた無添加のクリーム。スリランカでは一般的で、火傷や美容効果などのさまざまな効果があるといわれています。
アロエ・エキスも火傷や美容に効果があり、同時に育毛効果があることで知られています。似たようなものなのかもしれませんね。
カンボジアの薄毛対策
☆シャワーを水で行う。
お湯を使うと髪が抜けるといわれているので、シャワーは水で行うのが薄毛対策になるとのこと。
その理由は、家で飼っているニワトリの羽をむしるとき、お湯をかけると抜けやすくなるからだそうです…。
以前、タモリ倶楽部でカンボジアの人たちを集めて話を聞く企画があったのですが、その時も「お湯はハゲるので、シャワーは絶対水を使う!」と言っていました。カンボジア人が多くする街の床屋さんは水でシャワーをしなければならず、ちょっと困っているそうです。
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アメリカの薄毛対策
☆育毛ヘルメットを使う。
「うちのママが育毛ヘルメットを買ってたよ。見た目はすごく未来的な道具なんだけど…ちょっと怪しいよね」
番組では低出力レーザー育毛器のひとつである、育毛ヘルメットの「セラドーム」が紹介されていました。
低出力レーザーを使った薄毛対策は、アメリカではけっこう一般的なもの。セラドームは内蔵された低出力レーザーを頭皮に当てることで育毛効果があり、FDAでも許可されたれっきとした医療機器です。
ブラックマヨネーズの小杉氏も使っていたらしいです。
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ドイツやチュニジアの薄毛対策
☆そもそも薄毛対策しない!
「ドイツの男性は薄毛対策なんかしないわ。現実を受け入れてハゲてきたら全部剃るわ」
ドイツでは髪の毛が薄くなっても、何にもやらずにそのままとのこと。
また、チュニジアでも「ハゲは金持ち」というイメージがあるため、薄毛になっても何も対策しない。
このように「まったく薄毛対策をやらない」と答えた国が、100か国中30か国もあったそうです。
ネパール・トルコ・マケドニア・アラブ首長国連邦の薄毛対策
☆にんにくとオリーブオイルを使う
「にんにくだよ!薄毛になったらにんにくを頭に塗るんだ!」
アンケートを行った100か国中12の国で、「刻んだり潰したにんにくとオリーブオイルを混ぜて頭皮に塗布してマッサージすること」が薄毛対策に効果的といわれていた。
にんにく&オリーブオイルの育毛剤の作り方
①生のにんにくをすりおろし器ですりおろす。
②おろしにんにくをオリーブオイルと混ぜる
③頭皮に塗布して20分間マッサージ、その後シャワーで洗い流す
にんにくに含まれる「アリシン」という成分がもつ血行促進作用、オリーブオイルに含まれるビタミンEの血行を促進効果、これらの効果によって育毛効果が期待できるそうです。
ただし…頭皮がめっちゃ臭くなるし、刺激が強いので頭皮が荒れたりかぶれたりする可能性もあるので注意!
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エジプトやコロンビアの薄毛対策
☆動物に頭を舐めてもらう。
エジプトやコロンビアでは、ラクダや牛に薄毛になった頭皮を舐めさせるという薄毛対策が行われています。
動物の唾液に含まれているIGF-1が細胞の成長を活性化させる効果があり、それによって育毛効果を得られるという、以外にもれっきとした科学的根拠のある育毛法です。
IGF-1を頭皮に塗ると、毛母細胞を刺激して育毛効果が期待できます。
IGF-1は人間の唾液にも含まれていますが、自分の唾液を頭皮につけるのは不潔ですよね。
番組ではIGF-1をはじめとしたいろんな成長因子を直接頭皮に注射するという治療方法が紹介されていました。これは育毛クリニックで広く行われている「ハーグ療法」のことだと思われます。
日本ではラクダに舐めてもらったりするのは難しいので、育毛クリニックでハーグ療法を受けた方がいいでしょうね。
ベネズエラ・エジプト・ブルネイ・イタリアの薄毛対策
☆鮭(サーモン)を食べる。
日本で育毛効果のある食べ物といえばワカメなどの海藻類が思い浮かびます。ですが世界に目を向けると、育毛に効果のある食べ物として人気があるのがなんとサーモン。
アンケートを行った100か国中、10か国がサーモンに育毛効果があると答えています。
サーモンににはアスタキサンチンという成分が多く含まれています。アスタキサンチンは老化の原因である活性酸素を抑える抗酸化作用があり、これが薄毛予防につながるようです。
鮭で効果的に薄毛予防するには、ふたつのポイントがあります。
鮭は実は白身魚。その身を赤くしているのがアスタキサンチンなので、身の赤い鮭を選ぶとたくさんのアスタキサンチンが入っています。
また、アスタキサンチンは脂溶性なので料理中に流出してしまうともったいない。そこでアスタキサンチンを効率的に摂取するためにも、鮭に小麦粉をまぶして調理する”ソテー”がおすすめだそうです。
まとめ
それにしても、世界にはいろんな薄毛対策の民間療法があるのですね。
いい加減なものばかりかと思いきや、なんらかの科学的な根拠がありそうな薄毛対策ばかりなのではないでしょうか。
昔からの言い伝えや民間療法は、長年の経験から導き出されたものです。最新の育毛法と引けを取らない効果があるのかもしれませんね。