「育毛剤を定期購入したつもりがないのに、毎月送られてくる!解約にも応じてくれない!」
「育毛剤を使ったら皮膚が赤く湿疹がでてしまった!」
「育毛クリニックに無料相談に行ったら、無理やり高額の契約をさせられた!」
「育毛サプリメントを飲み始めてから下痢が続いている!」
そういった、育毛剤や育毛サプリメントに関するトラブルに見舞われた場合、どうすばいいのでしょうか?
ほとんどの育毛サービスは誠実にやっていると思いますが、中には悪質がものもあるでしょう。
万が一のために、トラブルに見舞われた場合の対処法を知っておくのは大切です。
育毛剤などの育毛関係のサービスでトラブルにあった場合の連絡先は?
まず最初に結論を。
育毛関係のサービスで詐欺的な行為をされたり、健康被害があらわれた場合の相談先は「国民生活センター」がオススメです。
消費生活センター等では、商品やサービスなど消費生活全般に関する苦情や問合せなど、消費者からの相談を専門の相談員が受け付け、公正な立場で処理にあたっています。
参照元:独立行政法人消費者センター
連絡先の電話番号は局番なしの188(いやや!)です。
消費生活センターは全国に800か所以上あり、188に電話すれば、住んでいる地域の消費生活相談窓口まで案内してくれます。
受付している日時は地域によって違い、土日祝日も開いている地域もあります。
もし少しでも相談したいことがあれば、気軽に電話してみましょう。
「髪が生えない!!」という相談もいいの?
育毛関係の苦情やトラブルといえば、やっぱり「高い育毛剤を買って使ったのに、ぜんぜん髪が生えないじゃないか!!」というケースが多いでしょう。
ですが、こういった効果・効能に関する相談は、国民生活センターはあまり受け付けてくれません。
受け付けてくれるのは「契約に関するトラブル」や「サービスによる事故」(健康被害)といった内容がメイン。
「定期契約が自動的に継続されていた」
「育毛剤を使ったら気分が悪くなった」
「自分ではしたおぼえのない契約をさせられた」
などなど。
育毛剤の効果については判断が難しいため、「育毛剤を使っても意味がなかった!」という相談は受け付けてくれないかもしれません。(もちろん完全に受け付けてくれないわけではなく、悪質であれば相談に乗ってくれると思います)
なんらかの健康被害があらわれた場合は、すぐにその使用を中止して病院に行きましょう。
購入の中止やトラブルの交渉に医師の”診断書”が必要な場合もあります。
自分の健康のためにも、ちゃんと病院に行くのが大切ですね。
ネット広告には注意しよう!
近年、育毛剤に限らず、ネットで購入した商品が定期購入であることに気づかずにトラブルに発展するケースが多発しています。
「初回限定で500円!」
「初回半額!!!」
なんてお得な文言につられて買ってみると…自動的に定期購入コースの申し込んだことに!!
自動的に毎月1万円もする育毛剤が送られてきたとしたら、6カ月で5~6万円くらいになってしまいます。
けっこう痛い出費ですよね。
「こんな契約したおぼえないよ!」
と業者に連絡しても、「育毛剤は最低3か月は使わないと…」なんていわれて解約を拒否されたり、「ちゃんと購入する画面に注意事項が記載されているじゃありませんか。クーリングオフもできませんし、6カ月間は解約できませんよ」なんていわれちゃう。
確認してみると、確かに小さな文字で定期購入コースの説明が…。
ここで多くの方が「ああ、自分の確認不足だったか。しょうがないな…」と泣き寝入りしてしまいます。
「6か月くらいいか…」
「高い勉強代だったけど、次は気をつけよう…」
なんて。
悪質な業者だと、解約には電話連絡が必要で、しかも電話しても中々繋がらないところもあります。
ネット販売に”押し売り”はなく、必ず”自分の判断”で購入手続きを行う必要があります。
そのため、ネット通販には特定商取引のクーリングオフ制度は適用されません。
ですが、業者が解約・返品等の条件を明示していない場合は、商品到着から8日以内であれば返品できるようになっています。(返品送料は自分負担になります)
もし商品到着から8日を過ぎた場合でも、状況によっては「解約交渉」を行うことが可能です。
解約交渉を行う場合も、まずは国民生活センターに相談してみるのがいいでしょう。
とにかくトラブルや困ったことがあったら、早めに連絡してみるのが大切ですね。
まとめ
もし育毛剤や育毛サプリメントを使って健康被害があらわれたり、契約上のトラブルが発生した場合は、早めに国民生活センターで相談しましょう。
AGAクリニックや増毛、植毛サービス、育毛サロンなどでのトラブルも同様です。
とくに育毛関係は費用が高額になる場合もあるので、泣き寝入りせずにしっかりと対応するのがオススメ。
近年はネットやSNSの普及で悪い噂はすぐに広がります。
なので普通に人気のある育毛剤や、大企業が提供しているサービスであれば、よほどのことがない限り相談者に対してそれなりの対応をしてくれると思います。
相談先は局番なしの188(いやや!)です。
もしもの時のために、おぼえておいた方がいいですね。