1年を通して一番抜け毛が多い月は、9月~10月です。
逆に一番抜け毛が少ないのは、3月~4月。
抜け毛の量の差は2倍以上といわれています。
では、なぜ月によってこれほど抜け毛の量に差があるのでしょうか?
考えられる2つの理由と、オススメの抜け毛対策を紹介します。
9月~10月に抜け毛が増える2つの理由
秋口である9月~10月に抜け毛が増える理由のひとつは、頭皮への夏のダメージが目に見えて表れるから。
夏は1年を通してもっとも紫外線が強い時期。
そして頭皮は紫外線の影響を最も強く受ける部位でもあります。
もし夏に大量の紫外線を浴びてしまった場合、数か月経過してからそのダメージが表れる可能性があります。
また、夏バテによる食欲不振や栄養不足、体調不良の影響が出ているケースも考えられますね。
もうひとつの理由は、秋口がもともと”抜け毛の季節”であるから。
犬や猫を飼っている人ならわかると思いますが、犬や猫は春と秋に換毛期があり、体毛がすごく抜けます。(換毛期がない種もあります)
鳥にも季節によって”換羽期”があり、羽が抜けまくる時期があります。
同じように人間にも体毛が抜ける時期があると考えられます。
人間は春にはそれほど激しく脱毛しないので、換毛期は秋口の9月~10月ということなんですね。
この時期にシャンプーすると、髪の毛に黒々とした髪が絡みついていて、「すごく抜けてる…やばい!!」と思うかもしれません。
ですが、その脱毛は自然現象のひとつとと捉えることができます。
抜け毛が人間の換毛期によるものなのか、それとも薄毛の進行が原因なのかを見分けるには、抜け毛の太さを確認します。
換毛期であれば、成長している太くてしっかりとした髪の毛が抜けます。太い髪の毛が抜けるので、一見大量に抜けたような気がしますが、抜けるべくして抜けた髪の毛なのでそれほど心配する必要はありません。
危険なのは、細くてコシのない髪の毛が抜けているとき。
成長しきれていない状態で抜けるってことは、ヘアサイクルが乱れている証拠です。その場合は、頭皮マッサージや育毛剤を使うなどして頭皮の血行を促進促進させるなど、適切な対応をした方がいいでしょう。
9月~10月の抜け毛対策
では、9月~10月の抜け毛が多い時期の抜け毛対策を紹介します。
この時期の抜け毛は夏の紫外線も原因のひとつというのは、先ほど説明しました。
「夏の紫外線の影響ならもう諦めるしかないか…」なんて思うのは早計です。夏が過ぎてしまったとしても、紫外線対策をするのに遅いということはありません。
外出して紫外線を浴びそうなときは、日傘をさしたり帽子を被ったりして、しっかりと紫外線対策をしましょう。
また、抜け毛が多い時期だからこそ、しっかりと睡眠をとったり、しっかりと栄養を摂取したり、頭皮マッサージや育毛剤を使うのも大切です。
この時期にしっかりとケアしておけば、抜けた後に生えてくる髪の毛も元気になるはず。逆にこの時期に頭皮ケアを怠ると、薄毛の原因になってしまうかもしれません。
シャンプーのときに凄くごっそりと髪の毛が抜けるからといって、シャンプーの頻度を下げたりするのはNGです。薄毛予防のために、頭皮は常に清潔を保ちましょう。
シャンプーしたくらいで抜ける髪の毛は、遅かれ早かれ抜けます。たとえシャンプーをしていなくても、普通に生活をしているだけでどんどん脱毛していくでしょう。
9月、10月、11月くらいは髪の毛が抜ける時期と割り切って、あまり気にしないことが大切です。
気にしすぎてストレスを感じたら、それが抜け毛の原因になっちゃうかもしれません。
というわけで、この時期の抜け毛対策をまとめます。
①抜け毛はしょうがないので、あまり気にし過ぎない。
②頭皮を清潔に保ち、紫外線対策も行う。
③頭皮マッサージや育毛剤で血行を促進させるなどの頭皮ケアを怠らない。
抜けてしまった髪の毛はしょうがないにしても、次に生えてくる新しい髪の毛を太く抜けにくいものにするため、9月~10月の頭皮ケアは重要なのではないでしょうか。