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NHKで紹介された薄毛対策!髪を太くする食べ物や飲み物、毛乳頭を大きくする効果のある栄養素とは?

2017年9月8日

2017年にNHKのBSプレミアムで放送された「美と若さの新常識」というテレビ番組で、髪の毛がやせ細っていく原因と、髪の毛を太くする方法が紹介されていました。

 

髪が細くなっていくのは薄毛や抜け毛のサイン。

この薄毛の初期にあらわれる症状を、「髪の毛のミニチュア化」と呼びます。

ミニチュア化っていうのは、髪の毛が細く、フニャフニャした質感に変化していくこと。

 

もし髪の毛を太くしっかりとした状態に維持できれば、抜けずらい髪質になり薄毛の予防にもなるでしょう。

というわけで、番組で紹介された、髪の毛を太くする効果のある食べ物と飲み物を紹介します。

なぜ、髪は細くなっていくのか?

男性であれ、女性であれ、年齢を重ねるごとに髪の質は変化していきます。

たとえ薄毛に悩んでいなくても、加齢と共にトップのボリュームがなくなってきたり、髪に”ハリ”や”コシ”がなくなってきているのを実感している人も多いでしょう。

その原因は、髪の毛が細くなってきているから。

髪の毛が細くなると、スタイリングしにくくなるし、薄毛や脱毛の原因にもなります。

 

では、なぜ髪の毛は細くなるのでしょうか?

その原因は、髪の毛を作り出す毛根部分にあります。

毛根には毛乳頭という髪の毛を作る司令塔があります。

毛乳頭のまわりには毛母細胞があり、毛乳頭の指令を受けて細胞分裂を繰り返し、髪の毛を作り出します。

 

実はこの毛乳頭の大きさが、髪の毛の太さと直接的に関係があることがわかりました。

髪の毛が細くなるってことは、毛乳頭が小さくなっていること。

髪の毛が太くなるってことは、毛乳頭が大きくなるってこと。

髪の毛の太さ、細さは、毛乳頭の大きさに左右されるのです。

 

毛乳頭は加齢によって小さくなったり、栄養不足によっても小さくなっていきます。

毛乳頭を大きく保つことが、太くて抜けにくい、ハリのある髪の毛を維持するために一番大切なんですね。

では、どうしたら小さくなってしまった毛乳頭を大きくすることができるのでしょうか?

毛乳頭を大きくして髪を太くする食べ物は?

細い髪の毛を太くするためのキーとなるのが「コラーゲン」です。

コラーゲンはたんぱく質の一種で、肉や魚などのたんぱく質豊富な食べ物に多く含まれています。

 

横浜労災病院皮膚科の齋藤医師は、コラーゲンが配合された健康食品やコラーゲン飲料を飲むとお肌がツルツルになるという話を聞き、「コラーゲンは髪の毛にも良い影響を与えるのではないか?」と着想を得て研究を始めました。

 

実は育毛と美肌というのは共通点がとても多く、美肌に良いとされるものは、ほとんどが頭皮にも効果的で、育毛にも良い影響を与えます。

齋藤医師のチームは平均年齢35歳の女性32人に、8週間コラーゲン飲料を摂取してもらい、髪の毛の変化について調査しました。

 

その結果、コラーゲン飲料を飲み続けたグループは、毛乳頭が大きくなり、髪の毛も太くなっていったのです。

 

一般的に、髪の毛は生え始めは産毛のように細いのですが、伸びるにつれて太くしっかりとした髪質に変化していきます。

毛乳頭が小さいと、生え始めの細い髪質のまま伸びていってしまうのですが、コラーゲン飲料を飲んでいたグループは、髪が伸びていくにつれて飲んでいないグループよりも髪の太さが1.5倍にもなったのです。

この実験は「コラーゲンペプチド含有食品摂取による毛髪への影響に関する検討」という論文にまとめられ、発表されました。

 

ですが、なぜコラーゲン飲料を飲んで髪の毛が太くなったのか、そのシステムについては明確にはわかっていません。

コラーゲンが肌に良いなんて話もありますが、「コラーゲンを食べても胃や腸で消化されるから、美肌効果なんて得られない!」なんて反対意見もあります。

これはある意味正しくて、一般的にコラーゲンを食べると腸で分解されて吸収されます。

ですが最新の研究で、コラーゲン飲料に含まれていたコラーゲンペプチドには、腸で分解されずに、血液に入ってそのままの形で身体の隅々に届くものがあることがわかりました。

消化されずに残ったコラーゲンの一部が、毛根部分に届いたのではないかといわれています。

 

毛乳頭のまわりにはコラーゲンが存在しています。このコラーゲンが加齢と共に減少すると、毛乳頭が小さくなってしまい、髪の毛も細くなってしまいます。

毛乳頭を大きくするにはコラーゲンが大事。

それをコラーゲン飲料が補ったのではないかと考えられています。

 

また、番組では髪の毛を太くするためのオススメの食事も紹介されていました。

肉類・魚類・大豆製品などのたんぱく質、レバー・ほうれん草に含まれる鉄分、牛レバー・干しエビなどに多いなどの栄養素が、髪の毛を太くするために大事だそうです。

髪の毛を太くする食べ物・飲み物まとめ

髪の毛が細くなっていくのは、毛根の奥にある毛乳頭が小さくなっているから。

小さくなった毛乳頭を大きくするには、しっかりと質の良い栄養を摂取するのが大切。

具体的には、良質のたんぱく質や鉄分に銅、そしてコラーゲン。

 

特に大切なのはコラーゲンペプチドです。

コラーゲンは分子が大きくて消化吸収しにくいのですが、コラーゲンペプチドは分子が細かくなっていて体内に吸収されやすく加工されています。

先ほど紹介した実験でも、使われたのはコラーゲンペプチドのドリンクです。

 

肉や魚などを食べるのも大切ですが、細い髪の毛をしっかりと太くしたいのならペプチド化されたコラーゲンを摂取するのが大切になってきます。

ゼラチン質の豊富な豚足を食べるよりも、効果的に頭皮にコラーゲンが届くでしょう。

 

では、どうすればコラーゲンペプチドを効率よく摂取できるのか?

残念ながら、肉や魚に含まれるコラーゲンはペプチド化されていません。

もちろんコラーゲンは含まれていますが、消化器官で細かく分解する必要があるので消化吸収効率は低いでしょう。

 

ですが実験で使われたようなコラーゲンペプチドドリンクは普通に市販されています。

市販されているコラーゲンペプチドドリンクは美肌にアンチエイジングのために飲んでほしいと宣伝していますが、髪の毛が細くなるのを防ぐのにも有効。

 

実験と同じように8週間毎日コラーゲンペプチドドリンクを飲み続ければ、毛乳頭が大きくなり、髪の毛も太くしっかりと生えてくるかもしれませんね。

 

コラーゲンペプチド・ドリンクはAmazonなどでも販売しています。

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