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頭皮の痒みを引き起こす5つの原因と抜け毛を予防する方法

2015年7月22日

慢性的な頭皮の痒みは、抜け毛や薄毛のリスクを上げてしまいます。

「ちゃんとシャンプーしてるのに頭が痒いよ~!」

そんな方のために頭皮の痒みの原因と、それを改善して抜け毛を予防する方法を紹介します。

 

頭皮の痒みは頭皮環境が悪化している証拠。

薄毛が進行する前に、適切に対処しましょう!!

頭皮の痒み、その原因と対策

まずは頭皮が痒くなる原因を紹介します。

  • 不潔な頭皮環境
  • 頭皮が乾燥している
  • シャンプーのやり方が間違っている
  • ふけ(脂漏性皮膚炎)
  • 何らかのアレルギー反応

これらが頭皮の痒みの主な原因です。(まれに乾癬や頭皮白癬などの皮膚病が原因の場合もあります)

頭皮が痒くなる原因はさまざまですが、痒いからといってガリガリと頭皮をかいていたら薄毛や抜け毛の原因になります。

頭皮をかくと表皮が荒れてしまい、毛根へのダメージともなってしまうでしょう。

 

頭皮の痒みの原因とその対象法について、順番に説明したいと思います。

不潔な頭皮環境

特に夏場はたくさんの汗をかきます。

これをそのままにしておいたら、頭皮に雑菌が繁殖してしまいます。雑菌は炎症や痒みといった頭皮トラブルの原因になるので注意が必要です。

また、人は普通に生活していても、少しずつ皮脂が分泌されるもの。

何日も洗髪していないと、髪や頭皮が油でベトベトになります。これじゃあ頭が痒くなって当然ですね。

 

不潔な頭皮環境が原因で頭が痒いとしたら、毎日しっかりとシャンプーして頭皮を清潔に保つことが基本。

さらに抗炎症作用のある育毛剤や育毛トニックを使うのも有効です。

頭皮が乾燥する原因と対策

頭皮の痒みの原因で、もっとも多いのが”乾燥”です。

冬になったら頭が痒くなってきた場合、空気の乾燥が原因かもしれません。

若いころはそんなことなかったのに、中年期以降に頭皮がかゆくなってきたとしたら、加齢によって頭皮の保湿機能が低下した可能性も考えられます。

もちろん、ドライヤーで乾かし過ぎでいることもその原因になります。

これらに当てはまらなくても、頭皮の血流不良が乾燥や痒みの原因になることもあります。

頭皮の乾燥対策

①育毛剤を使う

多くの育毛剤には保湿成分や血行促進の効果があり、頭皮環境を整え、乾燥から守ってくれます。

②頭皮マッサージをする

痒い場合はガリガリとかくよりも頭皮マッサージが有効。

痒みをすぐに消すことはできないかもしれませんが、頭皮の血行促進が促進されますし、頭皮に分泌された”皮脂”を全体に広げて乾燥を予防してくれます。

③乾燥を防ぐ食べ物

頭皮の乾燥を予防するためにも、肌の代謝を促進するビタミンAやCを積極的に食べましょう。

たんぱく質や脂質も、皮脂の分泌を促し、頭皮を乾燥から守ってくれます。

痒みを抑えるシャンプーのやり方

頭を清潔に保つ洗髪も、やり方が間違っていれば逆効果。頭が痒くなる原因になります。

頭皮の痒みを抑えるためのポイントを紹介します。

シャンプーでは皮脂を落とし過ぎない

シャンプーで念入りに洗いすぎて、頭皮にとって大切な皮脂を落としすぎてしまうと、頭皮の乾燥や痒みを引き起こします。

皮脂は頭皮を守るバリア機能を持っており、根こそぎ除去してしまうと紫外線やゴミなどの刺激によって頭皮がダメージをうけ、痒みを引き起こす場合があります。

また、シャンプーで頭皮の皮脂が全くなくなってしまった場合には、人間の防御反応として過剰に皮脂が分泌されるようになります。過剰な皮脂もまた痒みの原因になってしまうでしょう。

 

熱湯を使ってシャンプーすると、皮脂を落とし過ぎてしまいます。なるべく適温のぬるま湯を使って洗髪するのがオススメです。

また、アルカリ性の洗浄力の強いシャンプーを使っている場合も、皮脂がゴッソリなくなってしまい、頭皮の乾燥や痒みを引き起こします。(頭皮は弱アルカリ性です)

界面活性剤の入っていない頭皮に優しいスカルプシャンプーで、やさしく洗いましょう。

シャンプーですすぎをおろそかにしている。

洗髪において実は洗う事よりも、その後のすすぎの方が重要になってきます。このすすぎをおろそかにすると、頭皮にシャンプーやリンスが残ってしまい、痒みや炎症の原因になります。

シャンプーが泡立たないからと言って大量に使っていないでしょうか?

適量を守らないと、すすいでも頭皮に残ってしまう場合があります。

シャンプーと同じ時間、もしくはそれ以上の時間をすすぎにかけて、すすぎ残しがないようにしましょう。

 

これらの原因以外にもストレスや、使用しているシャンプーが自分に合っていないといった可能性も考えられます。正しくシャンプーを行っても痒みが取れないようでしたら、違うシャンプーを使ってみましょう。

実際私も、試供品でもらったシャンプーを試してみたら、肌に合わなかったせいか頭皮が痒くなったことがあります。

自分に合ったシャンプーを見つけるのも、頭皮の痒み対策には有効ですね。

多量のフケと痒みが併発している場合

しっかりと洗髪してもたくさんのフケがでる、しかも頭皮も痒い!!

そんな場合は、脂漏性皮膚炎の可能性が考えられます。

脂漏性皮膚炎はとうひにマラセチアという真菌が繁殖して発症する皮膚炎のひとつで、頭皮に赤い炎症や痒みがあらわれ、多量のフケも発生します。

対策は症状が軽度であれば、脂漏性皮膚炎のためのシャンプーを使って頭皮を清潔に保つことで症状が軽減されます。

もし症状が重く、激しいかゆみを伴う場合は、皮膚科を受診してステロイド外用薬や抗真菌薬を使って治療します。

脂漏性皮膚炎のためのシャンプー「カダソン」の効果と副作用について

頭皮のアレルギー反応を引き起こす商品

頭皮の激しい痒み、その原因が何らかのアレルギー反応の可能性もあります。

頭皮にアレルギー反応が起きると、肌が赤くなったり、激しい痒みを感じることがあります。

かいてもかいても痒みが引かないのも、アレルギー反応による痒みの特徴です。

 

頭皮にアレルギー反応を引き起こす要因がこちら。

  • 髪を染める際に使われる薬剤
  • 整髪料
  • 育毛剤や育毛トニック
  • 新しく買ったシャンプー

特にヘアカラーや白髪染めに使われる薬剤は刺激が強く、頭皮の痒みの原因になりやすいでしょう。

もし思い当たることがあるのなら、まずは原因と考えられる商品を使うことを止めます。

それで症状が改善したのならアレルギーの原因となった商品は使用を控え、もっと低刺激で敏感肌用の商品を使うようにしましょう。

症状が重い場合は、皮膚科を受診して専門医に相談する必要がありますね。

頭の痒み対策まとめ

頭の痒みの原因は様々ありますが、それを解決する一番シンプルな方法は、シャンプーをちゃんと正しいやり方で行うと言うものです。

また、育毛剤を頭皮に塗布することも、痒みを取り除く対策のひとつになります。

 

どうしても痒い場合は、指の腹で頭皮をグリグリ動かしてマッサージしてください。

間違っても、爪を立ててガリガリと掻かないでください。頭皮を傷つけて薄毛の原因になります。

クシを使ってやさしくとかすのも有効ですが、痒いと力を入れ過ぎてしまいがちですので、意識してやさしくとかしましょう。

クシの素材もプラスチック製の硬いモノではなく、木製やクッション性のあるものを使うのがいいですね。

 

頭の痒みが続く場合は薄毛への危険信号と心得て、ハゲる前に何らかの手を打ちましょう!

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