育毛対策

増毛と植毛の大きな違いとは?費用はどれくらい違うの??

2017年3月13日

増毛と植毛の違いってわかりますでしょうか?

どちらも薄毛治療法のひとつですが、やり方がまったく違います。

増毛と植毛の違いや、メリット・デメリット、そして一番気になる費用の違いについて簡単に説明します。

植毛の特徴と費用

まずは植毛につて説明します。

植毛は髪の毛を頭皮に”植える”ことで髪を増やします。

人工的な髪の毛を直接頭皮に埋め込む「人口毛植毛」と、髪の毛が生えている部位から毛根を移植する「自毛植毛」の2種類があります。ただし人口毛植毛は肌が荒れたり副作用が多いため、現在はほとんど行われていません。

つまり、現在の植毛といえば、「自毛植毛」のことを指します。

 

男性のAGA(男性型脱毛症)は前頭部や頭頂部が薄くなっていき、側頭部や後頭部は脱毛しないという特徴を持っています。後頭部の目立たない部位から、生きた毛根をハゲている部位に移植するのが自毛植毛。自分の細胞を移植するので、副作用の心配もありません。

それに一度移植すれば、そこから髪の毛が生え続けるので、特別なメンテナンスなども不要です。

 

自毛植毛の手術といっても、日進月歩で新しくなっていて、たくさんの種類があります。今では局所麻酔で日帰りでも大丈夫なようになっています。

手術時間は症状や手術方法によってかわるけれど、だいたい5~7時間が目安です。

 

ただし、女性の場合はあまりオススメできないかもしれません。女性の薄毛はまだらに抜けることが多く、自毛植毛に向いていないからです。それに、女性ホルモンの豊富な女性は、その他の薄毛治療で発毛する可能性もあります。

女性で自毛植毛を希望している場合は、育毛クリニックの医師によく相談してからの方が良いでしょう。

自毛植毛の費用

先ほども説明したように、自毛植毛は自分の毛根を移植する手術を行います。

手術費用は基本料金+移植する毛根の数できまります。

毛根は「1株」あるいは「1グラフト」と数えます。

移植の費用は1グラフトあたり、大よそ1,000~2,000円程度になります。

自毛植毛の基本料金が20万円で、1グラフトあたり1,000円かかる育毛クリニックで、毛根を500グラフト移植したい場合は20万+(1,000円×500)=70万円という計算になります。

ちなみに健康な毛根からは2~3本の髪の毛が生えてきます。もし500グラフト移植した場合は、1,000~1,500本くらい髪の毛が生えてくるということになりますね。

増毛の特徴と費用

増毛は”植毛することなく”髪を増やす技術です。

増毛といえばアデランスやアートネイチャーが有名ですが、どちらも生えている髪の毛に人口毛を結び付けることで増毛しています。

植毛のように手術は必要ないので、痛みもなく安全に髪の毛を増やすことが出来ます。

自毛植毛は不可逆的で、一度手術を行うと、たとえ仕上がりが気に食わなかったとしてもやり直しが効きません。ですが増毛であれば、何度でもやり直しがきくし、薄毛の進行度合いによっても仕上がりが変わってきます。加齢とともにどんどん増毛の量を減らす、なんてこともできるでしょう。

大きなデメリットは、維持費がかかるということです。

自分の髪の毛に人口毛を結わえているので、髪が伸びてくると、それに合わせて人口毛も上に移動してしまいます。そのため、定期的にメンテナンスが必要となるのです。

月に一度はクリニックに通わなくてはならないので、そこらへんも面倒かもしれませんね。

増毛の費用

増毛のサービスを行っている会社はたくさんありますが、もっとも大手のアデランスの料金体系を見てみましょう。

ピンポイント増毛バイタルEX・NEOの料金は、1パッケージ1,500本で129,600円からになります

継続したメンテナンスが必要になりますが、アデランスヘアクラブに入会することで割安になります。アデランスヘアクラブの料金には、増毛の点検・メンテナンス費用がすべて含まれています。

アデランス ヘアクラブ 料金体系

作成サイズ25~200cm2201~380cm2381~529cm2
初年度年間(1ヶ月あたり) 171,720円 (15,220円)206,280円 (18,283円)228,960円 (20,293円)
初期費用(2年目) 166,320円199,800円221,400円

ヘアパーフェクト

植毛と増毛の違いまとめ

植毛は一度毛根を移植してしまえば、メンテナンスの必要がありません。移植の範囲によっては高額の手術料金がかかる場合がありますが、長期的に見れば割安になるでしょう。

ただし、一度移植してしまうとやり直しは効きません。移植後に薄毛が進行した場合、周りは薄くなっているのに移植した部分はだけは不自然に髪が生えている、なんてことにもなりかねません。10年後、20年後を想定して自毛植毛を行う必要があります。

優れた医師であれば、そこまで想定して手術を行ってくれるでしょう。手術前によく医師と話し合うことが重要ですし、ちゃんと対応してくれる育毛クリニックを選ぶ事が大切です。

 

増毛は毎月のメンテナンスが必要なので、長期的には割高になります。

ただし、何度でもやり直しがきくし、いろんな髪型が楽しめると思います。

資金と時間に余裕がある人にオススメですね。

 

植毛も増毛もどちらにも一長一短があります。

自分自身の薄毛状況や資金、住んでいる地域の近くにある施設などで最適な回答は変わってくるでしょう。

それぞれの違いを理解し、それぞれの施設でよく相談のうえで行うのが良いと思います。

 

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